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量産型MMORPGの思い出

電ファミのこの記事を読んで、思い出したことがあるので記しておきたい。

これはF2Pの発生の経緯や、「なぜそれが韓国で起きたのか」について書かれていて、非情に興味深い。そして、なぜ今、韓国がイースポでこれほど強いのかの理由もわかると思う。

思い出したのはここで書かれている「ベータフライヤー問題」の段を読んだ時。
たしかにこの頃、UOのヒットを皮切りに2匹めのドジョウを狙って数々のMMORPGが開発された。筆者は日本産、または韓国産のMMORPGのベータテストにかたっぱしから参加し、製品版は買わない、ということを繰り返してた。そう、正にベータフライヤーだったわけだ。

我ながらしょうもないことをしてたなぁ。とは言え、もちろん面白ければ買う気ではいた。
ところがぶっちゃけ、その大量生産されたMMORPGはどれも何かをクリックし、ちょびちょびとスキルやレベルを上げるという単調な作業を繰り返すだけの、UOの劣化コピーのような作品ばかりであった(UOは素晴らしいゲームだったが、筆者はすぐに辞めている。このことにについては以前書いた記事をご覧あれ)。

どんなゲームをやっていたのか、タイトルすらも思い出せない。
クソゲーと判断した場合、ほとんどマジメにプレイすることもなかった。はっきりって迷惑プレイヤーであった。申し訳ない。

例えば、あるゲームでのこと。
早々に飽きた筆者は、町の入口で仰向けに寝転がるジェスチャーをし、通りがかるプレイヤー全員に「ここを通りたかったら俺を倒してから行け!」と話しかける、ということをしていた。
100%のプレイヤーに無視されてしまったわけだが。
もう倒れてんだろ!っていうツッコミ待ちだったんだけどね…。みんなマジメだなぁ。

それらは無料だったせいか、ちびっ子も多く居たようである。
あるゲームをリアルの友人とプレイしていたときのこと。
パーティーに混ぜて欲しいというプレイヤーが話しかけてきた。別に断る理由もない。一緒に出かけることにしたのだが、ほどなく我々は「コイツ、なんか変だぞ?」とウィスパーで話し合った。

無謀な敵に殴りかかったり、倒してもアイテムを分け合うとかせず独り占めしたり。チャットをしても、何かズレた返答ばかり。どうもこちらの言っていることが理解できていないようだ。
すると、リア友が「キミ、何歳?」と問いかけた。返答は「9歳」であった。

ああ、なるほど…。その瞬間、我々の疑問は氷解した。
そして、その子は「また明日、3時にね」と、勝手に時間まで指定してログアウトしていった。
我々が行かなかったのは言うまでもない。

まだまだ思い出があるが、長くなってきたのでまたの機会に。


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