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Appleマップの機能•UIをGoogleマップと比較

 みなさんこんにちは。ガサキ鉄道です。今回は鉄道とはあまり関係のない話題で、僕が普段使っている地図アプリの「Appleマップ」についてを、機能とUIに絞ってGoogleマップと比較していきます。

⚠️注意⚠️
執筆者は鉄道ファンの中学生です。ITマニアや専門家ではありません。また、この記事には僕自身の主観がやや含まれます。予めご理解の上でご閲覧下さい。


良い点

路線図表示が見やすい

Appleマップ(左)、Googleマップ(右)
関東広域
Appleマップ(左)、Googleマップ(右)
東京駅付近
Appleマップ(左)、Googleマップ(右)
道央広域

 個人的にAppleマップの一番良いところは、路線図表示が分かりやすいことです。
 路線ごとに色分けされて表示され、背景には道路と広域地名と地形のみが表示されます。Googleマップの路線図表示では地下鉄しか色分けされず、線が細く、少し縮尺を縮めただけで主要路線しか表示されなくなってしまいます。実用性の差は明らかです。

特に僕のような鉄道ファンにとってはは非常ありがたい機能です。路線の線形の良し悪しを見たり、駅間距離を比べたり、地形や人口密集地と運行形態を比べたり、未成線や廃線について考えたりといつまででも見ていられます。

 Yahoo!乗り換え案内にも似たような路線図はありますし、別途路線図アプリを入れれは良い気もしますが、複数のアプリを切り替えて使うのは面倒です。マップ1つで完結してくれるのはありがたいです。

都市の航空写真の画質が良い

 都市部の航空写真の画質の良さはGoogleマップより格段に良いです。街を上から眺めるのは見ていて楽しいですし、場所や行き方を調べたりする上でも航空写真は必要不可欠でしょう。

鉄道ファンにとっては、駅の線路がはっきり見えるので配線が一目で分かり非常に便利です。

タッチ操作が滑らか

 タッチパネルの端末でマップを回転させたり、拡大縮小する時には指をたくさん使うと思います。しかしGoogleマップはAppleマップよりも指を強く押さないと回転ができません。こればGoogleドキュメントなどのGoogle系アプリ全般に当てはまる気がしますが、タッキ感度が悪いのは地味にストレスになります。

3D表示

Appleマップ(左)、Googleマップ(右)

 一部の都市の地図上の建物や航空写真では3D表示ができます。手で下から上にスワイプすることで角度も自由に変えられます。
 Googleマップの場合、航空写真の3D表示はPCブラウザ、建物の3D表示はスマホ版Googleマップアプリ限定ですが、Appleマップはスマホ版アプリ・mac用アプリで両方とも使えます。Googleのモバイルアプリでは、地球儀アプリのGoogleEarthにこの機能があります。しかしGoogleEarthには路線図表示や道案内機能がないので、いちいち2つのアプリを切り替える手間が発生してしまい不便です。

Appleマップの3D表示は非常に美しい

縮小すると地球儀になる

Appleマップ(左)、Googleマップ(右)

 Appleマップでは縮小すると地球儀になるのに対し、Googleマップではメルカトル図法の世界地図になります。ただこれは人によってはデメリットかもしれません。個人的には地球儀の方が正しい位置関係や面積が分かり、さらに見ていて楽しいため好きですが、世界全体を一目で見たい場合には不便になります。

悪い点

登録スポットの数が圧倒的に少ない

 AppleマップはGoogleマップと比べて登録されているスポットの数が圧倒的に少ないです。恐らくこれがAppleマップ最大の欠点だと思います。Appleマップに表示されるのは店舗や施設、交差点、駅•バス停、有名な観光スポットのみです。Googleマップのようにマイナーな史跡や眺望スポットなどは表示されません。バス停はどちらも主要路線しか網羅はできていませんが、Googleマップの方が登録数が多い印象です。
 AppleマップはGoogleマップとは違いユーザによる自由なスポットの追加ができないため必然的にスポットが少なくなります。なお、「マップに追加」からユーザがAppleに改善要望をすることはできます。試しにAppleに登録されていなかった室戸市にあるレストラン「室玄」や廃線マニアには有名な「足尾本山駅跡」の登録を要望したところすぐに登録されました。ユーザーがもっと改善要望を出せば良いと思います。

僕のような廃線•未成線ファンにとっては廃線跡の橋梁やトンネルの遺構、遊歩道までGoogleマップのスポットに登録されているので非常に助かります。

 なお車載カメラ視点の画像を表示する機能に関しても、ユーザー投稿型のGoogleストリートビューはAppleと提携先企業のみが撮影しているAppleのLookAroundと比べて桁違いに対応エリアが広いです。

新規路線開業時の対応が遅い

 新路線の開業などの対応がGoogleマップより遅く、相鉄・JR直通線のように当初は本来の場所とは違う位置に路線が登録されていたというケースが稀にあります。

地方の航空写真は画質が非常に悪い

Appleマップ(左)、Googleマップ(右)

  先述の通りGoogleマップの航空写真はAppleよりも画質が悪いですが、Appleマップはそもそも高精細画像の対応エリアがGoogleマップよりも非常に狭いです。Appleマップで地方を見るときは低解像度の画像になってしまうのでほとんど分かりません。例えばGoogleマップでは駅の線路の数まではっきりと見えますが、Appleマップではぼんやりと黄土色の路盤が見えるだけです。集落ならまだマシですか、山の中では本当に何も分かりません。

ちなみに写真の鬼怒川温泉駅ではGoogleマップの方が画質が良いですが、画像が古いです。Appleマップには6年前の2017年に設置された転車台が写っていますが、Googleマップにはありません。

レビュー機能がない

 Appleマップは完全なる地図アプリであるのに対し、Googleマップにはレビュー機能があります。お店などを見るときにいちいちアプリを切り替えずにレビューが見れるのはメリットだと思います(僕はあまりネットで店舗を調べることはしないので関係ありませんが)。

場所によって拡大ができない場合がある

 航空写真の場合、場所によってはかなり縮尺が広い状態が上限で、これ以上拡大できない場合があります。調べても出てこないので、Appleマップのバグかもしれません。


結論

 旅行の計画などの用途も含めて両者を使ってみた結果、主に都市で使う場合は路線図表示や航空写真が見やすいAppleマップを、地方では登録スポットが圧倒的に多いGoogleマップが向いているという結論に僕は達しました。UIについては好みの問題かもしれません。
 ただ、個人的なおすすめはAppleマップです。見やすくて滑らかな操作感が最高です。

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