見出し画像

ニュージーランド戦を終えた段階で日本代表に選ばれるのは?

日本よりランキングが上で、かつユーロ基準のサイズを持つニュージーランド戦を経て選考が進むのかと思えば、より訳の分からなくなった様に感じるホーバスの起用方だった。選手らの日本代表にかける熱い思いからくるもので、大変嬉しい悩みなんだけれども。


選手のタイプ分け、選手の特徴、効果的な組み合わせ、それに伴う最終的な選手選考を考えていこう。


まずは選手のタイプを分けていこう

ボールを持ってクリエイトするハンドラータイプ

167cm 富樫 PG
172cm 河村 PG
190cm 西田 SG/PG
191cm 比江島 SG/PG

パスを貰って自分のショットで終わるフィニッシャータイプ

188cm 富永 SG
190cm 須田 SG
187cm 原  SG/SF
195cm 馬場 SF/SG
196cm 金近 SF
196cm 吉井 SF/PF
201cm 井上 PF
204cm 川真田 C
207cm ヒュー C

フィニッシャーだけど中継役も担えるタイプ

206cm 渡邊 PF/SF
208cm ホーキンソン C/PF

ニュージーランドのヤツェルやイランのカゼミが正にこのタイプ

そして韓国・ニュージーランド戦では中継役を担えるワタナビとホーキンソンがいなかった。ディフェンス強度の上がったニュージーランドの2戦目、慢性的なオフェンスの停滞感。選考中もあって様々なラインナップを試したせいもあるが、チーム全体のクリエイト不足を感じさせる内容だった。
どの時間帯も1ハンドラー4フィニッシャー。NBAですら最低2ハンドラーで回している。ハードショウにも対応できておらず、ハンドラーの負担が大きい試合だった。
韓国戦までの対戦相手はディフェンスのインテンシティが低く、参考材料としては弱い。途中ホーキンソン・ヒューの加入もあって、アジアカップでのオフボールスクリーン主体オフェンスからオンボールピックが増え、須田や井上らの3Pで生き残ってきた選手達が影を潜めた事も混沌に拍車をかける。

韓国・ニュージーランド戦にワタナビ・ホーキンソンがいたらよりスムーズに選考が進んだと思うが、選手達のステップアップに多大な影響を及ぼしたので良しとしよう。

それでは最終選考アンゴラ戦を前に選手の特徴を整理しておこう。


この記事のミソとしては「効果的な組み合わせから最終的な選考は誰になるか」なので、選手の特徴は分かっているよという人は飛ばしちゃっても構わないよ。富永編だけは見て欲しい


選手の特徴 ハンドラー編


富樫勇樹

オフェンス:最大の武器はセンターとの2メンからのプルアップ3P。基本的にセンターとの2人だけで終わるのでランニングシューターとは相性が悪い。
一番活躍するシチュエーションはクロージング。経験値からくるクラッチ力は目を見張るものがある。プレイメイクは3Pを打てなかった時の保険くらい。
ディフェンス:オンボール・オフボール・ヘルプにおいてディフェンスレスと言える。ローテーションは難なくできるがシュートチェックのプレッシャーがかからない。その分点を取らないとまずい。ゴール下では無力。

河村勇輝

オフェンス:最大の武器はプレイメイク力。センターとの2メンからセンターへのパス、シューターへのキックアウト、ドライブインで縦横無尽に駆け回りズレを作る。ただこれはドライブフィニッシュまで中々持ってけないからではある。最近シュート力も上がって、幅のあるステップバック3Pも武器と言える。
ディフェンス:ガードに対してフィジカルにプレッシャーディフェンスをかけられ、スティールも上手く、そこからトランジションのパサーとして貢献できる。ボックスアウトもサボらずロングリバウンドの嗅覚もいいが、富樫同様シュートチェックのプレッシャーがかけられない。ゴール下ではボールチップができるくらい。

西田優大

最初に言っておくと筆者はU19で初めて西田のプレイを見てからファンである。故に東海大・三河の期間PG及びメインハンドラーをさせて貰えなかった事が悔しくてたまらない。それくらいの才能を持っている。

