見出し画像

Report|富良野市といえば"ワーケーション"-北海道富良野市-

今回は、10/3~10/7の期間でワーケーション実証実験のため北海道富良野市にお邪魔してきたので、富良野市の様子やワーケーションの現状をお伝えできればと思います。

北海道富良野市って?


富良野市は北海道のほぼ中央に位置し、へそのまちと呼ばれています。
この他にも、自然景観と見事に調和したスキー場があることや国内でも品質の高いワインを生産することからスキーのまちワインのまちとしても多くの人から親しまれています。そして、あの有名なテレビドラマ「北の国から」の舞台となった街でもあります。

また、富良野市は360°どこを見渡しても雄大な自然に囲まれており、大地の恵みを全身で感じられるという魅力も兼ね備えています。

このような、都会の喧騒とは少し距離を置いた場所で自由に過ごすことができる富良野市ならではの資源を活用したワーケーション推進の取り組みも積極的に行っています。

GAROOの「ボス」です

今回、私達もワーケーション推進制度の1つである「ワーケーション実証費用助成金」を活用させていただきました。⇩

富良野市の魅力


今回の滞在で感じた富良野市の魅力をいくつかの観点からお伝えします。

〈食〉
北海道発祥の居酒屋『つぼ八 富良野店』さんでは、北海道の名物がジンギスカンのから揚げやはらこ丼を堪能しました。けど、何より驚いたのは飲み放題の日本酒が注文ごとに新品の瓶で提供されることです!

五臓六腑に効きますね~

〈自然〉
市外に外出するには山深い峠越えをする必要があり、その道中でエゾシカ・キタキツネ・野ウサギなどの野生動物に出会えることがあります。滞在中は、キツネと野ウサギに運良く出会うことができました。

〈人〉
滞在期間中に交流した人達は皆さん富良野愛に溢れていて、地域に誇りをもって暮らしている方が多い印象を受けました。

〈仕事〉
今回、私達が利用したワーク施設は”コンシェルジュフラノ”さんです。ここは、フリーWi-Fiや利用可能な電源、綺麗なデスクも用意されており、非常にリモートワークに適した環境でした。それに、学生の利用者が多くなって賑やかになる夕方までは、集中して仕事に取り組むことができます。

GAROO目線の2つの課題


①集いの場がない。
地域の人達が日常的に利用可能なシェアオフィスが整備されていなので、折角ワーケーションで富良野に訪れても地域住民との交流が限定的になってしまいます。

施策としては、富良野ワイン飲み放題などの地域資源をインセンティブとした特色あるシェアオフィスを設立するのはどうでしょうか。また、市役所の一部機能をシェアオフィスに移転することで地域住民の利用促進にも好影響を与えると考えられます。

②次に繋がる政策が見えない。
ワーケーションを推進した先の政策としては、2拠点居住や定住が想定されますが、現在はこれらの政策にシームレスに移行する工夫が見当たりません。

例えばの極端な話ですが、民間事業者(航空会社/バス会社/不動産会社等)と連携し、月額98,000円で東京に通勤できるサービスをローンチしてはどうでしょう。東京の狭いマンションに暮らすのではなく、富良野で家族で暮らしながら週に1回は東京に出勤する、なんてとっても魅力的な話です。

この2つの課題が解消されれば夢のような話ではあります。夢を夢で終わらせるのか、より豊かな未来を創造するのか。これからも富良野市とは協議を継続していくつもりです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?