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スマホカメラを愉しむ 凛としてナニワイバラの冴える白

椿かと思ったらバラなんだってねぇ
昔むかしの人がこの花に沙羅双樹と名付けていたら、
「…沙羅双樹の花の色」
と言われたら
「ああ」と思い浮かべて感動するけれど、
実際の沙羅双樹は、
祇園精舎の鐘の声」には、そぐわない花と思ってしまった。
今頃の季節だったかな新宿御苑の温室で、
それまでは、
白い夏椿のことを沙羅双樹の花と思い込んでいたから違和感は感じなかったが、
その時に調べたら、
唐に行って帰ってきた坊さんが、
「あれが沙羅双樹」と、
白い椿をさして言ったことから、
白い夏椿の花を沙羅双樹と呼ぶようになったという記述があって、
なんだと思ったのを記憶している
いい加減(笑い)
しかし、
凛として咲く冴える白のナニワイバラを見た瞬間
これこそが、僕のイメージの中にある沙羅双樹と思ったのだった。


この花 春に一回だけ花を咲かせる食用のバラらしい
一重のバラいいよね
「昔のバラは全て花びらが重なってない、一重咲だった可能性がある」という記述があった、
八重咲のバラは、
栽培されるようになってからのものらしい
それでだ…
誰に聞いたのかは忘れたが、
薔薇(ソウビ)とは、一重のバラのこと、
以来、僕の記憶のなかにはそれが残っているのである。。
ナニワイバラ 白い一重の薔薇…
これこそが
僕にとっての沙羅双樹であり、薔薇(ソウビ)と思ったのだった。
だって、
八重のバラと一重のバラでは、まったく雰囲気が違うし
情緒がまったくちがうんだものね
ローズと薔薇(そうび)の違いだな(笑い)

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