オフェンス(色眼鏡込み理想の西田):最大の武器はピックからの状況判断。フェイクを入れながら、後出しじゃんけんの様な相手の反応をみてプレイできる。3Pやミドルも上手く、ドラギッチやクリスポールの様にエルボーやフリースローラインの辺りで背負いながら堪える事ができ、適切なタイミングでパスやシュートを放つ。ドライブフィニッシュはあまり得意ではなく、突破力に欠ける。世界レベルのオンボールディフェンスに耐えられるか未知数。SGに求められる仕事はほぼ完璧にこなせる。
ディフェンス:足腰が強く相手のドライブやフェイクに対応できる。IQが高く適切なポジショニングと読み、プレッシャーをかけるタイミングが上手いため気付いたらスティールをしている。コートに一人いるとディフェンスが締まるグルーガイ。足腰は強いがフィジカルが強いわけではない。

比江島慎

オフェンス:第一にシュート力が高い。ボールを持った時基本的にシュートかドライブを選択する。ピックを使うタイプではない。ドライブからフィニッシュに持ってくハンドリングとステップワークは唯一無二。強引さはなくダメならダメでパスを出す。ただプレイメイカーではない為セカンドハンドラーかつオフェンスの停滞感がある時の切り札的な扱いが良いだろう。
ディフェンス:足腰の強さはないので一歩遅れがち。ドライブを止めきれずにファールという場面がある。プレッシャーをかける際手を出しがちなところも気になるが、ディフェンスレスというほどではない。

選手の特徴 フィニッシャー編


須田侑太郎

オフェンス:最大の武器は3P。スポットアップからランニングまでこなす完全なシューター。スペーシングやトランジションで適切なレーンにいる為良い流れを作りやすい。ただドライブ等C&S以外のオフェンスが乏しいのでちゃんと活かしてもらう必要がある。
ディフェンス:ガードに対しオンボールでプレッシャーをかけられ、チェイスもできる。ローテーションも難なくこなしスクリーンをかわす技術も高い。ただあくまでガードに対するディフェンダーで、フィジカルが強いわけではないのでミスマッチには注意。

原修太

オフェンス:45°スポットアップ3Pシューター男。サイズはないながらも肘を大きく前に突き出すシュートフォームはブロックされにくい。軽くハンドルやドライブもできるが世界レベルだと未知数。味方のドライブに合わせてコーナーに落ちたりする様な動きがあまりなくオフェンスの流動性においては今一つ
ディフェンス:187㎝ながら強靭なフィジカルで、時には4番としてプレイさせられている。飽和気味なGの中でスイッチに耐えられるのは最大の魅力だろう。足も動きプレッシャーもかけられ守れるポジションが多いので、代表において痒い所に手が届くタイプ。

馬場雄大

オフェンス:カッティングやドライブが1番の武器。195㎝ながら身体能力が高くダンクフィニッシュまでもってけるがやや直線的な為、被ブロックが多い。Gリーグを経て、3Pの安定性も増した。ハンドリングに不安があるのでオフボールで仕事をさせたい。
ディフェンス:フィジカルかつ強靭な脚力でオンボールやチェイスの場面で活躍する。その脚力はスティールにも活き、トランジションでも大活躍する。スクリーンをかわす技術も高く相手のハンドラーにつけたい。若干ボールウォッチ癖がある。ローテーションも難なくこなす。

金近廉

オフェンス:代表においてはスポットアップメインの3Pシューター。本来はドライブや中継役も担えると思うが、これからだろう。196㎝でクイックネスがあるので、将来的にSG運用出来たら代表の未来は明るい。
ディフェンス:サイズの割にかなり動ける。身体能力が高く台湾戦ではリムプロテクターの片鱗も見せたが、フィジカルやポジショニング、コミュニケーションがまだまだなので、将来に期待。IQ は高く見えるのであとは経験値だろう。

吉井裕鷹

オフェンス:基本はスポットアップ3Pシューター。ハンドリングが怪しくドライブ自体は不安だが、持ち前のフィジカルと身体能力で捻じ込む。196cmながらダンクも軽々こなし、世界基準のサイズと身体能力は代表において貴重。
ディフェンス:強靭なフィジカルでセンターにも当たり負けしない。ローテーションもこなし相手のカウンタードライブにも対応できる。1∼4番まで守れる。リバウンドも取れる。富樫や河村らの為にオフボールスイッチの多用は予想されるが、それに対応できるだろう。重要度と成長具合は代表のなかでも上。ファールに注意。

