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パリ・オペラ座の日々1993~1994:10 月2、3日 土曜日、日曜日、Bercy2


10月2日

昨日のバレエで疲れて寝坊。お昼から久々にカルフールまで買い物に出かける。食品以外に土とかシクラメンなど園芸用品を購入。ショッピングセンター内でハンバーガーを食べた。ここの店員さんはみんな親切で感じが良い。往復はバスで楽々。

一度帰宅してからdiffへ。コート・ダジュール、サンマロの写真の現像が出来上がっていた。diffのお姉さんもいつも親切。夕食はモツの煮込み。美味しかった。

カルフール 700F
Diff 41F
水 34F
カフェ 16F
ハンバーガー 63F


10月3日

今日も寝坊。3時くらいまでゴロゴロして夕方出かける。なんとなくベルシー地区のショッピングセンターを目指して歩く。ベルシー駅近くの近未来的な建築物と夕日を眺めながら一時間くらいで到着。結局ショッピングセンターは閉まっていたので買い物は出来ず退散。帰りはNo.24のバスでリヨン駅まで行き、そこからメトロで帰宅。本日は0円デイでした。


月曜から金曜まで語学学校のFIAPに通うようになったので、フランスに来てから初めて曜日感覚が強くなりました。ということで、この週末はおとなしく来週の授業の準備などしていました。

秋が深まり気温も下がり、落ち着いて勉強&バレエ鑑賞の日々です。

「diff」というのは、近所の写真の現像ショップの名前です。パリの中心街だとFNACというTSUTAYA的なお店が大手でしたので、写真の現像はそのどちらかで。スマホ全盛の今からは想像もつかないでしょうけど、当時のフィルム写真は現像の度に費用がかかるのに、失敗作ばかりで大変でした。あの頃スマホがあったらなぁとつくづく思います。


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この日散歩に出かけたベルシー地区は、住まいのあったサン・マンデから南に下った12区のエリアです。メトロだと14番線。なんとなく散歩と思って、ヴァンセンヌの森を抜けて徒歩で一時間くらいでした。


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ベルシー地区は18世紀にセーヌ川を使った輸送の集積地になり、とくにワインを貯蔵する倉庫群がたくさんありました。2次大戦前後までは使用されていたようですが、その後倉庫群はもっと郊外へ移転し、1960年代以降は再開発が進められてきました。



どこかの広告で「Bercy2」という大型商業施設を知っていたので目指したのですが、あいにく日曜日はお休みでした。。

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大型スーパーのカルフール、専門店街、映画館などで構成されています。まあイオンモールとほぼ同じです(笑)

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この線路の左側に見えている宇宙船みたいな建築物がBercy2。UFOみたいな形でした。


その後1998年には「ベルシー・ヴィラージュ」というワイン倉庫群を再活用した商業施設もオープンして、良い感じに賑わっているみたいです。

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ここから少し距離がありますけど、この地区には広大なベルシー公園、シネマテーク・フランセーズ(2005年にエッフェル塔向かいのシャイヨ宮から移転)、その向かいにはミッテランの計画が実現したフランス国立図書館などがあります。


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対岸のフランス国立図書館

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