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2024天皇賞春GⅠ~全頭情報予想まとめ![直前まで追記!]❘京都競馬 4/28(日) 11R JRA

ウマ娘のキングヘイローから入り、母父血統が入っているイクイノックスの活躍から馬券を買い、全頭診断までするようになった輩よ!

競馬歴は新人も一流の予想をしていくわ。

クラシック最初のGⅠ桜花賞は
◎ステレンボッシュ○アスコリピチェーノ☆ライトバックで
🎯単勝・馬単・3連単🎯

また、ダービー卿・ニュージランドTと中山1600m重賞を連続で単勝的中、アーリントンカップでは
🎯1着馬ディスペランツァ、3着馬チャンネルトンネルを推奨
調子を上げているわ。

先週も、
マイラーズカップ
🎯2頭マルチ軸流し三連単🎯

福島牝馬ステークス
🎯1着馬コスタボニータ

上り調子よ!

注目の天皇賞春GⅠも、一流の馬券師になる権利を上げるわ!

天皇賞春GⅠ情報まとめ

京都3200mとは

向こう正面真ん中でスタートし、
京都外回りコースを約1周半

残り4Fあたりの3角に
急な下り坂あり、そこからスパート合戦へ

最後の直線は403mと長めも、
平坦コースで、最後に上り坂はない

→そのため、前残り展開も多くなり
逃げ先行有利、4角でできれば5番手以内にいたいところよ

阪神大賞典組と相性がいい

約1か月前に阪神競馬場にて、3000mGⅡが行われるけど、
そこで上位を占めていた馬がそのまま来る傾向にあるわ

阪神3000mは、内回りで最後に坂があるので、
実は京都3200mよりもスタミナが必要なコース。

そこで走れるスタミナがある馬は、GⅠでも通用しやすいというわけ。

勝ち切るには、中距離で通用する瞬発力も

そうなるので、
昨年の勝馬ジャスティンパレスや
京都で行われた時のキタサンブラックやフィエールマンといった
中距離GⅠでも勝ち負けするレベルの馬が勝っていっている。

生粋のステイヤーだけじゃなく、総合力が問われる舞台よ

昨年は参考外、今年は逃げ馬不在!?

距離が長いこともあって、基本的にはスローペース
先の通り、3角の下り坂から勝負になっていくわ。

昨年は、強い逃げ馬タイトルホルダーに加え、アフリカンゴールドが勝負をかけていて
珍しく速い展開に。逃げ先行が壊滅した形なったけど、
そこまでは基本的に上がらないわ

スタミナ消耗戦になったので、
阪神大賞典組のジャスティンパレスとディープボンドの強さが際立った形になった。

なお、今年は強い逃げを主張する馬がいないので、
やはりスローペースの逃げ残り想定かしら??

天気に関しては、水曜と土曜に雨予想も
日曜は28度蒸し暑い条件か。稍重くらいの想定なら、
例年通りくらいと思っていいかもね。

全頭情報まとめ

今回から、S~Cランクで、全頭診断していくわ。

ゴールドプリンセス 牝馬4歳 56㎏ 松山【先行/差し】

父ゴールドアクター 母父キングヘイロー

9戦4勝 4.0.2.3
前走、2月阪神3000m3勝C 1着ー0.2秒 重馬場36秒9松山
・4角5番手から
・斤量53㎏
2走前、1月京都2200m3勝C 7着1.0秒 36秒5岩田
3走前、11月京都2400m2勝C 1着ー0.1秒 上り35秒4モレイラ

直前の情報
1週前CW:82.0-37.6-11.6 馬なり
参考前走1週前:85.1-39.1-12.3
寺島調教師「4月頭の大阪ハンブルグCをパスして、ここを目標に切り替えた。身体もいいし、毛艶もいい」

個人的評価:C
 あら、もう一頭母父キングヘイローの子がいたのね。2月に阪神3000m3勝Cを勝ち上がった後、格上挑戦で天皇賞春ね。牡馬相手にここまで来たことは凄いわ。ただ、勝利を見ると、軽斤量・重馬場、またモレイラ騎手騎乗時に勝ち上がっているわね。道悪にはなるかもだけど、斤量56㎏を、いきなりGⅠ舞台は少しきついかもしれないわね…。血統はすごくいいんだけど、実力的にはもう少しかしら。

サヴォーナ 牡馬4歳 58㎏ 池添【先行】

父キズナ 母父スニッツェル

13戦3勝 3.4.1.5
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 6着1.3秒 稍重35秒6
・斤量56㎏
・好位付けるも、3角付近から離される
池添騎手「位置取りは悪くなかったけど、3角でのエンジンのかかりが遅かった。
重馬場もしんどかったかもしれません」
2走前、1月京都2400m日経新春杯GⅢ 2着0.1秒 36秒3
・ハイペース消耗戦の中、内ラチ沿いを粘った
・タフ馬場は苦にしない
3走前、10月京都3000m菊花賞GⅠ 5着1.0秒 35秒6
・ゲート出遅れ、捲り

直前の情報
1週前CW:83.8-37.1-11.3 一杯
(前走1週前CW重馬場:80.5-37.2-11.6)
古馬1勝C併走、先着

中竹調教師「前走は、状態は良かったのですが、馬場状態がサヴォーナに合わなかった。レース後の疲労はそれほど大きくなく、すぐに回復したので、調教は楽に進められました。

一週前追切まで、馬を作っていくということで、強い負荷をかけて、活きも作るということで、6Fからしっかり追っていた。最終追切は、馬ができていたので、池添騎手に感覚を確かめてもらった。

私としては、昨年の秋の時点で完成していたと思っていましたが、池添騎手はその時点ではまだ少し足りないと言っていて、前走の追切くらいから馬が完成してきたと。騎手と私でギャップはあったのですが、現時点ですっかり完成されていると思います。

操縦性が高いのがこの馬の持ち味。それが持久力にも繋がってきていると思います。どこからでもいけるし、待つこともできる。京都コースと長距離は、菊花賞で経験済み。良馬場ならこの馬の力を存分に発揮できる。

個人的評価:B
 比較的長めの距離でも走れるスタミナはあるけど、もう一つ突き抜けないというところかしらね。4走前の神戸新聞杯、2走前の日経新春杯のようにイン前好位にポジションを突くことができれば、ある程度粘っていくことは十分可能だと思うわ。最後の直線でまっすぐ走らないところがあるようなので、他の馬より重要よ。前走、阪神大賞典は外々を回っていて、伸び脚を欠いてしまったわ。枠順はしっかり確認したいわね。とはいえ、重賞クラスで勝ち切る末脚は苦しいので、まず掲示板かしら?