井上宗一郎

オフェンス:201㎝でいわゆるストレッチ4。その3P力のみでここまでのしあがってきた。スポットアップやポップからの3Pが主体で、自分のタイミングで打てれば高確率で入るので、ちゃんと活かしてもらう必要がある。ドライブやゴール下で捻じ込めないのが厳しい。
ディフェンス:代表において最も重要なローテーションやヘルプの為の脚力が怪しい
201㎝ながらリバウンド・リムプロ等のインサイドワークに乏しく、フィジカルも強くはない。カウンタードライブに全くついていけないので、相手のキックアウトにはガードに頼ることになってしまう。

川真田絋也

オフェンス:スクリーンやリバウンドなどボールのない所で活躍する。オンボールでのスクリーンより、オフボールでシューターを活かすスクリーンや味方のドライブレーンを作ったり、派手さはないがフィジカルと幅を上手く使ったプレイが目立つ。ただセンターとして重要なキャッチングとフィニッシュに不安がある。
ディフェンス:204㎝で高さはそこまでなくリムプロ役としては弱いが平面の運動能力でカバーする。持ち前のハッスルでリバウンドやルーズボールなどの球際にも粘ることができ、流れをもってくる。ただアウトナンバー等判断の難しい場面は怪しい

渡邉飛勇

オフェンス:オンボールスクリーンからパスを貰ってちゃんとフィニッシュしきることができる。ポストプレイもできる。合わせが上手く2メンプレイで活きる。ジャンプ力が高くリバウンドから捻じ込んでくれる。シューターを活かすプレイはあまり見ない。
ディフェンス:貴重なリムプロテクター。リバウンドもとれる。ただ横の動きに対して弱くガードとのマッチは避けたい。ローテーションに不安があるがヘルプ意識は高い。

選手の特徴 中継役もやれるフィニッシャー編


渡邉雄太

オフェンス:スポットアップとポップからの3Pがメインオプション。カッティングやカウンタードライブもできるがフィジカルは強くないので接触は避けたい。ドライブキックアウトもできるので流動的なオフェンスに繋がる。総じてIQが高く適切にパスを供給できるが決してハンドラーではない。適切なポジショニングで味方のドライブにも合わせられる。
ディフェンス:206㎝もある最高のヘルプディフェンダー。リムプロ・ヘルプ・ローテーションなんでもござれ。ガードにもつけるクイックネスがある。ただフィジカルが強くはないのでペイントで押し込まれたり、フィジカルとスピードを兼ね備えたガードにぶち抜かれることがNBAレベルではある。

ジョシュホーキンソン

オフェンス:リム周りのフィニッシュパターンの豊富さ、シュート力、スクリーン、パスと208㎝ながらなんでもやれるオールラウンダー(あくまでセンターとして)。PFもこなせ、代表としては麻薬の様な選手で、戦術も変えるレベルに影響を及ぼしている。不安としては、ディフェンスインテンシティの高かった韓国・ニュージーランド戦に出ておらず、より強度の高い試合でどこまでやれるのか分からない点。
ディフェンス:208㎝ながら足が動き、ローテーションにも対応でき、3Pラインまで守れる。リムプロも最低限できる。台湾のアルティーリに押し込まれるシーンがあったのでフィジカル面でやや不安か。

選手の特徴 富永編


富永啓生

オフェンス:和製カリーの呼び声のごとく、3Pラインから離れた位置でも簡単に決めるシュート力は代表でも唯一無二。オフボールムーブも上手く根っからのシューター気質。一度入りだしたら止まらずタフショットでも捻じ込む。カッティングやカウンタードライブもできる。レイアップフィニッシュも上手いが、フィジカルが弱いため接触があると精度が落ちる。188㎝でサイズはないので打てない場面も。
ディフェンス:オンボールでプレッシャーがかけられずスクリーンにもよく引っ掛かる。ローテーションは改善傾向にありつつも3線で裏を取られることがある。フィジカルも弱くディフェンスレスといえる。


