ぽんぷ

詩など。短歌など。笹井宏之さんが好きです。だれかのためになるものではないです。気まぐれ…

ぽんぷ

詩など。短歌など。笹井宏之さんが好きです。だれかのためになるものではないです。気まぐれに短歌を詠んだり、文章を書いたりします。

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最近の記事

2024/04/21

家には引っ越しのときに使った段ボールがいまだに処分されないまま残っている。段ボールの処分というのは以外に面倒で、資源ごみに分類されるから回収場所に持っていく必要があるらしい。私の住んでいるマンションには回収場所がなく、近くの回収場所までは徒歩20分くらいはかかりそうだ。そういうわけで、ずっと捨てられないままでいる。 思えば我が家はあまりものを捨てられない家だった。生ゴミやペットボトルが散乱しているということはないけれど、それでも散らかっていた。スペースを確保するために使えそ

    • 2024/04/11

      忘れた頃にふと日記を書きたくなった。すっと音も立てずに日記から離れたのに、また戻ってきてしまう。でも、またいつか、日記を書きたい私は失踪してしまうのだろう。それでもいいから書いてみようと思った。特に理由もなく書き始められるのが日記だ。 正午過ぎ、数回しか入ったことのないうどん屋に入る。お客さんがひしめいていて、席はすべて埋まっていた。名前を書いてお待ちくださいとあるので、名前を書いて待ってみる。私の前に名前を書いていた人が呼ばれ、席へ案内される。ようやっと私の番と思ったその

      • 日常の練習 3/2

        連日の残業で、本当は土日両方外へ出たくないんだけど、今年の目標は「外出率を上げること」。こういうのはできるときにやって習慣にしておくのが大事だ。というわけで、外へ。 ひとまず書店へ行くことにした。この前、悩んで買わなかった歌集を買いに。店に着いて、棚を探してみるとお目当ての歌集がない。む、と思い、もう一度探す。やはりない。困った。一応、店内の在庫検索機でも調べてみよう。「在庫僅少」の文字。ということは、ある?でも、たぶんこれは直前で買われてしまったような気がする。在庫検索機

        • 日常の練習 3/1

          相変わらず残業の民。でもどうしてか、こういうときには自然と本に手が伸びる。いつからか朝も本を読むようになり、今の第一の娯楽優先権は本だ。というわけで、大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を読む。大前さんは以前からよく名前を見かける人で、どうしてかAマッソの加納さんとセットで覚えていた(たぶん文學界の影響?)。まだ途中だけど、今の時代、「ぬいぐるみ」が占める社会的な位置はどんどん大きくなっている気がする。景気が後退し、心身に精神的にも物理的にもダメージがたくさん与えられ

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        • 日常の練習
          137本
        • tanka
          69本

        記事

          日常の練習 2/29

          閏年。植本一子さんと滝口悠生さんの『さびしさについて』を読み終えた。同じテーマで話しているようで、少しだけずれていて、でもそのずれをそれぞれに許容しあう緩やかなつながり。そういうものを目にすると、とても心地がいい。私にはそういう友人がいるだろうか、と考えてみる。私自身があまり返事をずらさない人で、一文一文に対応するかのように、言葉を返してしまうタイプだから、あまりそういう友人をもっていない気がする。他人と面と向かって話をしているときに、自分にもう少し緩やかさがほしいと思うこと

          日常の練習 2/29

          tanka69

          別れたい.zip            どうして? わからない.zip           わかった.zip ごめんね

          日常の練習 2/28

          心が減速している。朝から家を出るまでに本を読めるようになった。これまでは出勤までが憂鬱で、カンフル剤のようにテレビのお笑い番組を観ていた。その日のニュースなんかチェックしなかった。どうせ昨日までのニュースとなんら変わらないし、それは昨日家に帰る前に少しだけ触ったSNSで充分に把握できているから。出勤前に多くの人がそんなものを観ているのが理解できなかった。でもそれはたぶん、私が刺激を求めすぎていたからだと思う。本を読むようになって思う。私は平穏な時間に続く憂鬱な勤務時間が怖かっ

          日常の練習 2/28

          日常の練習 2/27

          相も変わらず残業の民。繁忙期なので仕方がないが、単純な業務量が増えているというより、他人という不確定要素を組み込んで仕事を成立させなければいけないために、残業が続いている。自分の書いた1つのメールが、多様な意味の取り方をされてしまうから、一意に意味が定まるような文章を書かなくてはいけない。そのためには、書く時間も文章も長くなる。社外の相手に送るので、ときには上長に確認してもらう必要もある。そして、相手からの返信を読み取らなくてはいけない。手渡す情報の調整とその書き方、渡された

