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映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』本日公開! これは映画史上最高のロケットリーグ映画! ロケリ勢は10プペしろ!

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待ちに待った映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が公開されたので、予告していた通り初日に鑑賞してまいりました! 有言実行の現ちゃんと呼んでください。まさか雪が積もるとは思いませんでしたが、電車が止まるほどでなくて助かりました。

まだまだこれから見る方も多いでしょうから、無料部分ではネタバレしないように思ったことを書いていきたいと思います。

まずテーマがeスポーツでゲームはロケットリーグ、ということなのでゲームに馴染みが無い方は見る前に不安があるかもしれません。ご安心を、予備知識がまったくなくても問題ありません。劇中でロケットリーグについて丁寧に教えてくれるのです。なんせ、チーム3人のうち2人が素人なので。2人に教えながら進むため、鑑賞者にも自然とロケットリーグが理解できるようになっております。この仕組みは上手いと思いました。

逆にロケリに詳しい人はちょっと苦笑いしてしまうところもありますが、その辺はご愛嬌。映画のスクリーンにロケリの画面が出るというだけで見る価値あり。あ、ロケリ勢はスタッフロールが終わるまで立たないでください。ニヤッとできるはず。

ロケリを知らずともOoodaさんや平岩さん、決勝の会場がLFSだったりとゲーム好きなら「おっ」と思えるところがあります。

そもそもゲーム部分は割合でいえば3割程度です。本題は高校生それぞれのドラマです。ゲームにまったく興味無い方でも安心してご覧になってください。

当初、広井王子さんはゲーム画面を映すことに反対だったそうです。確かに映画の主題、伝えたいことはゲームの面白さではないわけで、そういう判断になっても仕方がないと思います。

しかし監督の判断でゲーム画面を使うことになりました。試合シーンのためでもありますが、ゲーム内でコントのようなやりとりまでやってみせたのは上手くゲームを映画に取り入れた好例となりそうです。

その試合シーンですが、かなりカメラワークに凝ってます。単なるプレイヤー目線ではありません。これはぜひ映画でご覧ください。

なんというか、全体的にゆったりと時間が流れるというか、eスポーツをテーマにしていますが熱いスポ根みたいな感じはないんですよ。下記の監督の記事によると、監督はオフビートな距離感を描きたい、と仰っております。

これは観るとわかるんですが「え? 最近の若い子ってこんな感じなん?」っていうくらい、互いにあまり干渉しないというか、独特な空気感があるんですよね。

そういう演出があってのことなんでしょう。演者みなさん、演技が自然体でしたね。変にテンションぶち上がったりしないんですよ。個人的には本編と直接関係ない障害者学校の先生の演技が一番泣けました。

しかしそこはeスポーツ映画。ずっとオフビートなままではありません。最後にはちゃんと熱くなるところもあります。そして最後まで観終わったとき、このタイトルに込められた意味がわかると思います。

これを見てロケットリーグというゲームに興味を持った方、PC、PS、Xbox、Switch各プラットフォームで無料ですのでぜひやってみてください。そうすれば大して練習もしていないのにあんなプレーをした亘が実は一番天才かもしれない、ということが分かると思いますよ!

以下ネタバレ感想

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