なんで富永を分けたかというと、フィニッシャーな富永だけど、完全に富永の3P中心のオフェンス組んでも良いんじゃない?ていう。正直全然活きる使い方がされてない。
富永が今季大学で活躍できたのは富永自身の成長もあるけど、ホイバーグHCの戦術とセンターのウォーカー君の影響が一番大きい。簡単に言うとナゲッツ・ヒート・ウォリアーズの様なセンターがトップや45℃まで出てきてゴール下を開けて、スポットアップだけではないシューターを活かしたカッティングと3P主体のオフェンス。
ハンドラー・クリエイターの役目はスクリーナーが担うんだけど、ホーバスいわく日本のヨキッチになれるホーキンソンとパス出せるワタナビで同じ形が作れるんじゃないか?その辺りも含め効果的な組み合わせがないか探ってみよう。


◇効果的な組み合わせを考えてみよう


組み合わせを考える前に、筆者の思う理想的な日本代表の戦い方は

高さではやられても平面ではちゃんと追いついてオープンなシュートは打たせず、自分たちの3Pは決めまくる

富永の3Pが大当たり、チームとしての確率も良くちゃんと本数も打ったアジアカップのオーストラリア戦。結果は99対85で敗戦。簡単に3Pのオープンショットを作られ、確率は40%を超えた。理想的なオフェンスの展開だった上でこの点差の敗北を見るに、まずはディフェンスを成り立たせないと勝てないことが明白になった試合だった。

そして日本代表はディフェンスとサイズに不安を抱える富樫と河村がメインハンドラーとして大半の時間出場する。そこにディフェンスレスな富永も加わり、彼らのミスマッチをオフボールスクリーンで解消することになるんだけど、それは他の選手がローテーションやヘルプに対応できないとダメで。

そうなるとインテンシティの高かった韓国・ニュージーランド戦でそこに対応できなかった井上と金近は選出されないのではないか。

今年のU19で勝てたのも、オールスイッチからのPGミスマッチをオフボールスイッチで解消して極力ズレを作らせず、フィジカルに守れる小澤君武藤君内藤君らを起用したからだし。サイズのないウォリアーズも似た事やってるし。
マッチアップメイキングが少ない傾向にあるユーロには有効なんじゃないか。

残り1枠。好みかもしれないけどもう少し論理的に詰めてゆく。
色んなラインナップを考えた上で色んなラインナップに顔を出す選手を選ぼう。
ラインナップを組む上で気を付ける事として、

富樫・富永のディフェンスレスかつオフェンス相性の悪い2人は並べない

ここだけは意識していこう。



パターン1 富樫を軸とした場合

結局のところ富樫にはプレイメイクをさせるんじゃなくプルアップ3Pを打たせた方が良いんじゃないかという筆者の視点を中心に考える。

以下👈が理想ラインナップ👉が代替となる選手

PG富樫
SG西田       SG原・須田    比江島
SF吉井     SF原        馬場
PFワタナビ   PF吉井
Cホーキンソン     Cヒュー     川真田

まずは理想のラインナップの解説から。

富樫とホーキンソンorワタナビの2メンが基本オフェンスで、単調にならないよう逆サイドでもクリエイトできるよう西田を配置。逆サイドでも西田とホーキンソンorワタナビとの2メン。ひたすら2メンを繰り返すオフェンス。
西田はより展開できるし単調さはそこまで出ないはず。
もっと富樫偏重にするなら原か須田をSGに置いてしまっていいし、西田の交代枠にも◎
SF吉井の交代枠は原で、サイズが気になるなら馬場だけどそこまで変わらないとは思う。
ワタナビの交代枠は吉井であれ…休めな…
ホーキンソンの交代枠は最悪スクリーンさえかけられれば良いんだけどディフェンスとフィニッシュでヒューかな。

パターン2 河村を軸とした場合

河村の作ったズレを最大限活用しようというラインナップ

PG河村     
SG富永     SG須田
SF馬場     SF比江島
PFワタナビ   PF吉井
Cホーキンソン  Cヒュー・川真田

オフボールスクリーンを駆使してドライブ&キックアウトでイージーレイアップ&オープン3Pを狙う流動性の高いオフェンス。富樫のラインナップではそのまま代替選手にランクを下げても成立するけど、こっちは河村富永比江島並べないとかワタナビ×ヒュー、ホーキンソン×吉井とか組み合わせも考えないといけない。
基本的にスペーシングの意識が高く、3Pが打てドライブもできる選手を中心にセレクト。
Cの控えに河村との合わせが良いヒューでもいいしシューターをより活かせる川真田でもいい。