サリエラ 牝馬5歳 56㎏ 武豊【先行/差し】

父ディープインパクト 母父Lomitas

8戦3勝 3.2.1.2
前走、2月東京3400mダイヤモンドGⅢ 2着0.0秒 上り33秒9ルメール
・斤量軽いとはいえ、テーオーロイヤルとタメを張った
・一気の距離延長だった
ルメール騎手「普段より一生懸命だった。長い距離は合う、よく頑張りました。
勝馬は、長い距離経験が豊富。こちらは初めて、もっと良くなると思います」
国枝調教師「スタートは今までになくポンと出ました。真面目に走りすぎたように思います。
リラックスして走っていたらもう少し際どかったかもしれません」
2走前、11月京都2200mエリザベス女王GⅠ 6着0.3秒 上り34秒2マーカンド
・12番手追走も
・スロー前有利で、外回った
3走前、9月新潟記念GⅢ 7着 上り33秒8ルメール

直前の情報
1週前CW:82.3-36.7-11.6
(前走:82.8-36.7-11.2)

国枝調教師「前走は、チークピーシーズを着用し、馬に活気がありました。最後までしっかり頑張って、いい競馬ができたと思う。牝馬にしては、落ち着いて競馬ができるのが強み。長距離には向くと思っています。

体質も少しずつ強くなっています。この血統は、成長力があるというか、古馬になってからいい所もありますので、期待しています。一週前追切もしっかりやりました。その後も、飼葉食いや全体の雰囲気は落ちずに来ていますので、いいと思います。

最終追切は、終い重点に、いい追切ができた。前走くらいの出来だと思います。今回は、牡馬相手なので、そんなに簡単ではないですが、勝負根性もありますし、武豊騎手に乗ってもらえます。

やはり長い距離は騎手の判断というのが大きいと思いますので、楽しみにしています。テン乗りですが、乗りやすい馬ですしリズムよくいってくれればと思います。天皇賞を目標に来ましたので、頑張りたい」

個人的評価:B+
 力のある牝馬の参戦が、今年は多いわね。東京競馬場長距離重賞で結果を残していて、昨年の目黒記念で3着、今年はダイヤモンドSで、テイオーロイヤルに食い下がっての2着に入ったわ。斤量に恵まれた面はあるけど、大きく距離延長した中、よく頑張ったともいえるわ。また、2走前のエリ女も、イン前有利の展開で大外を回して、勝馬と0.3秒差の6着ということで、末脚も鋭いわね。

 ルメール騎手からの乗り替わりになるけど、武豊騎手で京都競馬場✖長距離ならと思うわね。基本的に差し競馬が多いけど、ダイヤモンドSの時は、スッと3番手につけて運ぶことができたわ。同じように早め先団につけることができればチャンスが出てくるかしら。牝馬は長距離きついけど、ディープ系×ノーザンダンサー系の血統の組み合わせは魅力あるわ。

シルヴァーソニック 牡馬8歳 58㎏ Mデムーロ【差し】

父オルフェーヴル 母父トニービン

23戦6勝 6.3.7.7
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 11着2.2秒 36秒7 武豊
・中11か月
・向こう正面で手応えなくなり
2走前、4月京都3200m天皇賞春GⅠ 3着0.6秒 35秒1レーン
・4角9番手から
・ハイペース消耗戦を追い込んだ
3走前、2月レッドシーターフ3000mGⅢ 1着 レーン

直前の情報
1週前CW:80.1-36.1-11.4 一杯
(前走1週前CW稍重:81.1-36.5-11.6)
3歳未勝利Cと併走
水口騎手「1週前はしっかりやってほしいとの指示だった。前回の1週前追いも休み明けの割に動けてたけど、その時よりはるかにいい」

個人的評価:B-
 昨年の天皇賞春3着馬ね。基本的に後ろから追走する競馬だけど、京都の天皇賞春としては、珍しく前総崩れとなった中、後方から伸びてきた。レーン騎手で重賞連勝中だったけど、相性も抜群だったかしら。中11か月で出走した阪神大賞典は、叩きとはいえ、2.2秒差はちょっと離され過ぎかしら…。長い距離は強い方だけど、どこまで巻き返せるかというところね。

スカーフェイス 牡馬8歳 58㎏ 松若【差し】

父ハーツクライ 母父クロフネ

33戦5勝 5.3.1.24
前走、4月6日阪神2600mOP 4着0.3秒 上り33秒6
・外から追い込んだ
2走前、3月阪神1800mL 4着0.4秒 上り34秒1
3走前、8月小倉記念2000mGⅢ 16着3.5秒 上り38秒1

直前の情報
1週前坂路:52.9-38.5-12.3 強め
(前回1週前坂路:54.0-39.6-12.8 一杯)
中竹調教師「1週前なのでしっかりやりました。状態は変わらず維持できています。走り方が上手で、折り合いもついている」

個人的評価:C
 これまで2000m以下のレースが大半だった中、前走で過去最長の2600mにチャレンジ。最後の直線で、外に追い出してから良く伸びて勝馬と0.3秒差の4着に食い込んだわ。サンデー系の血統なので、もっと長い距離を走れてもおかしくないわね。とはいえ、相手レベルが上がって差し競馬なので、もう少しかしらね。

スマートファントム 牡馬4歳 58㎏ 岩田望【差し】

父ハービンジャー 母父ディープインパクト

13戦4勝 4.1.2.6
前走、3月阪神2400m3勝C 1着ー0.2秒 重馬場34秒2藤岡康
・スタート後手
・重馬場で差し展開となった、狭い馬郡割ってきた
2走前、1月小倉2600m2勝C 1着ー0.1秒 稍重36秒5藤岡康
3走前、12月阪神2000m2勝C 6着0.2秒 上り34秒8
4走前、9月阪神2400m神戸新聞杯 6着 上り32秒9
・最後方から、内に入れて上がり最速

直前の情報
1週前CW:84.8-38.0-11.3 ジョッキー騎乗
(前走1週前:82.7-36.6-11.1)
石橋調教師「順調に来ている。ここ2走は内容がいいし、力をつけている。距離は伸びても問題ない」

