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ガン友読書会のお知らせ

11月29日(水)16時から17時30分/オンライン

指定図書/唯識とEHフロム「自由からの逃走」、椎名麟三の諸作品

私は岡野守也著「唯識心理学/トランスパーソナルサイコロジーで学んでいます。切り口はどこからでもOK。そのわけは唯識思想そのものが示してくれるでしょうから。

私の切り口はエーリッヒフロムの「自由からの逃走」と椎名麟三の文学の異同です。フロムはヒットラー政権下のフランクフルトでフロイトとマルクスを学ぶ。ユダヤ人迫害を逃れるためアメリカに亡命。その後マルクスとフロイトを統合したと言われる研究論文「自由からの逃走」を発表。片や椎名麟三は第二次大戦以前の大正、昭和の激動の時代を生き抜いた。極貧と不幸な生い立ちを背負いながら、左翼思想に触れ、投獄、拷問、転向、戦場経験、そして敗戦の廃虚と戦後の高度経済成長を生き抜いてきた。実存文学者としてまたキリスト教文学者として戦後文学に大きな足跡を残す。彼の文学は時代•社会の闇を色濃くその文学世界に表現。同時に人間の死と虚無からの克服をドストエフスキーを支えとし、イエス・キリストへの信仰に至る。その精神の彷徨が彼の文学世界。闇の中から「光」の文学的表現探究は続く。片や全体主義/ナチスヒットラー下の大衆心理分析とその克服の方向性を示した学期的論考。どこに両者を同一の地平で読み解く事が可能となるか。

私は自由にあると思う。社会科学者が表題に「自由からの逃走」をあげたのは大変衝撃的。自由、この形而上的領域に関わる本質的規定を更に唯識を枕に読み解き学んでを行こうと思う。

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