そもそも恋愛に淡白な私、そんな私の恋愛対象は男性です。ずっと昔、レンタルレコード店でアルバイトをしていた。二つ年上のバイト仲間なっちゃんという女性は、まだ茶髪という言葉が無かった頃から明るめの茶髪にしていたケサラワンレンサーファーガール風だけど中身は古風。レンタルレコード店なので一日中好きな音楽をかけて良い。ある日シフトが一緒だった時、どんな音楽が好きか？といった内容を浅く話してた。私が「そういえば女性のヴォーカル物、女性の声の方が良く聞くかも・・・」と言うとサーファーガール風なっちゃんは、「私はやっぱり男性の声が好き、zakiは男っぽい性格だし男性体質なのよ、だから女性の声に魅かれるのよ」と言ってくれるではないか。勘弁してよ。まあそりゃあね、あなたはレンタルレコードのカウンターで突然見ず知らずの男性客から映画のチケットを渡されて「一緒に行きませんか？」なんて誘われる人だから自信もあるんでしょうけれどね。頭と心の奥の方でカチンと来たけれど、私の方が年下だったしいろんな経験も少なかったから、あの時は言い返すすべもなかった。

後日バイトも卒業して、彼女は結婚して、何かの時に他の仲間も一緒に集まり食事をした。その時なっちゃんは「午後からね、洗濯物をといれてソファーに座って彼のと自分のとをたたんでいる時に幸せだな～って感じるの」なんて言ってたな。

彼女は今も男性ヴォーカルの歌を聞きながら洗濯物をたたむが好きなんだろうな。さて、私はどうなんだろう？

（たわいない話です(*^_^*)