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[デュエプレ]チームにおけるメリットとデメリット

皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして。デュエプレチームNASA所属、副リーダーのがりしあです。
今回は特定のデッキの解説ではなく、デュエプレにおける「チーム」という文化についての記事になります。
何故こんな記事を書くのかというと、筆者がチームNASAに入ってからちょうど半年程が経ち、色々慣れてきたので振り返って見ての感想等を書いてみたくなったからです。
また、筆者自身NASAに入る以前チームを探していた時に、参考になる情報が少ないなと思っていたので、そういう方の助けに少しでもなれれば良いなと思ったのも、筆を執る一つの理由です。
チームに入って感じたメリットやデメリット、またチームは何をすれば良いか等を中心に書いてみるので、最後までお付き合い頂けたら幸いです。
それではどうぞ。


メリット

結論から言うと、私は後に書くデメリットよりも今から書くメリットの方が圧倒的に大きく感じています。
なので、基本的にチームに入ってみたいと考えている人は、勇気を出してチームに加入してみる事をオススメします。
そのメリットは主に4つあります。
順番に解説していきましょう。


①情報の伝達速度が早い

これはチームに限らず、特定のデッキの研究会(筆者はジャイアントに関しての考察をする勉強会に所属しています)等でもそうかもしれませんが、何のデッキが今ランクマッチにおいて使用率が高いか、また順位が高いプレイヤーとマッチした時になんのデッキを使っていたか等の情報をリアルタイムで知る事が出来ます。
これはランクマッチを回す上では重要な判断材料であり、これを意識するのとしないのとでは勝率に大きな差が生じます(現在の15弾環境で考えると、ネクラ超次元の使用率が特に高い時間帯ではスノーフェアリーやグレイトフルライフ等有利が付くデッキを使う、またMRCロマノフ等の不利が付くデッキは使わない等)。
その時間や時期を正確に読むにも一人では限界がありますし、単純に一人より複数人の方が情報量も正確さも段違いです。
ツイッターやYouTube等でも収集する事は出来ますが、チームに入っていた方が自分で調べずとも勝手に情報が入ってくるので手軽ですし、単純に楽なのです。


②実力が上がる

チームには様々な人が所属していますが、どのチームにも強者や猛者、特定のデッキの職人と呼ばれる人が大抵います(この猛者や強者の定義は難しいのですが、一般的には最終レジェンド経験者やレート1700以上を経験した人を指す場合が多いです)。
デュエプレのチームはDiscordで運営される事が多いのですが、Discordで画面共有をしながら雑談をするという文化がデュエプレ界隈では一般化しているので、ここで色んな人のプレイングを見るのは非常に勉強になります。
仮に自分が使わないようなデッキタイプをチームメンバーが使っていても、対面した時にどんな事を考えてプレイしているか、また何をされたら嫌なのか等対策の指標に出来ます。
もちろん自分が愛用している、気になっているデッキのプレイを見るのはより多くのケースを間接的に体験出来て経験値になりますし、気になっているデッキの動きを見て組むか組まないかの判断材料にする事も出来ます。
また他人のプレイを見るだけでなく、シンプルに自分のプレイを見てもらってアドバイスを貰うのも実力の向上に繋がります。
余談ですが、筆者はチームに入る前はレート1600程が自己最高レートでしたが、チーム加入後は毎月レート1600に安定して到達出来るようになり、初めての最終レジェンドも経験する事が出来ました。

本当に嬉しい経験でした。


強くなりたい、高みを目指したいという人はチームや研究会に入るのを強く推奨します。


③モチベーションの向上に繋がる

これはデュエプレに限りませんが、同じ趣味を持つ人同士のコミュニティでの交流はその趣味に対する意欲向上、端的に言うとモチベーションの向上を図れます。
皆さんも幼い頃友人や知り合いと一緒に特定のゲーム(筆者の場合はモンスターハンターやイナズマイレブン等でした)やスポーツ等をやり込んだ経験が大なり小なりあるかと思いますが、それと同じ事が出来る訳です。

