見出し画像

悪役好きが選ぶ嫌いな悪役ワースト5

#お前らが心底嫌いな悪役の画像くれ  というタグが何やらツイッターでトレンド入りをしていた。

悪役というのは自分もたびたびnoteの特集記事なんかを組んであげているので悪役好きであることは皆さんにもご存知だと思う。

では今回はそんな悪役好きの自分が選ぶ嫌いな悪役ということで特集を組んでいきたいと思う。

一応ランキング形式なので、下からだんだんに行くたびに嫌いだと思っててください。


嫌いな悪役ワースト5 リュウガ(北斗の拳)

まずは大人気漫画「北斗の拳」に登場するリュウガである。

コイツは一応ラオウの部下であるが、ケンシロウが新世紀の覇者であるにふさわしいか力量を図るために襲い掛かってくるのだ。

まあこれだけなら笑って許せるのだが、コイツの場合は罪のない人々に対して虐殺行為を行い、おまけに病弱な状態のトキをボコボコにしてくるのだ。

結局ケンシロウにはかなわずボコボコにされてしまうのだが…。

と、ここまで書けばただのアホキャラのようにみえるが、始末の悪い事にリュウガはケンシロウから「強敵(とも)」として認められるのであった。

おまけにトキはこのリュウガとともに死ぬ選択を選ぶ。

トキと言えばケンシロウの兄ポジションだ、作中ではかなり重要な位置を占めるキャラなのだがコイツとともに死を迎えていくのだ。

このアホが出てくるせいでトキの死の感動は薄い物になっていく…。

あまりにも不人気だからか、ゲームなどの媒体ではほとんど出番がカットされている。

嫌いな悪役ワースト4 尾田純(龍が如く0)

次に登場するのは「龍が如く0」に登場する尾田純だ。

コイツは当初主人公の桐生と対抗するキャラとして出てくるが、紆余曲折あり共闘することとなり、主人公の桐生は一時的に尾田の上司である立華が経営する不動産会社で同僚として働くこととなる。

味方になるとはいえ、わかりやすくいえばこいつら立華不動産は半グレ不動産会社で、浮浪者を派遣使って立ち退きをやらせたりしているクズだったりする。

桐生も尾田や立花と行動を共にしていく内に信頼を寄せていくが…この尾田という男は最悪の裏切り行為を行う。

なんとこいつは立華に雇われる前は中華系半グレのごろつきをしており、人身売買にまで手を染めていたことがわかる。

もうこの時点で、救いようがないのだが…なんと立華の妹を過去に売り飛ばしていたこともあったのだ。(尾田は後に気づくことになるのでその時は知らなかった)

立華のためになら命を捨てたいほど大好きな尾田は立華の妹であるマキムラマコトを売り飛ばした過去がバレるのが怖いのでなんと、彼女と桐生の情報を、他のヤクザにバラしていたのだった。

何とも小物臭過ぎる男である…。

とはいえ、最終的に自分のやってきたことを詫び桐生を逃がして、ヤクザに殺されることになるのだが…。

まあこのイベントが中途半端すぎる上に後に控えている脱出ミッションが非常にかったるい事この上ない…。

どうせだったら最後の最後に尾田とバトルをしてボコボコにできる機会があればこいつも惡の華を散らせたのに、裏切者としても中途半端でボスキャラとしても中途半端なヤツである。


嫌いな悪役ワースト3 キール・ローレンツ(新世紀エヴァンゲリオン)

新世紀エヴァンゲリオンに登場する秘密組織ゼーレのリーダーである。

世界を裏で操る秘密組織で、おまけに声は麦人!ということでかなり期待が寄せられるキャラなのだが…なんというか終始こいつら他人事なのだ。

何かが起きても「碇頼むぞ」「ゼーレのシナリオ通りに」と圧を加えるだけで自分で考え行動しようとしないやる気があるとはとても思えない連中である。

こんな連中に支配されているあの作中世界の人類はそうとうマヌケであることがわかる。

使徒を滅ぼして自分たちのいいような形のサードインパクトを引き起こして人類補完計画を始動させるのが目的…らしい。

しかしその人類補完計画というものはかなりツッコミどころが多く強制的に全人類を液体のスープみたいなものに変えるというものらしいが、いずれスープから自我を取り戻し湧いてくる人間はかなり多いのではないかと思われる。

実際にシンジはその選択を選んだところをみると、彼らの計画はいずれ破綻する可能性が高いのではないかと推測できてしまう。


嫌いな悪役ワースト2 範馬勇次郎(刃牙シリーズ)


