連日ジャニーズ関連のニュースでやっとメディアも報道するようになった性加害の事実。
未だ口を揃えて「噂は聞いてた」でやりすごす対応は見てて気持ち悪いですね。

日本の法律がおかしいのかも。と思ったので今回は整理するために1つの記事にしてみました。間違ってることやご指摘などあれば教えてください！

そもそも13歳以上の少年への性加害は強制性交等罪や、準強制性交等罪での立証が難しい

2017年（平成29年）の刑法改正前までは「強姦罪」は「女子を姦淫」することが「強姦」と定められていました。
2017年前まではなんと男子の被害は該当しませんでした。

それが2017年にようやく「強制性交等罪」となり、肛門性交や口腔性交もこれに該当するようになりました。にもかかわらず、強制性交等罪や、準強制性交等罪での立証が難しいのはなぜか？

なぜ強制性交罪などの立証ができないのか

「強制性交等罪の成立には13歳以上の場合、殴ったり脅されたりという『暴行または脅迫』が認められる必要があり、準強制性交等罪では『人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせ』ることが認められなければなりません。

飲酒や睡眠薬などにより意識を失った状態であったり、あるいは加害者から精神的な虐待を受け続けていたために抵抗することができなくなっていたという立証が必要ですが、このような心理的な抗拒不能状態を裁判所が認定してくれるかどうかは弁護士さんにとっても実務上難しいとされているそうです。

ようするに強制性交罪などの立証は現在でも難しいし、2017年以前は少年への性加害は法律違反ですらなかったのです。 （参考記事：ジャニーズ性加害問題、改正刑法なら「事件化した可能性ある」　被害者支援の弁護士が指摘する法的課題）

ジャニーズ問題が女性だったら世の中の反応は違うのか？ステレオタイプの日本人

日本人はセクハラという言葉やいじめという言葉で加害者ハードルを下げてるように感じることがありませんか？
それってもうイジメじゃなくて犯罪でしょ。とか、それはもうセクハラじゃなくて犯罪！と思うニュースをよく見ます。

そして、今の日本でも男に対してセクハラや性加害を軽視してるように感じます。
ジャニーズが裸同然でステージに立ってる時も女性はキャーキャー言ってますが、これが女子だと女性軽視！とかになるんですよね。
それってどうなの…？都合のいい時だけ女性が不平等みたいになってない？と感じます。

男なんだから…がまだまだ日本のテレビ、メディアには根強いと思います。男性へのドッキリは未だにお色気系とかも許されてますし、日本はまだまだステレオタイプの人が多いのかなぁと感じます。

ジャニーズ所属のタレントに罪はないけど？

被害者の会を阻むのがジャニーズのファンというのが個人的に全然理解できないです。
所属タレントは被害者なのに、なぜそれを守るために被害者の会を攻撃するんでしょうか。

やるべきはジャニーズの経営を見直させることではないでしょうか。性加害を容認してることになる行為を平気でしてますが、これが女児だったら…性別が違ったら同じように守るんでしょうか。

僕から推しのタレントにとにかく別の事務所に移動して欲しい!と思いますが、ファンの気持ちをまだ理解が足りないのかもしれません。

自分の推しがもしかしたら性加害を受けていて、しかもそれをデビューしたから話せないだけっていう可能性もありますよね。
男性の性加害は人に話しにくい日本社会という背景もあります。心のどこかで男がそんなことされるなんて・・・という気持ちがあるんじゃないでしょうか。そんなことはありません。

男への性加害は意外とよくある

僕は経験上、未成年の頃ちょっとしたイタズラというか今思えば性加害ととらえることもできることをされたことはありました。
父親の会社の取引先のお兄さんだったり、高校の理科の教師、触られたりしたことあります。
たぶん世の中のほとんどの人が知らないだけで、未成年への性加害はかなり多いのかもしれません。

ただのジャニーズだけの問題じゃなく人権侵害、法改定の話

ジャニーズの騒動だと言われてますが、薄々みんな気付いてますよね。
これはただの一部であってジャニーズにはもっと闇はあると思いますし、ほかの芸能事務所にもテレビの業界にもたくさんあると思います。
昔のテレビにはMCのとなりに謎に水着美女がいたりしましたが…あれももしかしてそういうことだったのかなあとか。
これはただのセクハラ問題ではなくて人権侵害を守るために法改定をしなくてはならないです。世界的に見ても日本は性に関する法律が先進国のわりにとても甘いです。
もっとことの大きさを理解しないとこの問題はモヤモヤしたままになりそうですね。

事件を詳しく解説して、法律についてもわかりやすく説明している動画

リアルな現実を実際の被害者である大島さんがインタビューを受けている動画