この世代でした。ジンオウガカッコよすぎ。


仮にそういった経験が無くとも、それを始めるのは今からでも遅くありません。
いくつになっても、同じ趣味を持ち、それについてどうのこうのと他愛の無い話をするのは楽しいものなのですから。
また、これは先程の項で触れた、実力が付くという面にも繋がってくる要素です。
モチベーションが上がるとデュエプレに触れる時間が増え、自ずと試行回数が増えていきます。
結局の所このゲームは試行回数ゲーの側面があるので、やればやる程強くなっていくのは当然の事でしょう。
それに、強くなっていきランクマッチや公認、非公認大会で勝てるようになると、よりこのゲームが楽しくなっていきます。
勝てると楽しい→楽しいからこのゲームにのめり込んでいく→更に強くなり、より勝てる様になる。
といった正のループに入りやすくなるのも、チームの魅力の一つですね。


④楽しい

結局の所これに尽きると思います。
③で触れたモチベーションの話と若干被ってしまいますが、好きな物が同じ人同士で集まり、あれやこれやと話し合うのはシンプルに楽しいものです。
デュエプレやシャドウバース、マスターデュエル等のDCG(デジタルカードゲームの略称)にはランクマッチというものが往々にして存在し、一人でも遊ぶことは出来ますが、元来カードゲームは最低二人以上の複数人で遊ぶ物です。
一人で黙々と、孤高にランクマッチを回したり、大会に参加するのも立派なプレイスタイルの一つではありますが、その時その時の興奮や悲壮感を誰かと共有するのもカードゲームの大きな魅力の一つです。
皆さんもこのゲームをプレイしている時「トップでこのカードを引ければ勝てるけれど、引けなければ負ける」といった唯一解を狙ったタイミングで引いた事があると思いますが、その興奮を共有する仲間がいるというのも、また素晴らしいものです。
その逆も然りですね。対戦相手に唯一解を引かれた時に一人で打ちひしがれるのと、仲間内で「運だけかよ!」と叫ぶのは大きな差があります。
よりデュエプレというコンテンツを楽しめる様になるのが、チームに所属する一番のメリットと言えるでしょう。


⑤その他、及び総括

上の四つが主なメリットとなりますが、補足として「交流関係が広がる」というものを挙げておきます。
デュエプレのチーム間では「対抗戦」という文化が浸透しており、これは異なるチーム二つ同士の団体戦の事を指します。
対抗戦は大体の場合5vs5、又は7vs7で行われる事が多いのですが、出場した時に対戦相手の方とツイッターのフォロー交換をする事が多々あります。
そこから発展していく交流も勿論ありますし、仮にリプライの交換等を行う様な関係では無くとも、コネクションやチャンネルを持っている事はマイナス要素にはなりません。
対抗戦自体も、普段のランクマッチとはまた違った緊張感や刺激を感じる事が出来ますし、チーム一丸となって行う対抗戦は結束感を高める事も出来ます。
特に同点のまま迎える最終戦は熱く、対抗戦が最も盛り上がる最高の展開と言って良いでしょう。
ただ、ボロカスに負ける様な展開になるとお通夜状態になるので、そこが対抗戦における最も大きなデメリットかも知れません。
少し脱線しましたが、対抗戦に限らず公認、非公認の大会に出場した時も同じ様な事が言えます。
対戦相手の方からフォローを貰えたら嬉しいですし、こちらからフォローしにいくのもまた交流が広がる一つの形ですね。
後はシンプルにチームメンバーと仲良くなるのも、立派な交流関係の構築と言えるでしょう。
しかし、この交流は人間関係が付き纏うものでもあるので、それを億劫に感じる人にはデメリットにもなり得ます。たまにヤバい奴居ますからね。
そんな理由から、一概にメリットと言い切る事が出来なかったので、「その他」としました。
総括すると、チームに入るメリットとして
①実力の向上が図れる。
②デュエプレをより楽しめる。
③交流関係が広がる。
この三点が大きいでしょう。人間関係が面倒ならROM専(自分からの発信は行わず情報収集の為に運用する、聞き専と似たニュアンスの言葉)になれば良いだけの話ですからね。
以上が、筆者がデュエプレのチームに入って感じたメリットになります。


