関社初戦を突破し、準々決勝へ

関東リーグ昇格をかけたトーナメント、関東社会人サッカー大会が開幕しました。南葛SCは、3年連続この大会に出ている強豪、品川CC横浜(神奈川)と1回戦で対戦し、4−1で勝利して、明日の準々決勝に駒を進めました。

まず、品川CC横浜戦ですが、正直、紙一重の勝負だったと思います。スコアこそ、最終的には4−1と開きましたが、途中まで内容的にはほぼ互角でした。13分に三原向平のクロスを能登正人が決めて幸先良く先制したものの、18分にGK大河原弘樹が独特の人工芝に足を滑らせて、ミスにより失点。そこからは、一気に相手ペースに。しかし、GK大河原のミスを帳消しにするようなビッグセーブを筆頭に、DF陣が粘り強い守備を見せて、前半を1−1のまま凌ぎます。

そして迎えた後半、しばらくは前半同様、一進一退の状況が続いたものの、徐々に空き出したスペースをうまく使って攻めに転じられるようになり、69分に村越健太が左サイドからカットインして右足で勝ち越しゴールを決めると、79分には右CKから河本明人がヘディングで3点目、88分には途中出場の宮澤弘が左足で見事なコントロールシュートを叩き込んで勝負を決めました。

初戦を終えた正直な感想としては、やっぱり、関社(関東社会人サッカー大会)は甘くないなと。万全の準備をして臨んだつもりではいましたが、相手の品川CC横浜は、こちらの想定以上に南葛SCを分析・研究してきていましたし、試合が行われたコートの独特の人工芝への対策も、正直、相手のほうが上でした。ただ、とても苦しんだものの、最終的には結果を出した選手、コーチングスタッフには、タフさというか、頼もしさを感じたのも間違いないです。

さて、明日の準々決勝では、1回戦で千葉代表(千葉1位)のJSC CHIBAを2−0で破った与野蹴魂会と対戦します。与野蹴魂会とは、2年前に南葛SCが関社に初出場した時に初戦で対戦しています。結果は2−0で南葛SCが勝利しましたが、粘り強い戦いに苦しめられました。与野蹴魂会のメンバーには、2年前のメンバーが数多く残っているだけに、リベンジの気持ちも強いはずです。

そして何より、明日の試合は、1回戦終了からわずか22時間後に実施されます。2年前、今回と同様に関社初戦を突破した南葛SCでしたが、その翌日に行われた準々決勝で動きに精彩を欠き、東邦チタニウムに0−1で敗れて関東昇格の夢を断たれました。

あの時の二の舞にならないために、あの時の経験も活かしつつ、準備をしてきたつもりです。それでも、きっと明日も簡単な試合にはならないでしょう。ただ、今回は絶対に勝利を掴み取る。

とにかく、一戦必勝で明日の準々決勝に臨みます。初戦同様、試合は無観客で行われますが、ライブ配信を実施しますので、ぜひ都合つく方は観てもらえるとありがたいです。


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