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もう見た?超人気海外ドラマ『EUPHORIA』


アメリカで現在シーズン3の制作が決定した超人気ドラマ、『EUPHORIA』(ユーフォリア)。このドラマに激ハマりした私が、勝手に魅力を語っていきたいと思います!

💭 EUPHORIAってどんなドラマ?
アメリカの大手ストリーミングサービス、HBO(ネトフリみたいなもの)で配信されているドラマ。
Z世代に蔓延しているドラッグ、性、家庭環境、薬物依存、そして心の葛藤を描いた作品。
現代社会が抱える問題を過激に描いています。さらに制作指揮官はまさかのラッパーのドレイク。制作会社はミッドサマーやレディバードでお馴染みのA24。日本ではU-NEXTで視聴できます!


・ お洒落でスタイリッシュな鬱ドラマ

タイトルの”EUPHORIA”は一時的な多幸感を意味する文学的な英単語です。しかし、先述の通り本作品はハッピーな学園モノではありません。
ドラッグで得られる一瞬の非現実的な多幸感が、"EUPHORIA" というタイトルの意味と重なります。


気が重いストーリー展開や過激な描写もありますが
鬱々とした空気をいい具合に柔らかくしている要素が、絵面のオシャレ感。

とにかく画面の色づかいが綺麗です。
シーズン2からは、よりノスタルジックな雰囲気を演出するために、Kodak社のフィルムを特別に再製造して撮影されているというこだわりも素敵です。


紫や青などの寒色が画面の中に多く使われているような印象でした。
A24が制作する映像は光や色の使い方に、"A24っぽさ" の世界観が出ていて大好きなのですが、今回のEUPHORIAの映像にも独自のスタイリッシュさがゴリゴリに出ていました。

海外ドラマを見ていて毎回見逃せないのが、登場人物たちの部屋のインテリア。
ドレッサーに置いてある小物から部屋のポスターまで作り込まれていて、実際にそのキャラクターが使ってそうな物が置いてある。
そういう細かい演出までこだわっているのが凄いなぁ…と思います。

・共感できる複雑な人間心理

このドラマには沢山の問題を抱えた人間たちが登場しますが、その設定やその問題を抱えるまでに、彼らに何が起こったのか?というストーリーの作り込みが丁寧なんです。

各話で登場人物たちの子供時代にフォーカスするシーンがあるので、それぞれのキャラクター像のイメージが掴みやすいです。
しかも、"どこから見つけてきたの?"ってくらい子役が本人たちにそっくりすぎる。

ゼンデイヤが演じる主人公のルー。
幼い頃から生まれつきの不安障害を抱えています。
そんな中、お父さんが病気で亡くなってしまい…。

踏ん切りのつかない気持ちや乗り越えられない父の死から薬物に手を出してしまい、結果的には中毒になってしまいます。

ルーの薬物中毒を治そうと奮闘する家族、治したくても上手くいかず、家族を傷つけてしまうルーの姿が生々しく描かれていて心が苦しくなる場面も。

自分を肯定することの難しさ、そして辛い現実から逃げるための薬物という誘惑、また依存症のリアルな姿に見ていて複雑な気持ちになります。

ゼンデイヤの熱演が凄すぎて、変わりたいけど変われないルーの気持ちがめちゃくちゃ伝わってきてボロボロ泣いてしまいました。


『EUPHORIA』出演をきっかけに大ブレイクした女優のシドニー・スウィーニー。次から次へとドラマや映画に出演していて大人気です。

彼女が演じるのは、ルーが通う学校のチアリーダー、キャシー。キャシーはモテるタイプで彼氏が途切れません。だけどエモーショナルで自分の軸が弱め。断ることが苦手。何でそうなっちゃうの?っていう事も何度もやらかします。

見ているだけで心配になるキャシーですが、そんな彼女は家族、そして父親にトラウマを抱えている事が明らかに。

自分の意見が言えないキャシーの性格や、感情溜め込み爆発型なのも納得してしまうほど各人物のバックグラウンドがしっかり描かれているのです。

・Z世代にヒットした”ユーフォリアメイク”

個人的に目が離せなくなったのが、ドラマ内のキャラクターの個性的なメイク。ドラマのメイクを担当しているのはメイクアップアーティストの、Doniella Davy(ドニエラ・デイビー)さんという方。
ラインストーンやカラー、跳ね上げラインを使ったルックが可愛すぎます。

特に、学校のクイーンであり強気なディーバ的存在のマディー。マディーを演じたのは女優のアレクサ・デミー。マディーのメイクはZ世代に大ウケし、ユーフォリア風メイクがトレンドに。

私はドラマの放送開始真っ只中にカリフォルニア州の学校に通っていたのですが、クラスに一人、毎日ユーフォリアメイクを完璧にしてくる子が実際にいました…!
毎週違うカラーのラインストーンが目についてて。
めちゃくちゃ可愛いかったです。

80s glamっぽく、ブラックのアイラインでガッツリ囲んだメイクもあれば、グリッターで全体をキラキラさせているメイクもあったり。

エピソードごとに全然違うルックが飛び出してきます。
キャラクターたちのファッションやメイクも、このドラマの大きな魅力の1つです!

・完璧すぎるサントラ

魅力はドラマだけに留まらず、オフィシャルサウンドトラックも完璧です。担当しているのはイギリス人歌手のLabyrinth。個人活動と並行して、ディプロ、シーアと共に『LSD』というグループでも活動してます。

個人的にはシーズン2よりもシーズン1のサウンドトラックの方がおすすめです!
ドラマの第1話で主人公である、ルーのプロローグが終わった後に爆音でこちらの曲が流れるのですが、ドラマのサントラとは思えない名曲ぶりです。

さらに、『All for Us』という楽曲では、ドラマの主人公のルーを演じたゼンデイヤもフューチャリングでLabyrinthと一緒に歌っています。

また、シーズン2の挿入歌として使用された、Labyrinthの楽曲『Never Felt So Alone』はビリー・アイリッシュとのコラボレーション曲。こちらも要チェックです。


個性豊かなキャストに、衝撃的だけど共感できる悩みを抱えたドラマ、『EUPHORIA』。魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。気になった方は是非チェックしてみて下さい☆彡
最後まで読んでくださってありがとうございました!

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