個人的評価:C
 今年になって長めの距離で連勝して、オープンクラス入りした馬ね。基本的に、ほぼ最後方付近から直線一気の競馬。ハービンジャー産駒らしく道悪になると、成績が上がっているわね。中団に付く競馬ができるようになると、末脚は鋭いし、馬群を突き抜けるパワーもあるので、穴馬候補になってくるかもしれわね。

タスティエーラ 牡馬4歳 58㎏ モレイラ【先行】

父サトノクラウン 母父マンハッタンカフェ

8戦3勝 3.2.0.3
前走、3月阪神2000m大阪杯GⅠ 11着0.7秒 上り35秒4松山
・斤量58㎏
・好位につけるも、苦手な瞬発力勝負?
・内を回ったが…馬込にいた馬はみんなダウンか?
・輸送で、大きく食欲が落ちていた?
2走前、12月中山2500m有馬記念GⅠ 6着0.6秒 上り34秒9ムーア
・斤量56㎏
・直線で不利有
3走前、10月京都3000m菊花賞GⅠ 2着0.6秒 上り34秒8モレイラ
4走前、5月東京2400m日本ダービーGⅠ 1着0.0秒 上り33秒5レーン

直前の情報
1週前CW良馬場:6F82.8-35.8-11.0 馬なり
(前走1週前:82.2-35.8-11.2 馬なり)
堀調教師「2週前前でに、体重も戻り活気も出てきた。14日に坂路で時計を出し、今日はCWでコンバテカーブースと合わせました。1週前といえ、前走後の1本目の追切なので無理にプッシュせず集中させ、手応えがある分だけ伸ばした。
直線の併せ馬は集中して走り切れていたし、DDSP(喉鳴り)の症状もなく、動きの質は良化したと思う。

前走は、はっきりした敗因は分かりかねますが、輸送後のカイ喰いが悪く、前日の朝夕ともに8割は残していた。走れない舞台ではありませんが、前走のこともあって見通しは何とも言えません。

最終追切後
堀調教師「先週にしっかり追ったので、最終追切は微調整程度で坂路。CW併せ馬だと動きすぎるし、単走だと集中力を欠いてしまう。大阪杯で人たたきしたので、菊花賞よりはいい印象を持っています。モレイラ騎手もしっかり特徴を掴んでいます」

個人的評価:B+
 評価に悩むところね。2走前の有馬記念は、斤量の恩恵があったとはいえ、直線の不利がありながらも、6着。メンバーレベルがやや落ちた大阪杯は、好位につけながらも直線で伸びを欠いて11着…。とはいえ、最後の瞬発力勝負は苦手な面もあるので、勝馬と0.7秒差はそこまでついていない。また、輸送減りもあったそう。そして、有馬記念まで、トップの外国人騎手が乗り続けていたのもあったのかもしれない…色々と要因が重なっている感じもするわね。

 長い距離に問題はないと思うので、大阪杯からの調整が合うなら、本質的にはステイヤーな面はあるので、舞台は整うわ。とはいえ、スローからの瞬発力勝負となると、やはり3着以内は少しレベル高い気も…。道悪になって、周りが止まるような展開ならチャンスが出てくるのかもしれない。

チャックネイト セン馬6歳 58㎏ 鮫島駿【先行/差し】

父ハーツクライ 母父Dynaformer

15戦5勝 5.1.7.2
前走、1月中山2200mAJCC・GⅡ 1着0.0秒 不良馬場37秒6キング
・タフ馬場、差し馬を差し返す内容
2走前、11月東京2500mアルゼンチンGⅡ 3着0.2秒 上り34秒7大野
・直線で前が詰まり、外に持ち出した
・香港ヴァーズ2着ゼッフィーロと0.2秒差
3走前、10月東京2400m3勝C 1着 上り35秒2三浦
・斤量58㎏
・2着馬キングズパレスも後に勝利

直前の情報
1週前CW:66.8-35.9-10.9
(1週前:80.4-35.5-11.3)
1勝Cの馬と併走、先行から同時併入
堀調教師「1週前はしっかり負荷をかけました。最終は微調整程度で済ませたい。反応は良くて、気を抜くことはなかった。早い時計の割に息も良かった。瞬発力はないですが、スタミナはあります。舞台は合う」

個人的評価:B+
 穴馬候補ね。長い距離を中心に大事に使われてきていて、7戦連続で複勝内キープ。しかも、前走のAJCCで重賞初勝利!先行しながら、差してきたボッケリーニを抜き返しての勝利。6歳になって充実期を迎えているわ。2500m前後のレースで安定してきているので、ある程度平坦コースの京都の3200mは問題にしないんじゃないかしら。

 関西レースは初めてになるも、中京遠征で2.0.0.0なので、この辺は大丈夫じゃないかと思うわ。ただ、切れる末脚がないので、良馬場で純粋な瞬発力勝負になるとちょっと部が悪いかしら。なお3勝C勝ち上がりは不良馬場、AJCCは重馬場だったので、屈指の道悪巧者。差しが多いけど、前走のように先行できて、雨が降ってきたなら、一気に評価が上がると思うわ。

ディープボンド 牡馬7歳 58㎏ 幸【先行】

父キズナ 母父キングヘイロー

27戦5勝 5.5.2.15
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 7着1.3秒 稍重36秒1岩田望
・好位3番手も、苦手のスロー→瞬発力勝負
・とはいえ、阪神の急坂で止まった??
・一応、一頭分終始外を回った
・馬体重+10㎏
2走前、12月中山2500m有馬記念GⅠ 15着1.5秒 上り35秒6マーカンド
3走前、11月東京2400mジャパンカップGⅠ 10着1.8秒 上り34秒7和田
6走前、4月京都3200m天皇賞春GⅠ 2着0.4秒 稍重35秒6和田
・3年連続天皇賞春2着
・逃げ2頭がやり合い、ハイペース消耗戦
・差し台頭の中で残った

直前の情報
・1週前CW:6F80.1-36.6-11.4
(前走1週前CW重:7F96.7-80.6-36.7-11.3)
幸騎手「終いまでしっかり一杯にやっていい動き。少しズブさがあるイメージでしたけど、乗りやすくて、指示にもスッと動いて反応は良かった」

個人的評価:B
 3年連続天皇賞春2着、切れる末脚が無いのでGⅠ未勝利ながら、獲得賞金は約6億7500万円と、ステイヤーの代表格としても名が知れてるわね。勿論、応援はしているけど、もうピークは過ぎているんじゃないかしら…。阪神大賞典は、不向きな瞬発力勝負になったとはいえ、4角3番手で通過、得意の重馬場で坂路あるコースながら、徐々に順位を落としたところ、厳しくなってきているかしら。

