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[書きかけ]ニュータイプ論-落合陽一&富野由悠季 Newspick対談 備忘録と感想

4/22の朝2時、なんとなく目が覚めてYoutubeを流し見しているところ、私の尊敬する文化功労者の富野由悠季御大(愛称)が出てきてはっきりと目が覚めました。
対談動画はNewspickの有料コンテンツで月額1700円ほどかかりますが、10日無料でしたので試聴しました。1h13分ほどある動画ですが、これを視聴した感想を書こうと思います。
Youtubeではその切れ端だけ置かれています。いい釣り針です。

ニュータイプという概念はざっくりいうとオールドタイプに対するそれになるわけですが、宇宙空間に出て土、水、空気、家族、重力等あらゆるものから本当の意味での孤立を経験した者が覚醒し、さまざまな優れた能力(空間把握、共感、未来予知など)に目覚めた人を指します。
対してオールドタイプは我々のように地球の重力の井戸に引かれ、有限な資源に依存し環境破壊を行う等々ちょっと耳の痛い感じの状態の人を指します。

彼は1979年に機動戦士ガンダムでその概念を作り出し、人の革新としての代名詞として用いました。動画内では小道具と称しています。
彼は「人類にニュータイプへの道筋を示せなかった」と言います。
落合さんは「ガンダムひとつでそんなことはできないよね、人を変えることと作品を作ることは別次元の話のようにも思えるので」
といったような受け答え。的確でした。

冒頭にありますが、落合さんと富野さんは7年ほど前(おそらくGのレコンギスタ放映時期の2015年)に一度対談したことがあるそうだ。
映画祭のトークショーなのでおそらく動画フル尺はなさそう。(後で探ろう)


富野由悠季という人は、41年生まれの爺さんだからではなく、過去のインタビュー動画等で見てもインタビュアーはもちろん、テレビ番組の放送作家に対して物申す、物凄い人です。
彼は社内でもパワハラ上等、机の上に仁王立ちした上で椅子に座っている人を説教するなどのエピソードさえあります。(出典は要確認ですが、マツコの夜会というテレビ番組内でサンライズのプロデューサーが発言していたと思います)
しかし、落合さんがコンピュータ科学の学識のある方ということはトークショーを介して大いに認めていて、自重ではなく「私のような学識のない人間のせい」とまで言わせるほどです。80歳だし俺が俺がという歳でもないでしょうが。

先に見たスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫との対談(アニメの話が中心)もなかなか聞き応えありましたが、落合さんは若く、より優秀なインタビュアーで、動画の後半になると疲労のせいか富野さんを明らかに凌駕しているようにもみえます。


さて、動画の本題はニュータイプですが、ネタとしてはオールドタイプつまりは現代の政治家や科学者がいかに分かっていないかという点に焦点が当てられます。
先にいう「学識」というのは文系理系関係ないですが、特にIT、GAFAの科学者やマンハッタン計画で原子爆弾を作り出した科学者、ガンダムを見てガンダムに憧れを持ちガンダムを造り動かそうとしている今の山下埠頭の人々を「理系のバカども」と逐一批判しています。

彼は言葉の定義づけにも非常に厳格で、著書を読んだことのある人はよくお分かりのはず。ここでいう学識は単に知識のある人のことです。それもオールドタイプの範疇での話です。

お昼にまた書き足します

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