チームふりかえりに可視化を活かす

先日、少数のチームのふりかえりを依頼されてファシリテートしてきましたが、完全にいろんなものの可視化をして、そこから自分たちで選んで(進め方、やり方も含めて)、表出化したものとチームの関係性を視て進めました。

参加者が自分で書いて、共有物としてちゃんと扱う。関連するいろんなことを見える状態にして、そこから生み出したいものを考えていくということをやってみましたので、体験として共有します。

【やった可視化】

1.ポジショニング

落書き帳の中心に円を書いて、その集まりを表す4象限を書いて、その用紙の上に自分の代わりに人形を置いてもらって、集まりに参加する「今」の状態を表してもらいました。

2.チェックイン

ポジショニングを利用しながら、集まりのテーマについての「今」の気持ちを話してもらいました。

この時に私はホワイトボードにグラフィックレコードを書いていきました。

3.ふりかえり「始まり」

今回は1年間のふりかえりというテーマでいただきましたが、明確に「期間」がない気がしたので、このテーマについて個人的に「始まった」と思った日からのふりかえりとしてもらおうと考えて、各自の「始まり」を年月で明示してもらって、そこに他のメンバーに伝えてたい内容を話すときのメモとして先に書いてもらい、そのメモをメンバーに共有してもらいました。

この時に私は付箋にキーワード(短い文章)で書きとって、2のホワイトボードに貼っていきました。

4.ふりかえり「始まりから今まで」

落書き帳にタイムライン用の横棒を引いてもらい、印象に残っている内容でメンバーに共有したいことを書き出してもらいました。書いたものは発表と、その後は壁に貼りました。

この時も私は付箋にキーワード(短い文章)で書きとって、2のホワイトボードに貼っていきました。

5.集まりの中間状況の可視化

休憩中にホワイトボードと貼りだした紙を同じ壁側にセッティングして俯瞰できるようにしました。

6.これからについて

それを眺めながら、今後についてどう思えるか、など個人の考えを落書き帳に書いてもらい、発表してもらいました。それも壁に張り出していきました。全体的にふわっとしていましたが、ひとつのキーワードにみんながもりあがったので、そのキーワードで行動をかいてもらうということにしました。

7.これからについて(行動)

ここはブレストの様にどんどん書いていってもらいました。書いたものは机の上に全部並べて、行動に対してシールで投票をしてもらいました。(自分の書いた行動にはシールを投票しないやり方)

最後に、みんなの投票を見たり、書いたことへの質問に答えたりしながら、自分の書いた行動に1つだけシールを貼ってもらい、発表し、それをその人の行動目標として受け取ってもらいました。

8.レコードとして

書いて貼ったものはすべて画像で渡しました。

場のスタートは4つくらい考えていて、そこからその日の参加者の顔や話、雰囲気を見て、選んで、そこから出たものを扱って場を整えては、反応を見て、という感じでやった結果ではあります。

※依頼先にこの内容をブログに掲載することは許可いただきました。

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