パターン3 結局サイズたらんやんけ!の場合

西田PGでなんとかしよう。

PG西田
SG比江島   SG原・須田
SF吉井    SF馬場
PFワタナビ
Cホーキンソン Cヒュー

U19でアメリカに負けた敗因の一つでもあるんだけど単純に相手PGのスコアリングが止められなくて崩されたんだよね。
それに対抗しつつオフェンスも組み立てるとなると、ピックが上手くそこから展開できるけど突破力にかける西田の横に比江島を置いて、なんとか頑張る。控えウイング陣はフィジカルに守れる原・馬場・須田で回してCは2メン相性の良いヒュー。

パターン4 ホーキンソンをPFで使いたい場合

フィンランドにマルカネン、ドイツにワグナー兄弟と考えると、ホーキンソンをPFで使いたい時間が出てくるはず。

PG河村      PG西田
SG西田      SG須田・原
SFワタナビ     SF吉井
PFホーキンソン
Cヒュー・川真田

ホーキンソンとヒューor川真田のスクリーナーが2人なのでピックの上手い河村と西田のバックコート。ホーキンソンとヒューor川真田を並べると重いので、平面ディフェンスをカバーする必要性が出てくる。それに対応できスペーシングにも貢献できる須田・原も入れたい。

パターン5 富永フル活用しようぜの場合

富永を完全に活かすにはこの形しかない

富永     シューター
須田     シューター       西田 シューター&ハンドラー
馬場     カッター&スラッシャー  吉井 スクリーナー&シューター
ワタナビ   シューター&スクリーナー&パサー
ホーキンソン スクリーナー&パサー

ワタナビとホーキンソンがどれだけパスできるかによって機能するか決まる。残り日程的に厳しいと思うけど是非トライして欲しい。2人の代わりがいないので負担倍増。ナゲッツ・ヒート・ウォリアーズみたいな形ができるなら良いんだけども。ボール運びが怪しすぎるので須田のところに西田を入れる可能性◎ホーキンソンよせめてウォーカー君になれ。


◆最終的に選手されるのは?


どのラインナップにも顔を出す汎用性と唯一性の高い選手

ワタナビ・ホーキンソン・吉井・西田

上記の4人は確定だろう。

ポジション的に必要な選手

富樫・河村・ヒュー・川真田

富樫・河村はエンジンとして必要だし、センターは怪我した場合も考えると2人は置いておきたい。ヒューだけ選出して怪我でもしたらホーキンソン休めないし逆もしかり。

汎用性はワンランク下がるが代わりのいない選手

富永・馬場・比江島

ワンチャン3Pの富永。スラッシャー馬場。停滞感のある時用に単騎力の比江島。

汎用性は高いけどどちらか1人でいい2人

須田・原

まぁ、結局この二人だよね。ポジションも同じだし。
須田はオフェンスでスペーシング・シューティングでより貢献してくれるし、原は須田よりハンドルできるしフィジカルに守れる。
2人の不安材料として、須田はインテンシティの高い試合でのシュート確率が良くない。原はワタナビ・ホーキンソンが加わった中でディフェンス汎用性の重要度が下がったこと。
これらを踏まえて最終的な筆者の決断は…

須田である

というのも予選で対戦するドイツのシュルーダー、オーストラリアのミルズがスピードタイプのガードなので、チェイス力の高い須田をつかせたいからだ。

まぁ結局ワンポイント起用にはなると思うけれども。

ということで最終ラインナップ

富樫
河村
西田
比江島
富永
須田
馬場
吉井
川真田
ヒュー
ワタナビ
ホーキンソン


最後に。

本来はもう少し前に選考が固まっている予定だったんだろうけど、選手達の日の丸を背負って世界の舞台で戦いたいという熱い気持ちから、ここまで熾烈を極めた代表争いになった事は、代表の将来的にも選手の経験的にも喜ばしいものだ。そしてただ見ている我々にとっても最高のエンターテインメントになったし、感謝しかない。厳しい戦いになるとは思うけど温かい言葉を投げかけよう。

ワタナビとホーキンソンが過労死しないかだけほんとに心配。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?