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失敗なんて気にするな!きっと最後は上手くいく。

「心配すんな、全部上手くいく」

 漫画「キングダム」の登場人物が使っていた言葉ですが、私も建築の仕事で監督を務めていたころ使っていた言葉に近い。
これは作中に登場する大将軍が発する言葉で、様々な状況で不安がる部下たちに勇気を持たせる名言として読者の中では有名なセリフです。
 私の場合は、監督として納期や事故、作業中に起こりうる様々な状況から工事を安心して進めるために、口に出していました。
もちろん失敗しないための準備や対策は念入りに確認はしていましたが、必ず予期しないことは起こります。
それでも無事に完了することで最後は、この言葉の通り上手くいく。全部ではなくても目的は達せられる。
 こういう言葉で安心する、最後は精神論なのかと思わされる場面です。
しかし本当は部下や周りの人の不安を解消するより、自分に言い聞かせている部分の方が大きいのかもしれません。
 これだけ準備したなら大丈夫!
 あとは予定通り進めるだけ!
 何かあれば、用意してあるものがある!
と、言い聞かせて自信満々な顔をする。
 工事の仕事に限らず、他の仕事の場面でも同じこと。
営業の仕事をしていた時は、相手先の事を調べニーズを探り、求められているものを用意する。常に準備を怠らないのは、どんな仕事でも同じ。
工事現場や様々な所で私くらいの世代の人はよく耳にしたであろう言葉に
 「段取り八分」とあります、所により9分や7分とも言うらしいですが
いずれにしろ、事前の準備がどれだけできているのか、それを自信に変えられるか、最後に落ち着かせる言葉で
 「心配すんな、全部上手くいく」
私の若いころの場合は
 「大丈夫だろう、なんとか上手くいく」や「なんとかなる、きっと」
から始まった気がする。

実は根拠がなくても言っている

これは私の性格的なものからだろうが、何の準備もない状況であっても
「きっと上手くいく」的なことで沢山の場面を乗り越えてきた。
 実際には上手くいかなくても、その後の対応をどうするかの考え方を想定しているからであり、出たとこ勝負といった方が良いかもしれない。
歳を重ね様々な経験が増えると、この想定の範囲はいつの間にか広くなっていることに気付く。
だからと言って何も根拠がなく様々な場面を迎えるのは危険すぎる、事前準備できる範囲も同じく広がっているおかげで、これもまた対応力が上がっている。
これが、知らず知らずの「成長」なのだろう。

歪な環境での成長

 私の経歴は、転職、起業も人より多く結婚、離婚に子育てもしてきた。
それは成功より失敗の数の方が圧倒的に多い。
とても「全部上手くいく」とは程遠い成果である。
これまでの事を、いまが終着点としたなら「全部上手くいく」ではなく
「全部、乗り越えてきた」といった方が正しい気がする。
乗り越えてきたからこそ、様々な場面を見て聞いて身体や心で感じてきたからの成長であり、歪であった分だけ強く逞しくなれた。
 転職や起業で上手くいかなかった時は、「全部、上手くいかない」
 その失敗がもとで仕事も住む家も失った時は、「何も、上手くいかない」
 離婚、子育ての時は「何で、上手くいかない?」
人生のどん底では
 「心配しかない、もう何もかもが上手くいかない」だった
それでも一つ一つを乗り越えてきた…
 (この這い上がる心境の話はまた別の記事にて)
そして一つ乗り越えるたびに
「あとこれだけ上手くいけば」や「もう少しだけ上手くいけば」
に変わっていった。
 失敗や躓きから学び成長し、発する言葉も変わると
「全部上手くいく」の言葉の重みも自信も変わる

 漫画キングダムでこの言葉を発する登場人物も相当な人生を歩んできたことが描かれている。

全部上手くいく人生に

私のこれまでの経験と成長が人生の中で
「心配すんな、全部上手くいく」といえる瞬間を言えた時、私がこの世で生を受けた意味や目標の一つになるかもしれない。
 仕事や暮らし、人には様々な場面があり、良い時も悪い時もある。
それは些細なこと、人生の分かれ目であったりと、日々人は色んな感情を繰り返しながら生きていく。
大きな夢や目標のある人、何かいつもモヤモヤしている人、始めてみたい事があっても動けない人、向上心のある人ない人、目標や何かを探している人
迷っている人やどん底で塞ぎ込んでいる人… 様々な人がいる
全ての人に言いたい
 「心配すんな、全部上手くいくから!最後には!」
そう言えるパーソナルコーチ・コンサルトレーナーとして、ごく普通の特別でもない当たり前にいる多くの人のサポート役として活動をしています。
私の経験が誰かの役に立てるように。


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