 前回の京都3200m天皇賞春は特殊。逃げがハイペースでやり合い、前が消耗する展開。差し馬が台頭する中、スタミナで残っての2着。ただ、それよりは瞬発力勝負になるのではと思うわ…。良馬場~稍重くらいでは厳しいので、不良馬場になったらチャンスが出てきそうだけど…。

テーオーロイヤル 牡馬6歳 58㎏ 菱田【先行/差し】

父リオンディーズ 母父マンハッタンカフェ

17戦7勝 7.1.2.7
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 1着ー0.8秒 稍重上り34秒8菱田
・後半5Fハイレベルのラップ
・11.7-11.1-11.7-11.8-11.6
菱田騎手「予報より早く雨が降ってきて、重い馬場の経験がなくてどうかと思いましたが、大丈夫でした。
ポジション取りも良いところにはまった。道中の手応えも、追い出してからの反応も良かった。
ゴールまで全くスピードは衰えなかったので凄い馬。レース間隔が短い中、強い勝ち方だった」
2走前、2月東京3400mダイヤモンドGⅢ 1着0.0秒 上り33秒7菱田
・トップハンデも差し切り
3走前、12月中山3600mステイヤーズGⅡ 2着0.4秒 上り33秒9浜中
・大逃げ馬会心のレース

直前の情報
1週前:CW良馬場:7F96.8-80.3-36.4-11.5 一杯
(前走1週前:6F85.4-38.7-12.1)
菱田騎手騎乗、終い2F11.7-11.5

岡田調教師「ダイヤモンドステークスは、こちらも驚くほど良い内容だった。前走後は少し休養させた後放牧には出さず、厩舎でじっくりと乗り込んできました。

1週前追切は、状態が凄くいいので、やればかなりの時計が出るはずですが、あえて控えて、オーバーワークにだけはならないようにしつつも負荷をかけるという調教で、単走で、終い重点に行いました。

最終追切は、前に2頭行かせて、その後を追走して、チップを被らせることを意識しながら、終いは並んで気持ちを乗せる感じで、これも思った通りの調教になりました。チップを被らせたのは、競馬に向けての闘争心を向上させることが目的です。動きは申し分ないです。

以前に比べて、トモの力がかなりついたと思う。長い距離で好走しているのは、血統背景もあるのでしょうが、2歳で入厩してきたときから、新馬戦に向けた調整でも息が切れたことがありませんでしたので、スタミナはかなりあると思います。京都は初めてになりますが、気にしていません。」

個人的評価:A
 大本命…だけど、S評価はやめておくわ。長い距離での安定感は抜群で、3000m以上の重賞成績は、3.1.1.0と馬券内を外したことがない、3着も2年前の天皇賞春。タイトルホルダーに勝負を仕掛けて、3着粘ったもので強い競馬だったわ。途中で怪我の離脱があったけど、昨年の秋に復帰し、一気に上り調子に。阪神大賞典は、稍重の馬場で後半5F11秒台のハイラップを刻み続けて、圧勝!とても強い競馬をしたわ。

 とはいえ、なんともいえないのがローテ。12月ステイヤーズGⅡ3600m、2月ダイヤモンドGⅢ3400m、3月阪神大賞典GⅡ3000mなんて、とても天皇賞春GⅠ3200mを想定して組んだローテには見えないのよね…。上がり目はさすがに無いと思うわ。それと、急坂のある他コースに比べて、平坦の京都競馬場は、ステイヤーの本馬には本質的には合ってないはず。強いけど、120%合わせの伏兵の強襲には要注意よ。

ドゥレッツァ 牡馬4歳 58㎏ 戸崎圭【先行/差し】

父ドゥラメンテ 母父More Than Ready

7戦5勝 5.1.1.0
前走、3月中京2000m金鯱賞GⅡ 2着0.8秒 上り35秒0ルメール
・トップハンデ59㎏
・調教が単走中心で叩きではあった
・安全に外を回した、少し追い出しも待った
・1着馬プログノーシスはハイペースや重馬場、上りがかかるときに強い
ルメール騎手「今回は2000mで、3000mとはリズムが違いますが、手応えは良かった。今回は休み明けでしたから、次はGⅠで良い結果が出る」
2走前、10月京都3000m菊花賞GⅠ 1着ー0.6秒 上り34秒6ルメール
・大外枠も、スタート直後に前に行き、あとは"溜め"に専念
・後半5F58秒6は過去25年最速、勝時計3分03秒1は歴代4位
3走前、8月新潟2200m3勝C 1着ー0.1秒 上り34秒4
・前残り展開も差し切った 上り1位、2位に0.5秒差

直前の情報
CW良馬場:98.6-81.6-36.5-11.2 強め
尾関調教師「欲を言えば、もう少しラップを刻みたかったですが、ジョッキーも感触をつかんでくれて、しっかり負荷をかけられた。だいたいの目的はクリアできた。前走は、いかにも休み明け、力みがちで馬体が緩んでいた」

戸崎騎手「新潟で勝たせていただいた時も強い馬だと感じたので、またこうしてGⅠに臨めるのはわくわくします。

前回はうまく乗れず、馬の力に助けてもらったレース。少し折り合いが難しいですが、最後の脚は素晴らしいものがありました。菊花賞をみると、距離に不安はない感じでした。

1週前追切では、とても良いなと思いました。凄くリラックスしているというか、落ち着いていて程よい行きっぷりがあっていい動きだった。3歳の頃よりパワーアップしているでしょうし、精神的な部分がどっしりした。

長距離なので、馬のリズムが大事になるかなと思っています。距離が長い分、折り合いがポイントになってくると思うので、僕がどうアプローチできるか、という所かなと思います。いい騎乗をしたい。

個人的評価:A+
 Sまではいかないまでも、現時点で一番評価が高いのはドゥレッツァね。菊花賞の内容は、中々色濃くて、大外枠ながら出が良かったので、ルメール騎手が一旦先頭まであげて、そこからは"溜め"に専念。向こう正面で一旦1位を譲るも、ロンスパ合戦を圧勝!あっという間に世代の頂点になったわ。金鯱賞は、あくまで叩きの中で、大幅な距離短縮2000m。そこまで評価を下げる必要ないわ。