          日常の練習 2/27

          日常の練習 2/26

          文章が書けなくなっている。日記を書いていて、なんとなく気づいてはいた。ただ、この書けなさには出会ったことがなくて、どう対処したらいいかがわからなかった。だから、気づいていないふりをして、書いたらいいやと毎日の作業のようにやり過ごしていた。ふと最近の自分の文章を読み返してみると、生温い嫌な気持ちになる。たぶん書く時間を節約しているせいだ。本来はもっと書かれるはずの言葉があるはずなのに、それを探そうとせず、手近な言葉ばかりを並べて、文章を書いたような気になっていた。整理されないま

          日常の練習 2/26

          日常の練習 2/25

          映画「夜明けのすべて」を観る。PMSに悩む女性とパニック障害に悩む男性が職場をともにする話。パニック障害になってしまったことにより前職を続けられず、新しい職場に移ることになった男性は、単純作業ばかりの新しい職場に馴染めず、前職に復帰しようと元上司に打診する。PMSによるイライラで様々な職場に居づらくなった末にこの職場にたどり着いた女性は、PMSによる発作が出てしまった翌日に職場に菓子折りをもっていく。二人は互いにその来歴を知り、お互いを分かり合うためによく話し合うようになる。

          日常の練習 2/25

          日常の練習 2/24

          読めない日々が来た。たまに来る。並んだ文字列が意味の像を結ばず、目がインクの上を滑り、ただただ文字列に時間を書けて向かい合うだけになってしまっている。たぶん頭のなかにキャッシュが溜まっていて、それを消去しないと進めないのだ。インターネットで調べると、そういうときは昼寝をするのだ!と書かれているが、私の場合は昼寝ではどうにもならない。ただちょっと読みやすくなるだけで、それで万事解決とはいかない。インターネットに万能薬は落ちていないのだ。そんな当たり前を再確認しつつ、本を閉じる。

          日常の練習 2/24

          日常の練習 2/23

          一度も行ったことのない図書館へ。徒歩と電車で約1時間。いつも降りない駅で降りると、小旅行のようでおもしろい。電車を降りて階段を下りながら、出口を調べる。東京のように出口がたくさんあるわけではないから、迷うことはないけれど、逆方向の出口から出てしまうと、図書館までの道のりが遠くなるので、一応調べる。西口からでるほうがいいらしい。西口から出て歩くと、ぱらぱらと雨が降っている。折り畳み傘は持ってきたが、差すほどではない。難しい天気だ。雲が多いと気持ちが上がらない。グーグルで経路を検

          日常の練習 2/23

          日常の練習 2/22

          残業。はじめから残業することは目に見えていたのだが、さらに仕事が降って来て困った。今日は仕事終わりに友人とご飯を食べに行く予定だ。残業があるからと先に集まってもらい、自分は19時半には行けると言っておいたのだが、無理そうだ。LINEを打つ。「最悪20時になりそう」。最悪と書いたが、その時点で最悪になることは目に見えていた。19時半に終われない仕事は、20時にも終われない。でも、ご飯に行くのだ。来週の自分に期待しながら、片づけられる限りの仕事を片付けて、帰る。友人のもとへ行くと

          日常の練習 2/22

          日常の練習 2/21

          仕事しかしていないので書くことがない。少しだけ春だ。コートを着ると暑い。

          日常の練習 2/21

          日常の練習 2/20

          一日中外に出ずに仕事をしていた。何もすることがないならいいのだが、繁忙期のため、仕事が山積みだ。ひとつひとつ片づけている途中で、どんがらがっしゃんとさらに仕事が降ってくる。雨だ。恵みのほうではない雨。かなしい。心にも雨。そんなのんきなことを言いつつ、残業をする。今週は祝日があり、平日が4日しかないから、仕事を圧縮して進めなければいけない。そして、木曜日には仕事終わりに友人とご飯を食べることが決まったので、それまでに片づけなくてはいけない。がんばるんば。

          日常の練習 2/20

          日常の練習 2/19

          残業をして帰ったら本が届いていた。そういえば少し前にどかっと本を買った覚えがある。もうすでに何を買ったかを忘れてしまっていたが、10冊くらいあった。積読も全く消化しきっておらず、読むスピードも日々遅くなっているというのにまあ。「本の出版が止まらないのが悪い」と言い訳にもならないことをぼやきながら、奥村隆『他者といる技法』を読み始める。以前、Twitterで復刊してと呟いたほど、奥村さんの本が好きなのだ。共在と会話が最近の私のテーマなので、ヒントももらえそうな気がして楽しみだ。

          日常の練習 2/19