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前提 DJとはアプローチの表現である-音楽のジャンルではなくDJのジャンルについて

前提として、DJはアプローチの表現であるということで、何をかけるかというより、それをどういう意味づけでかけるかということが重要と考えます。
度々出てくると思いますが、ロジックがしっかりしている思い込みは、自分のDJに厚みを出すことに役に立ちます。この章では、自分のDJを構築するうえでの考え方の前提について記していきます。
※あくまで自分のDJについて考えているオリジナルなロジックです。

アプローチとは

DJによるアプローチとは色んな意味合いがあるとは思います。例えば、プロデューサー縛りや、同一レーベルなど。文脈的なところの方がわかりやすかったりしますが、今回は技術的なアプローチについて記したいと思います。端的にお伝えするのに、DJのタイプ別に技術的なアプローチを分けてみました。

DJのタイプとは

HIPHOPならHIPHOPの曲をかけるDJがHIPHOPのDJ・・・というのは当然のことではありますが、技術的な面や、曲のかけ方によっても分けることができると考えます。

以下が技術的に分けたDJのタイプです。
HIPHOPタイプ
HOUSEタイプ
POPS・ROCKタイプ

次に各タイプの特徴です。

HIPHOPタイプ

繋ぎとしては、TRAPでもBOOM BAPでもショートミックス基調になると思います。それはサビや、間奏パート(BREAK)が短いという楽曲の特性上そのような繋ぎ方になります。ビートもはっきりしている曲も多いため、ミックスも混ざっている感じがわかりやすくなる傾向にあるので、ゴリっとした印象を持ちます。スクラッチやカットインといったテクニカルなスキルを見せるのも特徴の一つですね。

HOUSEタイプ

繋ぎとして、曲の構成上ロングミックスしやすい作りになっています。ロングミックスについては、単純に曲を繋ぐだけではなく、曲と曲を混ぜ合わせ、新たな曲を作るような、クリエイティブさを求めます。

POPS・ROCKタイプ

基本的に皆が知っている曲をかけることが多いので、通常の状態でかけた方が反応が良いケースが多い模様です。極端に早くかける、あるいは遅くかけた場合、違和感が多くなってしまうがゆえにオリジナルピッチでかける場合が多い模様。またイントロで沸かすことができるので、頭からドン!とかける場合も多いです。

ざざっと解説しましたがいかがでしょうか。
わかってます、言いたいことはわかってます。HIPHOPのDJでもロングミックスはしますし、POPSやROCKのDJでもロングミックスします。JUKEやDUBSTEP、他のジャンルはどうなんだ!という声もありそうですが、あくまでDJの曲のかけ方の話のため、便宜上このようにざっくり分けさせてもらいます。

具体例でみるアプローチについて

実は↑で今回の記事の言いたいことをさらっと伝えてたりしますが、よくよく解説していきましょう。

で、ここからがこの記事の本編にあたるところなのですが、
これは、他人のDJや自分のDJに当てはめて「俺はHIPHOPタイプ」とか「あいつはロングミックスをしているからHOUSE」とか、そんな簡単な話ではありません。

このタイプを自身のDJの随所に盛り込むことにより、選曲により厚みを出すことができます。

※下記からは有料部分です。
有料部分では具体例を示しながら自分の考えるアプローチについてわかりやすく解説しております。
こちらの記事は150円ですが、最終的にはマガジン2000円で買って頂いたほうがお得になります。

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