 ルメール騎手からの乗り替わりは痛いけど、戸崎騎手も天皇賞春は比較的安定しているかしら。ただ、折り合いに課題がある中で、菊花賞の逃げになったけど、どこまで対応できるかしら。調整がもう少しな面はあるけど、京都の平坦コースならそこまで心配しなくてもいいかしら。ただ、重馬場になってきたら、ちょっと別になるかもだけど…。当日まで慎重にチェックね。

ハピ 牡馬5歳 58㎏ 浜中【先行/差し】

父キズナ 母父キングカメハメハ

7戦5勝 3.3.4.4
前走、4月阪神2600mOP 9着0.8秒 上り34秒3坂井
・初の芝
・直線前でどん詰まり
2走前、3月中京ダ1800m 3着0.6秒 上り36秒3松山
・斤量59㎏
3走前、2月京都ダ1900m 2着0.1秒 上り36秒4松山

直前の情報
1週前追切坂路:53.0-38.4-12.3
(前走1週前坂路:55.1-40.0-12.7)

個人的評価:B-
 他の10番台人気想定から、一つランクをあげておくわ。というのも、未知数な面があるから。デビュー以来ずっとダートで使われていて、13戦で4位以内11戦、22年にチャンピオンズカップ3着もあったわ。今年も2月3月にダートを走ったのだけど、4月頭の芝2600mOPに突如エントリー。ダートの時と違い後方競馬になったけど、1枠1番で内を通ったけど、前が直線どん詰まりで外に出している間にレースが終わったわ。

 ローテ的に買えないし、いきなり芝GⅠで勝ち負けするとまでは終わっていない。初の芝で最後の直線で大きな不利があった。まだ全く底を見せていないというところに不気味さはあるわ。今回のレースから、またレース内容を変えてくると思うし、ちょっと楽しみがある内容ではあるわ。

ヒンドゥタイムズ セン馬8歳 58㎏ 団野【差し】

父ハービンジャー 母父ディープインパクト

24戦6勝 6.3.3.12
前走、1月京都2400m日経新春杯GⅡ 12着1.7秒 上り37秒3
・後方から上がらず
2走前、10月京都大賞典2400mGⅡ 4着0.2秒 重馬場35秒3
3走前、7月福島2000m七夕賞GⅢ 7着0.7秒 上り34秒9

直前の情報
1週前CW:7F99.2-37.3-11.3 馬なり
(前走1週前:6F86.2-38.5-11.5)
3歳OPと併せて、外で逃げ切る形

個人的評価:C
 1800m~2400mを長く主戦場にしてきた馬ね。昨年の重馬場開催の小倉大賞典1800mを勝利はしているものの、それ以外は苦労しているかしら。京都大賞典2年連続4着に入ってきているものの、いずれも道悪開催。道悪+平坦コースで上位に上がってきているかしら。重馬場になってくると考えるけど、もう8歳馬。良馬場では追走に苦労している面が否めない。タフ展開になるかどうかね。

プリュムドール 牝馬6歳 56㎏ 和田竜【差し】

父ゴールドシップ 母父フレンチデピュティ

21戦4勝 4.3.4.10
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 4着1.0秒 稍重35秒3和田
・内側を追走、最後に外に持ち出すレース
2走前、1月京都3000mOP 6着0.6秒 上り36秒5岩田パパ
・時計の掛かる馬場だったのが良くなかったか
・内前有利、外を回した
・斤量54㎏
3走前、11月東京2500mアルゼンチンGⅡ 9着0.4秒 上り34秒3岩田パパ
・中11か月ぶり復帰レース
・思ったほどタイム差はなかった

直前の情報
1週前CW:6F81.8-36.4-11.2
(前走重馬場:85.8-37.0-11.0)
和田騎手「動きは良かったですよ。弾んでいますし、最終でまた良くなると思う」

個人的評価:B
 牝馬ながら、前走阪神大賞典で4着激走!1着テイオーロイヤルには離されたものの、3着馬とは1馬身ついておらずかなり勝負できたわ。1枠1番で、うまく内を通せた展開面の利はあったけど、長い距離でも通用しているわね。最も、差し競馬なので、前残り傾向が強い京都競馬場は、ちょっと合わないかも?それでも、長距離に強い和田騎手が鞍上で、掲示板までなら十分候補と思うわ。

ブローザホーン 牡馬5歳 58㎏ 菅原明【先行】

父エピファネイア 母父デュランダル

19戦6勝 6.2.4.7
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 3着0.8秒 稍重35秒3
・トップハンデ58㎏
・直線は外に出した、2着馬とは差がなかった
菅原騎手「終始気合良く、掛かり気味でした。それでも3000m持った
次はもう少し折り合い良く運べたら」
2走前、1月京都2400m日経新春杯 1着ー0.1秒 35秒8
・ハイペースを中団から進んだ、外目を回っている
・タフな馬場で、伸びた
3走前、10月京都大賞典2400m 競争中止
・走行中に心房細動発症
4走前、8月札幌2600mOP 1着ー1.0秒 上り35秒4

直前の情報
1週前芝稍重:68.0-38.6-12.6
芝パターンは初めてだが…

吉岡調教師「前走は、調教段階で折り合い面に全く課題なかったのですが、競馬で少し掛かってしまい、そこに課題を残した。前走後、放牧する予定だったけど、課題をクリアするために、オーナーサイドにお願いして、剤級で調整しました。

先行させて後ろから突いてもらうとか、3頭併せの間に入れてタイトに併せたり、わざと掛かるようなシチュエーションを作ったりしてやってきました。調整面では掛かるところがなかったのですが、そういった厳しい調教の中でもしっかり冷静に走れていますし、我慢もきいていますので、そういう意味では前走よりも進展はみられると思います。

3000m級のレースを我慢するということで、ハミもいろいろと試して、その中で一番馬がリラックスしながら我慢できるところを探してきたのですが、そういった工夫もしてきました。

環境にも慣れてきて、調教にもなじんでいます。前回比較でリラックスしていて成長もあるとのことでした。調教ではできるだけレースに近い環境を使ってみたのですが、しっかり対応している。

強い追切は1週前に済ませてそれは前走以上。最終追切は、ジョッキーに感触だけ、併せ馬でリラックスして走れるかどうかを確認してもらった。

京都は勝っているし相性いいと思う、折り合えば本質的にステイヤーだと思う。小さい体ですが、芯がしっかりしていて体幹が強いというか、調教を見ていても一切ブレるところがないですので、長距離でロスの無い走りができる」

