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「MOON FIGHTERS!」とかあれこれ【雑記14】

 ほったらかしにしすぎた(汗)。
 仕事が忙しいのと、noteを書くときに使ってた喫茶店に行かなくなったせいである。
 あと、なんか気まぐれでTwitterにここの紹介をしたら、閲覧数がえらいことになってビビったのもある。
 しばらくクールダウンしようかな……とか思ったら、5ヶ月たってしまった。

 前からこちらではチラチラと触れていた小説の『MOON FIGHTERS!』が先日発売された。
 部数はちょっと少ないのだが、読んだ人の評判は概ね良好のようで、とりあえず一安心。
 続きは出せるか……まだわからない。
 来週聞いてみよう(ドキドキ)。
 
 『MOON FIGHTERS!』はまあああいう話なので、ネタバレもなにもないのだが、とにかく情報量が多い話である。
 読者が敬遠しないように、その情報を削って削って、なるべくわかりやすく、親しみやすいように腐心した。
 架空の舞台というのは、それだけで説明が必要な情報量が多くなる(しかもお仕事ものということで、リアリティのレベルはかなり高めにしてあるし)。
 ああして一冊分書いてみたが、情報量の多さ、考えるべきリアリティ、それらのカロリー、それに対する価格帯など……こう、割に合わないことをやったなあ、などとは思ってしまう。いや、納得ずくなのでいいんだけど。
 今どきは、これくらいのリアリティがないと厳しい、という感覚もあったのだが、フルメタをやってた20年前はあまり感じていなかった。
 自分が若かったからだろうか?
 それもあるだろうけど、SNS時代で光の速さでツッコミが入る、というのもあるような気がする。
 たとえば看護師やパイロット、高層ビルや探査機の技術者など、それこそ本職の人からぱっと誤りを指摘されてしまう。
 まあ、そうあるべきだとも思うが、ゼネラリストにはしんどい時代だ。
 小説家もゼネラリストなので、なかなかしんどい。
 まだ『フィクションだから』と言い訳できるが、正直、いまの時代に近未来の宇宙ものをやるというのは、けっこう度胸が必要だった。
 異世界ものや現代ラブコメが幅をきかせるのもよく分かる。
 ほかの舞台は割に合わない。
 とにかくカロリーが高い。
 スピードもどうしても遅くなる。
『MOON FIGHTERS!』も五行に一度は検索して調べて確認して……なんて調子だった。いや五行は大げさか。一〇行に一回くらいかも。

 ゼネラリスト問題というのはいろいろ語れそうだな。
 でも今日はこれくらいにしとこう。
 
(おしまい)


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