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”Listen”のスペルが覚えられない

Summary

  • listenのスペルのうち「t」は発音しない

  • listとlistenはもともと同義で、時代の変遷でlistenが使われるようになった

  • listenには表面的には「聞く」と訳せるが、ニュアンスには「服従」の意味が伴う


Citation


listenのスペルが覚えられなかった

自分の中で覚えやすい単語のひとつを上げたときに、「information」という単語があります。

その理由はin-for-ma-tionというように分解しやすくて、発音も工夫いらずで、Rの発音が拙く立って聞き取りやすいから。

listenといえば中学英語レベルで、しかも割と初めの方に(中学1年か、2年くらいの頃か?)習う単語だと思うのだけど、ここ最近までこの単語のスペルを覚えることが苦手で、入力する問にはスペルチェッカー頼りになってた。

最近、断捨離を生活の中に取り入れてて、自分の中にある思考をなるべく自分がやりたいことに集中させるように、雑念になっているものや、雑念を引き起こすものを駆逐してやろうという流れがあって、このlistenという単語を目にするたびに想起する「あぁ、この単語のスペル苦手なんだよなぁ」という負の感情をなくそうと思い立って調べたのがきっかけ。


listとのつながりはあるのか?

覚えづらさを感じているときの対処方法として、覚えようとしている物事の周辺情報を増やすということを実践していたので、まずはlistenにまつわる情報を調べてみた。

listenという単語を改めて見たときに、末尾のenは接尾時の可能性があるなという気づきがあって、だとしたら「listとlistenの関係性」について情報が出てきたら(実際に、関係性が存在していてその情報にリーチできたら)、かなり覚えやすいだろうなとおもってググったらビンゴ。

もともとはlistもlistenも「聞く」という意味では同義で使われていたようですね。
追加の気付きとして、listenについては「服従」の意味が伴うというのも面白かったです。
確かに「聞く」という背景には、耳にした上でその情報を行動に取り入れるということが含まれていると感じます。

「俺の言うことを聞け」というのは、「俺の言うことに従え」というのと同義ですよね。
「言うことを聞いてくれない」というのは、「言うことに従ってくれない」と。

映画でも「Listen!(聞け!」「Listen to me!「私の言うことを聞け!」というのも耳にしたことがありますね。こちらも従ってくれというニュアンスを感じ取れます。

全てのシチュエーションにおいて「服従」の意味が含まれているわけではないと思いますが、人に対して「聞く」という単語を使うとき、または人が「聞く」という単語を使ったときに、これまでも理解の幅が広がりそうだと感じました。

ちなみに、、「服従」の意味が含まれない「聞く」については
「(〜について)聞くところによると」という表現があると思います。
ただ、こちらは英訳したときにはhereで訳されますね。
「(〜について)耳にした情報によると」「I here that xxxx」のように言い換えることができますから。

memo(Citationの情報を含みます)

(listという単語は)
「(意識して) 聞く / 聴く」ことで listen と同義だが、今日では詩語・古語に分類されている。

List, list, O, list!
If thou didst ever thy dear father love.
< William Shakespeare, Hamlet 1:5 (Ghost to Hamlet) >
聴け、聴け、おお、聴け!
お前が父を敬愛してやまぬなら。

(中略)

上記のハムレットの亡霊が用いた listと同様に、listen にも「従う」というニュアンスが含まれることがある。
I came to give you some advice, to which you shall listen.
あなたにお伝えしたい助言がありますので参りました。(あなたが聞くべき [ie. 聞いて損のない / 従うべき) 助言を差し上げに参りました。)

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