個人的評価:B
 2000m台を中心に大事に使われてきた中、今年初旬の日経新春杯で重賞初勝利!ハイペースの中、中団に付けて外から差し切ったわ。注目となった阪神大賞典は、やや折り合いを欠いた中、何とか3着に粘ったわ。トップハンデ58㎏を背負っていたことを考えると、十分GⅠでも通用する力はあるわ。

 ただ、心配なのは折り合い面ね。今回はおそらくスローペースと思われるけど、折り合い面がどうなるか。また長くいい脚は使えるけど、瞬発力勝負になるとちょっと分が悪い気がするけど…。最も、阪神より京都の方が前残りしやすいところ、阪神大賞典は4角まで前で競馬できたことは大きい。小柄な馬で連戦がきつく、中1か月の調整が心配だけど、実力は確かよ。また、道悪巧者なので、雨の時は買いよ。

マテンロウレオ 牡馬5歳 58㎏ 横山典【逃げor差し】

父ハーツクライ 母父ブライアンズタイム

18戦3勝 3.2.0.13
前走、3月中山2500m日経賞GⅡ 4位0.2秒 上り36秒4
・逃げ
・差し台頭、脚色は最後まで良かったか
2走前、2月京都記念2200mGⅡ 9着1.0秒 上り35秒9
・好位追走も、外を回る
3走前、1月中山金杯2000mGⅢ 7着0.4秒 上り34秒0
・トップハンデ58.5㎏
・4角10番手
7走前、天皇賞春3200mGⅠ 5着 上り34秒8
・中団から上がってきた

直前の情報
1週前追切CW:7F94.2-79.6-37.0-11.9 一杯
(前走1週前CW重:99.0-82.9-37.5-11.5 強め)

個人的評価:B
 昨年の天皇賞春5着馬よ。ハイペース消耗戦で展開が向いたとはいえ、その前大阪杯4着からのローテで見事な走りだったわ。折り合いに課題があるので、ベテラン横山典騎手が、時折"教育騎乗"をしながら、重賞制覇のチャンスを伺っているわ。前走、日経賞は逃げを打って、結構終盤まで粘っての4着だったわ。

 ここから、どう調整してくるか。またノリさんがどう考えてくるかね。今回明確な逃げ馬が不在のメンバー、スローペース想定の中なので、もしかするとまた逃げを打つ可能性もあるわね…。穴馬党はやはり馬券絡めておくべきの馬ね。京都記念も走っているので過密日程だけど、昨年も過密日程で天皇賞春をこなしているので、タフな馬ではあるわ。要警戒なのは確かよ。

メイショウブレゲ 牡馬5歳 58㎏ 酒井【差し】

父ゴールドシップ 母父パイロ

26戦4勝 4.4.1.17
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 8着1.4秒 上り35秒4
・斤量57㎏
2走前、1月京都3000mOP 1着ー0.1秒 上り36秒2
・斤量54㎏
・4角9番手から、差し台頭レースではあった
3走前、11月京都2400m3勝C 5着0.5秒 上り33秒6
・斤量58㎏

直前の情報
1週前CW:6F82.4-36.0-11.8
(CW重:67.1-36.7-11.8)

個人的評価:B-
 ある程度、天皇賞春を想定してローテを組んでいる気がする大穴馬ではあるわ。4走前から2走前まで、連続で京都の長丁場のレースを経験、年明けの3000mOPで勝利を飾っているわ。とはいえ斤量は非常に恵まれた中でのもの。差し脚質でメンバーレベルは上がるので、中々難しい面があるけど、京都と小倉の、右回り平坦コースは比較的成績はいいので得意舞台。現状で、どこまで通用するか、といったところね。

メロディーレーン 牝馬8歳 56㎏【追込】

父オルフェーヴル 母父Motivator

35戦4勝 4.4.27
前走、1月京都3000mOP 3着0.3秒 上り36秒7
・斤量52㎏
・差し台頭レース
2走前、12月中山ステイヤーズGⅡ 8着1.3秒 上り34秒4
3走前、9月札幌2600mOP 10着2.4秒 上り39秒2
20年天皇賞春11着、21年11着、22年9着、23年12着

直前の情報
1週前坂路:53.4-38.8-12.8 一杯
(前走坂路:56.6-40.6-13.4 馬なり)

個人的評価:C
 除外想定から1頭だけ。タイトルホルダーのちっちゃいお姉ちゃんで名が知れている牝馬、19年の菊花賞チャレンジで5着になったのが懐かしいわね。天皇賞春は9着が最高も4年連続出場中よ。さすがに年齢が上がって、年明けのOPの成績次第では引退…だったんだけど、京都にしては珍しく後方脚質の展開が恵まれて3着。現役続行となったわ。追込脚質なので、舞台は合ってない感じがするけど、また懸命に走る彼女の姿を見たいわね。

ワープスピード 牡馬5歳 58㎏ 三浦【先行/差し】

父ドレフォン 母父ディープインパクト

21戦4勝 4.3.4.10
前走、3月阪神大賞典3000mGⅡ 2着0.8秒 35秒4川田
・スローで、好位内に付けた
川田騎手「返し馬の時から具合が良かった。前半はリズムを大事に、途中から勝負にいった。
勝馬は長距離のトップホースですし、よく頑張ってくれたと思う」
2走前、2月東京3400mダイヤモンドGⅢ 3着0.2秒 33秒7菅原
・スタート直後に不利有
3走前、12月中山3600mステイヤーズGⅡ 4着0.7秒 34秒5荻野
4走前、10月京都3000m3勝C 1着ー0.2秒 35秒3

直前の情報
1週前良馬場CW:6F82.4-37.2-11.4 強め
(前走W重馬場:5F67.7-37.9-11.8 馬なり)

高木調教師「最終追切は、乗り慣れている三浦騎手なので、状態を確認してもらおうと思って乗ってもらいました。先週しっかりと負荷をかけて、今週は併せ馬に合わせるような形でしたが、非常にいい動きでした。

前走は改めてスタミナがあるというところは再確認できましたし、ちょっと不器用ですが、途中でジョッキーの助けを借りて、いい競馬ができたなと思っています。切れ味など特筆すべきものはないですが、だんだん距離を伸ばしていって、結果が出ている印象があります。