デメリット

このデメリットは大きく分けて三つあります。
順位に解説していきましょう。


①自力感の損失

チームに入ると、複数人以上でデュエプレに向き合う事になるので、自分一人でこのゲームを攻略しているという感覚、言わば「自力感」が薄れていきます。
まだ誰も見つけていないような環境の答えや、プレイする時間帯にあったデッキ選択を暗中模索する感覚は、ソロプレイヤーならではの醍醐味と言えるでしょう。
その孤高感にモチベーションを見出しているプレイヤーも少なからず居るでしょうし、チームに入る以前の筆者はこの考えでした。
しかし、これを実際にやってのける事が出来るのは相当な実力を持ったプレイヤーだけでしょうし、実際筆者は箸にも棒にもかからない結果しか出せていなかったので、実力はお察しだったのでしょう。
ですが、結果が出ずともこのスタイルに満足しているプレイヤーは一定数居るでしょうし、それを否定するつもりも毛頭ありません。
このプレイスタイルを愛している方は、チームには向いていないのかも知れません。


②内輪ノリがサムい

チーム内では既に完成された人間関係が構築されており、この中に入っていくのは、相応の勇気とコミュニケーション能力が要るでしょう。
その中で大きな障害となるのが、身内だけで通じるネタ、いわゆる「内輪ノリ」です。
この内輪ノリは、その内輪に入っていればこそ分かる面白さがあるのですが、外野から見れば「自分の分からない事で盛り上がっているサムい奴ら」になります。
この疎外感は、まだチームに入りたての人からすればキツいものがあるでしょう。
これは新しいアルバイトを始めた時と似ているかもしれませんね。アルバイトをした経験のある方なら、この辛さが分かるかと思います。
その中で特に難しいのが、コミュニティ内に一人はいる「いじられキャラ」の扱いです。
まだあまり話した事の無い、初対面に近い人に対して失礼じゃないかや、どの程度まで踏み込んで良いかといった塩梅を探る難しさは、皆さんが生きてきた人生の中で味わった事があるのでは無いでしょうか。
筆者も気づけばいじられキャラの地位を確立しつつありますが、それを新しく入ってくる人に最初からやれというのは酷だと思っています。
ある時には下僕が居たり手下が居たり、また師匠といったあだ名が一部で定着したり「がりしあ軍団」なる架空の軍団が作られたり等、これも傍から見れば立派な内輪ノリです。

この人ずっと付けてる
もはや誰だよ
見つけた時は声出た

新しく入って来た人が居る時は気をつけなければと思っては居るのですが、普段やっている事をすぐに直すというのは、存外難しいものです。
このようなデュエプレと関係の無い人間関係の面倒臭さも、デメリットの一つと言えるでしょう。


③SNS等での息苦しさ

先述した人間関係と被る部分はありますが、自分のした浅慮な行動が、チームに迷惑を掛ける場合が往々にして存在します。
これはSNSでの発言等はもちろんの事、ゲーム内での振る舞いでも刺される場合があります。
トスしてくれなかった、エモートを返してくれなかった等の的外れな晒し上げは発言者が白い目で見られるだけですが、切断やエモート煽り、バグを意図的に使用した等、100%こちら側が悪い時は、当人だけで無くチーム全体に迷惑が掛かり、悪影響を及ぼします(自業自得と言えばそれまでですし、これに関しては筆者も同意見です)。
特に酷かったのは2022年5月のランクマッチ「グレートチャクラカップ」終盤、第14弾カードパック「爆竜覚醒録」が実装された時に発生した致命的なバグを使用したプレイヤーが続々と晒し上げられた時ですね。
これは、サイキッククリーチャーをバトルゾーンに出す時、裏側の覚醒した状態で場に出せるというバグだったのですが、これを意図的に使用したプレイヤーを巡り多くのチームが叩かれ、晒されており、正直見るに耐えなかったのを覚えています。
そんな人間関係に起因するSNSやゲーム内での息苦しさも、デメリットの一つですね。


④総括

以上の三つが、チームに入る上でのデメリットだと考えています。
ちなみに、本記事はチームに「入る」といった部分に焦点を当てて執筆しているので省きましたが、新たにチームを「作る」というのも選択肢の一つだと思います。自分なりの答えを探しましょう。
総括すると、チームに入るデメリットとして
①自力感が無くなる
②人間関係が面倒臭い
この二点になるかと思います。
②に関しては先述した通りROM専になればある程度緩和出来ますし、自力感にこだわる事が無ければ、チームは入り得だと考えています。
その上で、チームが自分に合わないなと思ったら辞めてしまえばいいのです。
誰かに強制されているものでもなく、仕事や学校等私生活に関わってくる物でも無いので、重く考える必要は全く無いと思っています。


