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【中学受験】受験校の絞り方

6月に入りましたね。
去年の今頃は夏休みが射程距離内に入ってきて、
第一志望を基準に受験スケジュールをぼんやりとでも組み始めた時期でした。
本人、塾の先生、家庭教師の先生などの目線と母親の目線はどうしても多少ずれがありますので、
母親目線で受験を終えた今、こうすればよかったかも?という事をシェアさせてください。

この頃になると学校別クラスの選抜も迫り、すでに第一希望は決めているご家庭が多い印象です。
ですが問題はここから。
第一志望校を基準としてその他の併願校をどうやって決めていくかが重要です。

2023年度のデータについて触れている記事もあります。
よかったらこちらもご一読下さい。

結論としては、受験の目的によって候補の絞り方を変えたほうがいいでしょう。

①こだわりポイントがある場合
「中学で絶対にサッカーがやりたい」
「特性があるからそこを理解して伸ばしてくれるところがいい」
などなど、どうしても外せないポイントがあるケース。
この場合は、一般的に言われている偏差値帯よりさらに広い幅で
外せないポイントを押さえた志望校群をリストアップしておいたほうがいいと思います。
えっ?!こんなに偏差値を下げなきゃだめ?!と思っても、
こだわりが強ければ強いほどカードとして持っておいた方が後々精神安定剤替わりになったりします。

②偏差値帯で候補を絞る
①とは逆に強いこだわりポイントはないけれど、
自分の持ち偏差値ありきで合う学校を受験したいという場合。
学校の説明会や文化祭などでひととおり候補になる学校の情報はお持ちだと思いますので、
その中から【この学校だけは絶対NG】というところだけ外し、あとはカードとして持っておきましょう。
例えば「自由な校風がいい」というふんわりとした希望がある場合でも、
・管理型だけど服装の自由度は高い
・勉強面だけはガチガチに管理されるけどその他は割と自由
※うちの息子校はコレ
など、いわゆる管理型と思われている学校が部分的に自由だったりもします。
ご家庭で求める「自由」の定義と、それをベースにどんな管理がNGなのかを明確にしておいた方が入学後の違和感が少なくてすみますし、
がぜんスケジュールを組みやすくなります。
また、本人は「自由な学校がいい」と言っても、親から見たら自由なところだと本人にとってはダメだろうなというケースもあります。

ここまで読んで頂いてお分かりかと思いますが、
受験校についてはるべく多くカードを持っておくことをおすすめします。
なぜかというと、やはり番狂わせがあるからです。
体調不良で予定していたスケジュールで受験できない、
蓋をあけてみたら今年度は例年と違う…という事も。
昨年度ドタバタだった芝国際、こちらについてはこちらの記事で少し触れておきましたので、
よかったらご参照下さい。

滑り止めの星と言われる栄東も、
滑り止めのつもりで受けたのに不合格者続出という年でした。
塾の先生方が悲鳴を上げていました。
入学した方に聞いたのですが、やはり第一志望で入学した子がかなり多いようです。
しっかり対策しないと受からないくらい難易度が上がったようです。

もちろんチャレンジ受験もアリだと思います。
半面、深海魚問題も深刻です。
放任タイプの学校でチャレンジ合格入学だとスタートからついていけず、
フォローもないためそのまま放置され、気付いたら大学受験に間に合わないというケースもあるようです。
チャレンジするなら入学後の事まで考え、
勉強についていけない場合のサポート体制(学校がやってくれるのか?塾や家庭教師を投入するのか?)まで確認の上、チャレンジするほうが安心です。

本番が近付けば近付くほど余裕がなくなり、
入試が目前に迫ってくると「全部落ちたらどうしよう」という恐怖と戦う事になります。
直前期には「うちの子はどこか受かるだろう」なんてこれっぽっちも思えず、全敗したらと心配で夜も眠れず…となります。
私ももしもの時のために持ち偏差値より30ポイント下の学校に
いつでも出願できるよう準備しておきました。
とてもいい学校で将来性も感じ、気に入っていました。
幸いそこまで泥沼化せず終了しましたが、その学校があると思うとずいぶん気持ちが違いました。

また、実際に組んでみると移動が間に合わない、
入学金振込のタイミングが悪い、合格発表が間に合わない、などなど
色々な要素が出てきてますます組みにくくなってしまいます。
最後はメンタルが勝負を決めますので、
偏差値は余裕がなくても?!気持ちには少し余裕のある受験期にしてください✨




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