年を重ねるごとに馬体も良くなってきましたね。年齢を重ねて筋肉隆々で非常にたくましくなりました。長距離で大崩れしていないですし、相手なりに走ってくれるかなと思っています。強い馬もいますが、頑張りたいです。

個人的評価:B+
 もう1頭、読みづらい馬ね。4走前に京都3000mを勝利し、オープン馬になると、その後テーオーロイヤルと同じ長距離戦を使い続けて、ステイヤーズ4着・ダイヤモンド3着・阪神大賞典2着と、コンマ秒差で続いている馬ね。前走はトップジョッキーの川田騎手がうまくインに入れて、2着。ただ、斤量差が少なくなったので、差は広がってしまったわ。今回は同斤量となったので、本来なら難しくなるわ。

 ただ、ポイントは海外にいく川田騎手から三浦騎手に乗り替わる点。三浦騎手は、条件戦時にワープスピードを勝利に導いているので相性はいい点。そして、その時は逃げの手を打っているわ。末脚勝負では、本命馬に少しずつ叶わないので、もしかすると脚質変更、前残りを狙っていくことは考えられるわ。やっぱり要注意馬よ。

まとめ

S なし
A+ドゥレッツァ
Aテーオーロイヤル
B+サリエラ、タスティエーラ、チャックネイト、ワープスピード
Bサヴォーナ、ディープボンド、プリュムドール、ブローザホーン、マテンロウレオ
B-ハピ、メイショウブレゲ、シルヴァーソニック

 良馬場~稍重、スローペース想定でこうなるかしら。走力だけでなく、先行・瞬発力高い、持久力も高いほど上になるかしら。

 とはいえ、枠順や馬場コンディション次第では、また変わると思うわ。土曜の夜に、最終ジャッジするわ。

枠順・予想

また追記

1枠1番サリエラ 牝馬5歳 56㎏ 武豊【先行/差し】
国枝調教師「血統とステイヤー素質開花でチャンス、豊で勝ちたい。枠についてはどこでもいいと思っていたけど、1枠1番ならいいんじゃないか。スタート決め手流れに乗って、ジョッキーが上手く運んでくれる。前走で着けたチークは付けません。力んでいたし、長い距離はロスなくいくことが大事。動くときに一番いいポジションにいてほしい」
武豊「欲しかった枠、坂の下りから内側が空いてくるから、そこをロスなく走れたらチャンス。菱田の馬は京都初めてで外枠はマイナスだよ」

2枠3番プリュムドール 牝馬6歳 56㎏ 和田竜【差し】
奥村調教師「前走は、1番枠を生かして上手に立ち回ってくれた。その後は放牧を挟みましたが、リカバリーが早く、久々に詰めて使えます。上積みがあります。今回もいい枠、ロスなくいきたい」
和田騎手「56㎏が初めてなので不安はあるが一つでも上を目指して、8着を目指したい」
2枠4番ワープスピード 牡馬5歳 58㎏ 三浦【先行/差し】
髙木調教師「2走前はスタート直後に寄られて、前回はもっさり。不器用な面はあるが、もう少し前目の位置で運びたい。良馬場が理想だけど、スタミナは豊富。ロスなく行けそうだし、あとはジョッキーに任せるだけだが…58㎏の斤量も厳しいが、京都にあまり経験のない三浦が前走の川田より上手く騎乗できるとはなぁ…」
三浦「臆せず馬場の真ん中から追い出したい「」
3枠5番ブローザホーン 牡馬5歳 58㎏ 菅原明【先行】
吉岡調教師「枠順については、できれば内がいいと思っていましたが、非常にいい枠ですね。在厩調整で順調に乗り込み、調子は上がっています。ケイコで我慢させることを教えて、最終で鞍上に折り合って運べる手応えを感じています。勝つためにあたりの柔らかいリングバミに、前走くらいのスタートが切れればいい。無駄にテンションもあがっていないし、毛ツヤも張りもいい。」
菅原騎手「14番より内枠が良かったので最高。3200mなら良い勝負」
3枠6番ディープボンド 牡馬7歳 58㎏ 幸【先行】
山口助手「1週前に鞍上騎乗でビシッと追った。最終追いは3頭併せの真ん中でラストで抜け出す形。イメージ通りの時計と動きでいい気配。枠順は偶数でいいところ。いつも通りの競馬ができそうです。前走はいいころの競馬ができましたし、1度叩いて良くなっています」
大久保調教師「前走の走りから衰えは全く感じない。メンバー的に掲示板いや掲示板以上もある、チャンス」
幸騎手「走り慣れた京都になるのは有利。14番に一泡吹かせたい」
4枠7番タスティエーラ 牡馬4歳 58㎏ モレイラ【先行】
堀調教師「前走のはっきりした敗因は分からないけど、輸送後のカイ喰いが悪くて8割残していた。今回はチャックネイトと2頭出し。現地でしっかりと態勢を整えたいl今回は人たたきしたことでいい印象を持っている。強いタスティエーラをお見せできる」
モレイラ「状態は良好、ただ5番の馬の立ち回りが上手だから5番より内枠が良かった」
4枠8番ゴールドプリンセス 牝馬4歳 56㎏ 田口【差し】
寺島調教師「最終追いは、時計がかかる重い馬場だったが、攻め掛けする相手に助手が乗ってしっかり反応出来た。前走と同じコーナー6回の舞台は合うし、初GⅠどこまでやれるか」
5枠9番シルヴァーソニック 牡馬8歳 58㎏ Mデムーロ【差し】
兼武助手「追切は、1週前にコースでしっかり追って、今週は坂路でサッと。筋肉量が増えて良くなっているし、叩いてグンと状態は上がっている。もともと長距離適正は高く、ロスなく運べれば」
池添調教師「前走は叩き台、今回は勝負の出来なのに人気ないねぇ、叩いて馬体ぶっくら、昨年3着以上の状態」
デムーロ「勝てば8大競争完全制覇、密かに燃えている」
5枠10番サヴォーナ 牡馬4歳 58㎏ 池添【先行】

柴田助手「ごちゃごちゃしなさそうでいい枠。偶数枠もいい。スタートも上手になって二の足もつくようになった。2週続けてびっしり併せ馬もできて、状態もいい。のびのび走れれば」
池添騎手「前走は、ここへの叩き台。馬群の中で手前を変えることもできるようになったから、左右のバランスが良くなった。京都の下りを利用してスタミナ勝負に持っていきたい。1つでも上位にと」
6枠11番マテンロウレオ 牡馬5歳 58㎏ 横山典【逃げor差し】
昆調教師「前走は、ハナを切る形になったけど、メンバーや展開を踏まえれば4着でも悲観することはない。個々を目標に調子できたし、昨年5着の舞台。多分にげると思うので、うまくかみ合えば面白い」
ノリさん「今回は秘密」
6枠12番ドゥレッツァ 牡馬4歳 58㎏ 戸崎圭【先行/差し】