皆さんご存知自称地上最強の生物を名乗る格闘家のおっさん。

その割にはドアノブを曲げられないことでびびったり、麻酔銃で撃たれて気絶したり情けない部分が多い。

結構好きな人も多い刃牙シリーズですが、コイツが関わりさえしなければ話は大抵面白い物が多いと思います。

コイツさえ出てこなければね…。

おまけに爆撃機を持ち出したりロケットランチャーで撃たれれば確実に死ぬくせに米軍相手に偉そうにしている情けない男。

というか四方八方を囲んでハンターに麻酔銃で撃たれまくったら心臓発作起こして死ぬでしょこんな奴…。

この辺りは製作者のアホらしい反米愛国思想がにじみでている、カッコ悪い。

今でこそ親子喧嘩がなぜか和解をしているが、母親を殺したり罪もない絶滅危惧種生物を虐殺したり、こいつのやってることはかなりえげつないし到底許していい物ではないと思う。

その割には息子と和解して、倒すべきラスボスでもない癖にストーリーに出張りやがる。

おまけに男性受刑者をレイプしてる、これをジョークとして描いてるのだが…これはジョークとして描いていいのだろうか。

いずれにせよ、「刃牙」シリーズはこいつが出てこなければいい作品なのになと思う。

ネットでバカにされてる鬼龍の方が何倍かマシだと思います。


嫌いな悪役ワースト1 碇ゲンドウ(シン・エヴァンゲリオン)


一応ゲンドウはゲンドウでも旧劇のあいつじゃなくて「シンエヴァ」のあいつです。

何を思ったか唐突にサイクロップス状態になった主人公シンジのパパ。

旧劇のゲンドウもクズ野郎なのだが、シンの方はそれにヘタレ属性が加わってしまった、あーあ…。

なんと妻である碇ユイが死んで悲しい上に親戚の集まりが怖いから人類補完計画を行おうとしているのだ。こいつの独白シーンは失笑してしまうが、恐らく製作者はギャグのつもりでやってないんだろうな…。

最終的に13号機に乗ってシンジと対峙するのだが、お前エヴァに乗れるんだったら息子呼ばずにお前がエヴァに乗って使徒と戦えばよかったんじゃないの?という気分になってくる。

っていうか、この時点でこの映画シリーズの設定は破綻している。

最終的に13号機に乗ってシンジを(ペラペラのCGバトルで)ボコボコにするものの唐突に「俺たちに話が必要だ」と訳の分からないことをほざき散らすのである。

だったら最初から話し合いで解決せえよ…と思ってしまうのだが。

そして、唐突にシンジに話をしたら勝手に満足したという形で妻とともに消えるのであった。

何の制裁も泣く満足に逝くその御姿は何とも情けない事この上ない。

旧劇のゲンドウの死はアニメ史上に残る名シーンだと思う。

息子に冷たく当たっていた父の残された愛情が表面化し、最終的にはエヴァ初号機の中にいた妻に食い殺されて死ぬという惨めで情けない最後だが、ある意味ではこの最期こそゲンドウに相応しく、個人的には旧のゲンドウは嫌うに嫌えないマダオでい続けている。

のだが、新劇におけるコイツの体たらくはなんだ。

というかこの情けないおっさんに特務機関の司令官ができるというのが一番のツッコミどころなのではないだろうか…。

番外編 レズアンドロイド(デトロイト・ビカム・ヒューマン)


アドベンチャーゲーム「デトロイトビカムヒューマン」のコナー編に登場する人間を殺した売春婦アンドロイドのお二人。

アンドロイド刑事コナーに見つかり追いかけられるがじゃあ、逃げればいいのにわざわざ殺しにくるのである。

まあ最終的にコナーによって捕まるわけだが、殺すか殺さないかはプレイヤーの判断次第となっている。(ちなみに筆者は殺した)

殺したこと自体は仕方ないが、なんとなくあの製作者側の政治的正しさの嫌な悪臭が漂ってくるのだ。

製作者側の「どうですか?これこそ純粋な愛ですよ?」的なドヤ顔が頭に浮かんでイライラしてくる。

こいつら自身は悪くはないのだが、そういう意味ではイライラさせられてくる二人。

しかも選択肢によってはこいつらを殺すことができるが、殺してしまうとコナーの上司であるハンクにボロクソ言われて最悪の場合殺されてしまうのだ。(この双子を殺さなければハンク死んでたのに)

と考えると、さらにイライラが募ってくる。

今やポリコレで壊滅寸前の洋ゲー市場であるが、このゲームが出た時点でその伏線はたっていたのだろう。


まとめ


いかがだっただろうか。

悪役嫌いが選ぶ嫌いな悪役ワースト5ということでまとめさせていただきました。

個人的には「ハーメルンのバイオリン弾き」のギータやヴォーカルのようなヘイトを買う悪役は嫌いではないが、上記で上げた連中はどこか情けなかったり製作者側の意図するキモい政治主張であったり、ご都合主義の設定だったりで美化されていく連中ばかりとなっている。

皆さんの嫌いな悪役などがあれば、コメント欄でガシガシ書き込んでいただきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?