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2022年5月2日(月) 初の宮崎、ニシタチナイト

真犯人フラグにはまっている。
宮崎に経つ前も、羽田空港のラウンジで真犯人フラグ。ドラマやゲームにはまると、日記を書く時間や映画を観る時間、はては睡眠時間を失っていくのつらい。
ドラマは終わりがあるからまだマシか、スマホゲームはアプリ削除する意思決定をするまでずっとしんどい。シヴィライゼーションに何度人生を狂わされたことか。意思が弱いので自分のもうやらないは信じていない。

なぜか飛行機の出発時刻までに搭乗口に着いていればいいと完全に勘違い。一体何回飛行機に乗っているというんだ。いまさら?
久々にファイナルコールで名前を呼ばれ、全力で走って搭乗口へ。この旅は最初から波乱万丈だ。そうでなかった旅なんてほとんどないのだが。

飛行機の中では少しは日記を書こうと思うも、気づくとDLした真犯人フラグを見ている。映画は「観ている」と書くが、ドラマは「見ている」と書く小さなこだわりは、自分でも嫌いじゃない。

宮崎空港はバリのン・グラライ空港みたいでしょっぱなから好きだなと思う。南国。スーツケースで配送をするのを手伝ってくれるおばちゃんも優しい。3,000円もするけどほんとに配送するの?と何度も聞かれる。

宮崎空港は、バリのングラライ空港のようだった



僕はどうやら荷物配送費を軽く見積もる嫌いがあって、荷物から解放されることで、移動の満足度が大きく向上すると思っているし、旅テクのひとつだ。

空港からはバスで市街に向かうことができ、すぐにホテルにチェックイン。ホテルに、無料でもらえるじゃらんの宮崎別刷りがあって、まるで雑誌のような分量と紙質で、すごい行政営業だなあと感心する。

宮崎じゃらんは60ページもあってずっしり

トマトジュースとウコンの力を入れ、体内を酒への代謝をつけて、いざニシタチへ。今日は何を食べようかずっとGoogle Mapと食べログを探索しながら、街を歩く。まだ17:30の街は思ったより人がいない。
今夜はニシタチが日本一多いというスナックに行ってみたく頼りにしていた「スナック入り口」もGWで休業しており、他のスナックは飛び込めそうな気がしないのだが…。

事前にチェックしていた店の前を行ったり来たり。いつまで経っても飛び込みの度胸は出ないのは相変わらず。それでも最後に飛び込むし、そうするとほとんど楽しい気持ちになるので、それは自信ではなく、成功体験に裏打ちされた度胸だ。

割箸、一駒、丸万、鳥辰…気になっていた店はほぼ予約でいっぱいとお断り。席は空いているように見えたが、マンボウというわけでもないし、一人客を入れるスペースは全然ありそうだったので、本当に予約でいっぱいなのだろう。
でもどこのお店も「申し訳ない!またお待ちしてます!」と笑顔で言ってくれるので、宮崎はいい人が多いんだなと思う。金沢はもう少し悲しい気持ちになる。同じように店を探しているように見える女子2人組に勝手に共感する。

外から見て適度な人入りに見えた、夜神楽さんに飛び込む。カウンターで常連さんと、ほとんど初めて来たお客さんと一緒に。最初は居心地の悪さがあったが、隣の人が優しく話してくれたので、だいぶありがたかった。

あおさの茶碗蒸し、鳥刺し、刺盛りをいただく。鳥刺しは熊本で食べる馬刺しのような感動で、刺盛りのカツオも食べたことない味してた。日南はカツオが有名らしい。宮崎のごはんちょっと感動する。
焼酎を自分で割って自分のペースで飲めるのもいい。マスターやママもとても優しく、すっかり楽しい気持ちになる。

勇気を出してスナックに行ってみたいんですよね、というとお店の息子さんが案内してくれるという。「また8月に来い!」という男気なマスターに、帰り際、ママは明日車貸そうか、とまで言ってくれて、なんだこれ優しい。すっかりお母さんの気持ちになってしまう。

息子さんにスナックの好みを聞かれるも、経験がなさすぎてよくわからないのでほとんどおまかせの形で、雑居ビルの2階のお店に送って行ってもらう。絶対ひとりで来ないやつ、でもこういう風に連れてきてもらえると安心できる。
先客は4名でカラオケを楽しんでいて、僕は今夜はブギー・バックを入れたのですっかりラップ担当みたいになる。if…のラップとかでコール&レスポンス。楽しい。そのあと隣に来た常連さんも良い方たちで、焼酎もタバコもバンバン進む。

1DKで3万円くらいからあるらしい。住むなら九州なんだろうな。気候があたたかいし、だから人があたたかい。ごはんも美味しい。自然が多い。完璧じゃないか。

3時間焼酎を飲み続け、10杯近く飲んだだろうか。お会計は4,500円。たぶん1時間延長しているんだろうけど、特に時間ですよとは言われないので、これは帰れないやつだ、と思う。まあ今日はいいや。
みんなでお見送りしてもらえると、向こうから最初にいった夜神楽のママが。「だいちゃん!」と名前で呼んでもらえる。「たのしかったようでよかった!」と思わず、ハグをしてしまう。宮崎、ニシタチの夜最高だな。

お通さんの雑炊。他の店は写真撮れず

最後に夜神楽で隣のお客さんに教えてもらった「お通」で雑炊で〆めて、ホテル帰宅。すっかり夜は更け、深夜2時近く。

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