尾関調教師「菊花賞と春の天皇賞が最大目標。弱い4歳世代と言われているが、前走は59㎏と進路を外に求めたミス。枠順については、内過ぎず外過ぎず、偶数でいい枠。天気も安定はしないけど、日曜は晴れマークも出ているし、このまま天気もよくいってくれれば」
戸崎騎手「菊花賞と同じ状態で、戸崎は自分がミスなく騎乗できたら負けない」
7枠13番スカーフェイス 牡馬8歳 58㎏ 松若【差し】
柴田助手「前走は中団後ろで折り合い、いつも通り末脚を発揮。使って場外上向きだったのもあるけど、現状は長めの距離が良さそう。あの内容なら、さらに伸びても問題ない」
中竹調教師「年齢的な衰えが出てきたものの、オープンなら掲示板には。ただ、今回は荷が重い。参加するだけにならないように頑張る」
7枠14番テーオーロイヤル 牡馬6歳 58㎏ 菱田【先行/差し】

大林助手「できれば真ん中より内が良かったですが、折り合いには苦労しない馬。初めての京都の下り坂、特に2週目をうまく対応してくれれば」
7枠15番メイショウブレゲ 牡馬5歳 58㎏ 酒井【差し】
古川助手「枠順はいいところじゃないですか。ここなら内を見ながら進めることができます。坂の下りが使える京都は相性がいい、自分の競馬をするだけ」
8枠16番チャックネイト セン馬6歳 58㎏ 鮫島駿【先行/差し】
堀調教師「中間派、放牧でリフレッシュし、身体の張り、健康状態は良好。直前は微調整で、ここまでは予定通り。関西圏は初輸送だが、うまく調整して態勢を整えたい。タスティエーラの帯同馬ではあるが、満足の行く状態。外枠だけに直線勝負になるかもしれないが、少しでも馬場が緩めば3着争いには」
8枠17番スマートファントム 牡馬4歳 58㎏ 岩田望【差し】
石橋調教師「引っかかることがなく、乗りやすいので距離には対応できそう。昇級戦がいきなりGⅠの強敵相手で楽ではないだろうけど、現状の力と勢いでどこまでやれるか。バカにしないほうがいいよ。
「元々康太が騎乗予定だった。岩田望騎手が騎乗した4走前は詰まらなかったら着差は縮まっていた。」
8枠18番ハピ 牡馬5歳 58㎏ 浜中【先行/差し】

山口助手「枠順については、特にこだわりはなかったですが、出た也でうまく競馬をしてくれたら。前走は前が空けばという内容。芝はこなせる。1頭でも負かしてきてほしい」

 1番人気想定のテーオーロイヤルがやや外枠になって、テーオーロイヤルに前哨戦でキレ負けした馬が結構内枠に入って、仕掛けられる可能性はあるわ。そして、気温30度近い状況ということで、ここ数日で体調の変化もあるので、意外と予想は難しい面もあるかもね…。

◎6枠12番ドゥレッツァ
 私はドゥレッツァにするわ。菊花賞の時に見せた残り5Fのスピード持久力はかなりものがあると思うわ。金鯱賞が負けすぎという意見もあるけど、あくまで叩きとして安全に外を回しての結果よ。今回は良馬場になりそうなので、直前に中距離の経験があるのはいい方向に働くと思うわ。戸崎騎手への乗り替わりだけど、3勝Cは戸崎騎手で勝ち上がっているわ。気温は高いけど、昨年の夏の上がり馬だったドゥレッツァ、良かった時を思い出してほしいわね。

○4枠7番タスティエーラ
 今回は上がってくるはずよ。瞬発力勝負は不向きなんだけど、本質的にはステイヤー。中距離のスピードを経験してからの距離延長ローテは買いよ。菊花賞で、淀の下り坂からのロングスパート自体は相性がいいし、その時の鞍上だったモレイラ騎手に戻るのも非常にプラス材料よ。道悪だったら、◎にした可能性すらあるわね。

▲7枠14番テーオーロイヤル
 1番人気だけど、少し割り引いたわ。スタミナは申し分ないし、大変長距離向きなのは分かっているつもりよ。ただ、ステイヤーズ・ダイヤモンド・東京大賞典と、12月から3000m以上重賞4連戦になるローテはどうしても気になってしまうのよね…。それに、京都の舞台は中距離のスピードも求められる舞台と思っているので、そこも割引き。

△1枠1番サリエラ
 良馬場想定なので、そうなると牝馬サリエラも外せなくなってくるわね。道悪になってくると、スタミナ・パワーともにきつくなってくると思うので、スピードが求められる良馬場になってくると彼女の順位が上がってくるはずよ。1枠1番で牡馬に揉まれる可能性があるのが怖いけど、テンはまずまずなので、うまく先行で立ち回れば面白いわ。

△3枠5番ブローザホーン
 中長距離のローテで大事に使われながら、ついに初GⅠね。前回の阪神大賞典3着で、やや評価がダウンも、やや掛かり気味でトップハンデだったことを考えると割引することもできるわ。折り合いさえ改善されれば、中距離重賞も制しているので、能力的にはかなり上位になるわ。道悪巧者なので、この条件では穴候補で。

△8枠16番チャックネイト
 不気味なんですよね。この馬も中長距離を中心にじっくりと仕上げてきているのよね。前走、アメリカJCCで重賞初制覇。キング騎手の好騎乗はあったものの、勝負根性はまずまずだわ。そこから中4か月空いてるけど、この馬休み明けはめっぽう強いので、要注意よ。外枠なのが割引になるけど、調子はいいはずよ。

☆2枠4番ワープスピード
 さて、色々穴馬予想されているけど、私は彼を推奨するわ。ロイヤルと同じく長距離使い詰めで、そのロイヤルに3戦3敗して勝負がついていると言われているけど、彼は実は逃げもできるのよ。川田騎手から乗り替わりの三浦騎手で、逃げていいレースをしたことがあるわ。末脚では勝負にならないと分かったところ、人気薄の逃げ、間違いなくかけてくると思うわ。


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