いちばん素晴らしい歌、とは?

Aimerさんのプロデュースをしている玉井健二さんがこんな事を言っています。

〝いちばん素晴らしい歌っていうのは、実は「歌が上手いね」って言われない歌だったりする。技術とは違うところの良さがあるんです〟

私も含めて、皆さんもいま現在聴いている曲の中で、歌唱力ではないところで「好き」や「いいな」と感じて聴いている曲がありませんか。

では、その曲にはどんな魅力があるのでしょうか。

サビが好き、イントロが好き、歌詞が好き、フレーズが好き、歌手が好き。

色々な要素があると思いますが、たぶん言葉ではうまく説明できない事の方が多いのではないかと思います。

それを私は「フィット感」と読んでいます。

そしてフィット感は2つあり、それが「なぜか好き」に含まれていると私は感じています。

1つ目は、自分の感性とのフィット感。

突き刺さったような感覚で、「うわぁ~これ良い~」と思った時です。

2つ目は、その歌のフィット感。

歌声や歌詞、そして表現力と歌っている人。

この組み合わせが最高、という感覚です。

いずれも、みなさんの繊細な感受性が刺激され、「良い!」や「好き」という感覚が生まれているのではないでしょうか。

私は、シンガーとしてその領域に達する事ができれば、本物だなぁと思う訳です。

Aimerさんは魅力的な声も、素晴らしい歌唱力も技術もある訳で、更にそれを超えた要素も持っている。

令和を代表する本物の歌姫と言える気がします。

そして、玉井さんは更にこう続けます。

〝素晴らしい声で素晴らしい歌を歌う、しかも、それを自分でちゃんと作っていける人が、僕はいちばん優れていると思っているんです〟

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