チームは何をするべきか

最後にメリット、デメリットでは無くチーム側がどういった姿勢で新規者に接するかの考察をしていきます。
とはいえ、これは完璧な正解がない議題でもありますし、本当に正解があるなら筆者も教えて欲しい位です。
なので、「これが正解です!」といった主張ではなく「こいつはこんな風に考えているんだ」程度に捉えて貰えればと思います。


①仮入会期間を設ける

これは実際に実施しているチームを見て、非常に良い取り組みだと思ったので挙げさせて貰いました。
実際に体験して貰う事でそのチームが本当に自分に合ったチームなのかを見定める大きな指標になりますし、正規メンバーとなった訳では無いので辞めるのにも後腐れがありません。
また、これはチーム側からしても得がある仕組みだと思っており、仮入会期間に何か問題やいざこざを起こした時に切る事が出来るので、トラブルを事前に避けられる様になります。
今現在デュエプレのチームは増加の一途を辿っており、デュエプレ統計チーム「ATS」さんの調べによると、8月22日時点で48つものチームが存在する様です。
そんな数のチームがあったら、どれが自分に一番合っているか等分かる筈もありませんし、チームによって色も全く異なって来るでしょう。
「実際入ってみたら全く合わなかった」という事態も起こるでしょうし、そのような事態を避けられる可能性を大きく上げられる上に、仮入会側からしても実際の空気を感じ取れるので双方にとって得がある仕組みだと考えています。
唯一欠点を挙げるならチーム側の手間が増える事位でしょうが、そんな事を一々気にする位ならそもそもメンバー募集なんてしなければ良いのです。
そんな理由から、この「仮入会」というシステムが一般化すれば良いなと、筆者は考えています。


②TPOを考える

デュエプレのプレイヤーは多くが男性であり、女性が居ないチームも少なくないのでは無いでしょうか(私が所属するNASAも特に決まりはありませんが、男性のみのチームです)。
そうなると必然的に男子校の様な雰囲気になり、突発的に猥談が始まると言うのも、また当然の流れでしょう。
ですが、例え男性同士と言えど節度は守らなければいけません。
猥談や下ネタが苦手な方だってもちろん居ますし、そのような方に対して雰囲気を強要するのも立派なハラスメントに成りえます。
また、これは猥談だけに限らず、特定のカードやデッキタイプに対する批判にも同じ事が言えます。
皆さんも自分の愛するカードやデッキタイプを侮辱されたらムカつくと思いますし、悲しい気持ちにもなると思います。
「自分がされて嫌な事は他人にしてはいけない」という、幼稚園や保育園で習うような事を出来ない大人では情けないにも程があります。
それを容認してくれるような環境や人間関係が構築出来ていれば別ですが、新しく入ってきた人が居る時にそれをするのは、モラルが無いと言って差し支えありません。
TPOを弁えて発言するというのは、健全なチーム作りの一環と言えるでしょう。


終わりに

いかがだったでしょうか。
今回の記事を執筆するに当たり、この半年を振り返って見たのですが、どうやら私は自分に合ったチームを見つけられた様です。
気づいたら加入二ヶ月弱で副リーダーになるなど予想外の出来事もありましたが、特段その肩書きに似合う結果を出せて無いのでこれから頑張って行こうと思う次第です。
また、今回の記事は「これからチームに入ってみようかな」と考えている人を主な対象として執筆してみましたが、このような方に少しでもチームの良さや悪さが伝われば幸いです。
尚、私が所属するチームNASAは常にメンバー募集を行っています。
気になった方は、是非気軽に門を叩いて頂けると嬉しいです。
最後に、半年間楽しい時間を過ごさせてくれたNASAのメンバーとSNSやミラティブ配信で関わってくれた方達、ツイートの引用許可を下さったATSさんと、ここまで読んで下さった読者の方に特別な感謝を込めて終わりにしたいと思います。

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