しっかり食べて、よく休んで、粘り強く真っ直ぐに。
今回は、普段のレシピとはあまり関係ないことを書きます。WBC、侍JAPANの試合、優勝を見て、感動していてもたってもいられなくなったからです。
私は大谷翔平君の地元出身です。
大谷君のインタビューが話題になり、とてもとても嬉しく思いました。
MVPの大谷翔平選手、「どこの惑星から来たの?」と聞かれ、どう答えた? その一言が素朴で最高だった (ハフポスト日本版)
大谷君の、あの田舎からここまで努力して到達したその姿は、
まずはじめもしないうちに周りの否定的な言葉で萎縮してしまう田舎の子供たちの勇気になり、
そんな先輩がいれば、流石に周りの人間も力強く応援してくれる方に、転じてくれるきっかけにもなり、
全てモチベアップ、レベルアップに繋がるだろうから、
子供達に繋がるいい影響、素晴らしい未来にワクワクします。
大谷君の前には、菊池雄星君がいました。今まで甲子園で一回戦負けだった岩手県勢に、うちでもやれるんだ、という夢を見せてくれました。
夢は夢で終わりませんでした。
奇跡の子一人では終わりませんでした。
雄星君の活躍は起爆剤となり、
花巻東で、監督さんのもとで頑張りたい、
花巻東に負けてられない、おらだちだって出来る
そんな希望を見せてくれたんです。
空気が変わりました。
あの頃くらいから目に見えて岩手の野球界のレベルアップがありました。
憧れの人から受けた影響を自分たちの生活に落とし込む、生かす、
それだけで世界は変わるんです。
純粋な努力は裏切らないと信じています。
真摯に努力し、続けていれば、いつか成果は出るし、未来に繋がる。
諦めるな、前を向いて、努力しよう。
WBCの優勝、岩手県出身選手の活躍によって、それを再認識させられました。
今、地元は沸いていますが、アピールが下手な岩手県民、大騒ぎが苦手な岩手県民なので、ささやかに優勝セールをしているようです。大谷君も通った店では、『大谷君も食べたクレープ』を復活販売するそうです。
学校帰りに寄る店もあまりないような田舎でした。大谷君は高校時代、身体作りのためにとにかく食べて寝ることも課題だったそうですね。若い時に作った下地はその後の選手生活の中でも活かされていることでしょう。
しっかり食べて、よく休んで、粘り強くまっすぐに努力する。
トップアスリートだけではなく、すべての人が大事にしたい基本的なことでもあると思います。
また、そのグローバルな活躍や地元を大事にしている姿勢に、私の推してるBTSに似たものをを感じていました。
なぜBTSとはこんなに世界で流行り、人の心を掴むのか。
超一流のパフォーマンスを生み出す彼らの努力、意識の高さ、周囲やファンへの配慮、礼儀正しさや素直さ、そして諦めないことや夢を持ち自分を愛することを発信し続ける姿勢に私は魅了され、憧れ、元気をもらい、前向きな気持ちにさせられるのです。
地方から出てきて、苦労して、上を向いて努力、努力、努力して、ついには世界一になった、それでも常に謙虚で、おごらず、素朴な自分も保ちつづけながら、さらなる高みを目指してまた努力している。
そんな若い子達の姿に元気をもらい、おばちゃんは今日も頑張ります。いただいた感動を良い形で周囲に還元できますように。
おいでくださりありがとうございます。 不器用な料理人、たぬき女将が季節の食材、料理、方言にまつわるよもやま話を綴っています。おまけレシピもありますよ。