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この映画をみろ!2010年代映画ベスト5

様々な映画が公開された2010年代、皆様はどのような映画が好みだっただろうか?

今回は2010年代に公開された映画の中でも個人的に気に入った作品のベスト5を決めていきたいと思う。

5位「ランペイジ巨獣大乱闘」

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新世代のハリウッドが生んだ大スターであるロック様ことドウェイン・ジョンソンさんが主演した怪獣映画である本作。

2010年代になって大量生産されたハリウッド製怪獣映画では屈指の娯楽性を誇る本作はモンスターバースやパシフィックリム二部作よりも「ハリウッド映画+怪獣映画」に成功した1作だといえるだろう。

キングコングをほうふつとさせる白ゴリラの躍動感、ゴジラが元ネタになった巨大ワニ怪獣の巨大感・迫力、そして一番小物扱いされたオオカミ怪獣の恐怖感、これらはそれぞれがうまくいかされていたのが怪獣映画としても成功している。

また、話の内容も勧善懲悪であり悪役の女社長は残酷に死ぬのもアッパレである。

4位「アウトレイジビヨンド」

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たけしが21世紀に復活させた「ヤクザ映画」の傑作である本作。

文字通り出てくるキャラクターは全員ろくでもない連中ばかりであり、昭和の「任侠映画」とは一線を博した一作になっている。

あまりにも暴れたたおすあまり「ヤクザというよりゴジラ」なビートたけしも見事であったが、本作はほとんど西田敏行のための映画であり残酷で陰湿な策略家としてのヤクザをかなり巧みに演じている。

正直、西田の関西弁はヘタクソだがそれを補う演技のうまさがあり彼自身のベストアクトであるといってもおかしくはない。

たけしは様々な映画をとっているが、彼のキャリアの中でも屈指の傑作であるといっても過言ではない。

文句なしで2010年代日本映画が誇るエンターテイメントといってもいいだろう。


3位「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」

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2010年代の映画産業を代表する映画シリーズになってしまったMCUこと「マーベル・シネマティック・ユニバース」、基本的には俺はアンチMCUであるが本作に限っては均等の取れた陰謀サスペンス映画として本作を評価せざる負えない。

アクション描写もちゃんとしており、UWFも真っ青のストロングスタイルをしている。この生々しいアクションの数々は文句なしのベストである。

2014年当時大統領だったオバマが裏でドローンを飛ばしていた事実・アメリカがナチスの科学者をアメリカに招いていた事実・70年代はアメリカンヒーローの体現者であったロバート・レッドフォードが悪役として出てくる皮肉さ…様々な要素が組み合わせ問答無用でMCUの歴史に輝く黄金の作品ができた。

おそらくこの映画を超えるようなヒーロー映画はMCUは作ることができないのではないだろうか。

最初は違和感があったクリス・エヴァンスのキャプテンアメリカも本作では違和感が全くない。

アメコミ映画史上に輝く傑作を1本上げろと言われれば間違いなく本作を選ぶだろう。

2位「悪魔をみた」

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果たして「ジョーカーとジェームズボンドが戦えばどうなるだろうか?」男として誰しも夢想したであろう贅沢な焼肉定食から韓国からやってきたのが本作だ。

イ・ビョンホンふんするスーパースパイがチェ・ミンシク演じるサイコパスの殺人鬼に恋人を残虐に殺されてしまいその復讐を誓うというのが本作。

基本的にスーパースパイがそのチート能力を使いぼこぼこにしていくだけなのだが、このサイコパスはヒースレジャーのジョーカーの賢さとジャックニコルソンのジョーカーの残虐さを混ぜたような凶悪犯であり、スーパースパイは大事なものを失っていくのであった。

二人の男の凶悪な狂気がぶつかり合った結果、どうなるか。

ぜひみてほしい。


1位「日本で1番悪い奴ら」

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日本で起きたヤクザと警察の癒着を描いた、衝撃の実話をベースに描いた日本製フィルムノワールの傑作映画。

若き刑事は警察組織への愛情と敬意を抱いてた好青年であったが、彼は先輩から教わった警察とヤクザの癒着で徐々に名前を上げていくが、次第に地元の暗黒街の顔役にまでなっていくという…まさに王道のノワール映画である。

実際に起きた事件をもとにしているが、悲劇的に描きすぎずやや荒唐無稽にしているためエンターテイメントとして非常に楽しめる作品である。

映画は昭和の世界を元ネタにしているが、こういうことは今でもおそらく起きていると思うよ?

本当に悪いのはこの国のシステム自体なのかもしれない、そんなことを思わせてくれる傑作映画として本作はうまくしあがっている。

主演を演じる綾野剛の演技もかなり秀逸で、本作はほとんど彼の独壇場であるといってもおかしくはないだろう。

まとめ

2010年代映画ベスト5、いかがだっただろうか?

上で上げたこれらの映画は非常におススメで今からでも見てほしい作品ばかりになっている。

2020年代の映画業界、いろいろと不穏な空気があるがそれでも俺は映画を見ていきたいとおもっている。

今回はこれでこの記事を終わりにしたい。

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