闇金ウシジマくん 駄目エピソードワースト5
底辺の教科書こと「闇金ウシジマくん」、まあ無駄に長い事続きましたが色々ありましたねこの漫画。
確かに社会勉強にはなるけど、これが教科書みたいにしろなんて極端なことを言うヒトは正直呆れを感じる。
何度も言いますけど、こんな闇金平成だろうと昭和だろうとあっさり警察の御用になります。
本当の闇金ってもっと心に擦り寄ってくる怖さがあるんですが、まあその怖さを描き切れなかったんでしょうね。
まあ切り捨てたけど、好きな作品ではありました。
そんなわけでベストエピソードはどこでも書いてるのでこの漫画のダメで「こんなもん必要だったのか」というワーストエピソードをあげていこうと思う。
ワースト1位「ウシジマくん」
記念すべき本作の最終エピソードである「ウシジマくん」編。
しかしながらその詰め込み過ぎと滑皮のしょーもなさから作品全体が尻切れトンボに終わったことは否めないだろう。
まず、過去編が長すぎる。
次に沖縄編でそのまま逃げりゃいいのに、東京が戻った理由が説得力に欠けている。
沖縄編も大概だったが、マサルの前から姿を消すウシジマがカッコよくて帳消しだったのにこれである。
しかもそのウシジマの過去もしょーもない限りである。
獅子谷兄弟も関東最強半グレという割には小物過ぎてガッカリだ。
あとそれから、ヤクザも半グレも全部出す割にはその扱いをうまく裁いていなかったようにみえる。
10年続いた漫画の最終エピソードがこれって…あっけなさすぎるでしょ。
何よりもウシジマの最期も地味すぎる。
90年代とかにあったドラマをイメージしてるんだろうけど、もっと派手にやってほしいもんだ。
ワースト2位「出会いカフェくん」
この話、誰か覚えてましたっけ?(笑)
思い出してほしい、序盤中盤辺りに出てきたラブホテルでデスゲームをする話である。
まあこの話のビミョーさときたら、出てきた奴を思い出せないレベルである。
債務者のクズっぷりもビミョーだ。
以下にウシジマという漫画が債務者ありきになっているかよくわかる一編になっているだろう。
ワースト3位「洗脳くん」
事実は創作より奇なりと入ったものだが、本作はその典型例になるだろう。
北九州一家監禁事件をモデルにしているのだが、まあ薄っぺらい。
松永太のことは実際はよく知らんが、こんな神堂みたいな奴ではなかったのは間違いないだろう。
というかリアルの松永太の方がもっと怖くて陰湿的だったんじゃないだろうか。
これのドラマもみたが、まあ役者がへぼすぎて松永太に流石に同情してきたほどであった。
とはいえ、ウシジマがヒーローになる展開は中々カッコイイので3位という位置にしておいた。
ワースト4位「中年会社員くん」
最終回前後にあった結構大事な話なのだが、その印象の薄さからみんなから忘れられている一作。
まあ悪役のカモがビミョーすぎる。
その後ハブの舎弟として格下げを喰らうが、いくら何でも別人だろお前?という改変を受けていた。
悪役がビミョーなので債務者のクズさも微妙。
ワースト5位「トレンディーくん」
誰か覚えてる人いましたっけ?ってぐらいの扱いの悪さである。
その理由は、だってこれ本当にどうでもいい話だからに尽きる。
とにかくしょうもない。
債務者のクズっぷりも中途半端である。
ウシジマのライバルに位置する悪役も出てこない。
クズ博覧会が話のメインになるはずのウシジマ君なのにこの地味っぷりである。
総評
名作として名高いウシジマ君だが、まあこのようにビミョーな話もあったりするのだ。
個人的にウシジマ君は司法や警察といった側の立場がすっぽり抜けているのが残念なシリーズだったなというのが個人的な意見だ。
ヤクザ反社入りみだりの抗争とかもわかるんだけど、やはり警察や弁護士といった第三者から切り込んでほしかったもんだ。
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