見出し画像

ワーママの私が「当たり前」を手放して、気づいたこと

みなさんは、「これは当たり前だ」と思っていることは、ありますか?
私には、たくさんありました。

例えば……
企業で正社員として働くことは、「当たり前」、
子育てと仕事を両立することは、「当たり前」、
子供に手作りごはんを作ることは、「当たり前」、
健康面を考えて、一汁一菜を作ることは、「当たり前」、
育休中は、掃除を毎日することは、「当たり前」。

書き出してみると、たくさんの「当たり前」に囲まれて生活してきました。
「当たり前」が多いと、疲れて「当たり前」だな、とも思うようになりました。

■原因不明の発疹

昨年の夏、発疹が全身にできました。
皮膚科に通って、強力なステロイドを塗っても、一向に治らず。
大学病院で、発疹の細胞を採取する精密検査をしても、原因は不明。
特効薬や治療法がなく、自然治癒力に頼るしかない、という診断でした。

どうやって、自然治癒力を高めるか。
心の疲れをまずは取り除こうとしました。

■心が疲れていた理由

その当時、小さい子どもたちを連れて、引っ越しをした直後でした。
子どもは新しい環境で、癇癪を起こすことがありました。
でも、平日はワンオペ育児。
私一人で対応しなくてはなりません。
誰かに話しを聞いてもらいたい。
でも、知り合いや話し相手は、いません。
気持ちの発散場所がなく、心が疲れていました。

■心を元気にする方法

心を元気にするべく、2つのことに取り組んでみました。

1,「必要性の低い家事」で、「できた!」を実感

私は、炊事・洗濯など、ルーティーンとされている家事が「嫌い」です。
それでも、主婦なら、「家事はできて当然」と思っていました。
「嫌い」なことなのに、「できて当然」と考えている、このギャップに疲れていました。

そこで、「家事」を「必要性は高いか、低いか」で分けてみました。

今やらないと困る「必要性の高い家事」は、「できて当たり前」。
今やらなくても困らない「必要性の低い家事」は、「しなくても良い」こと。

「必要性の低い家事」をすると、嬉しい発見がありました。
必要性が低いのに、わざわざ家事をしたので、「できた!」という達成感が持てるのです。

考えてみると、家事の大半は「必要性が低い」もの。

食器洗いだって、毎回食事が終わるたびに洗わなくても、困りません。
掃除機だって、毎日かけなくても、困りません。

家事をすることで、私の生活には「できた!」が溢れるようになりました。

面倒に思えていた日常の家事も、楽しくなってきました。
だって、普段の家事からでも、達成感を持てるから。

2、キャリアの思い込みを疑う

今後の自分のキャリアをどうするか、悩んでいる時期でもありました。
自分のキャリアを整理して、あることに気づいたのです。
今の会社で働くことを前提にして、悩んでいたのです。

そもそも今の会社で働き続けることは、当たり前なのか?
会社員として、働き続けることは当たり前なのか?
フリーランスという働き方でも良いのでは?

「会社員であるべき」という、勝手な思い込み。
この思い込みが、自分を締め付けていたのです。

思い込みに気づいて、新たな気持ちでキャリアを考え直しました。
その結果、フリーランスで働けるライターの道を見つけました。
会社員を続けながら勉強中です。

■最後に

思い込みに開放されて、以前よりも心が軽くなりました。
原因不明だった発疹は、少しずつ良くなっています。
勝手な思い込みが、体に発疹を作るほどのストレスになっていたのだと、身をもって知りました。

個人個人で「当たり前」だと考えていることがあるかと思います。
あなたには、どんな「当たり前」がありますか?
もしかたら、その「当たり前」をとらえなおすと、気持ちが楽になれるかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?