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第568回:土地NFTの本源価値と暴落の主因

先週に続き、クリプトネタです。米利上げの憶測が金融市場を揺れ動かし、暗号通貨市場も釣られて上に下にと忙しい動きをしておりますが、本質的には、物価は上がり、法定通貨の価値が毀損していく流れは変わりません。そして、インフレ、スタグフレーション後の市場は、ビットコインやイーサリアムを中心とする暗号通貨が主軸となることも変わりません。半導体の値段が下がったからどう等と宣う向きも多いですが、シンプルに物価とは、“人間が生きていく上で必須の資源価格の相対価値”であり、その相対価値が、今後どう動くかを予測しなければなりません。詳細な手口は本日の主題ではないため割愛致しますが、小麦粉や食糧の在庫(供給)は減りつつあり、気象変動や戦争などの有事リスクが高まっている以上、無限に刷れる通貨が限りある物価に価値で勝てるはずがありません。ドル高は進み、法定通貨の価値は対物価比で下落を続け、更に激しいインフレが市場を襲うことは既定路線です。ほっといても物価は上がりますし、中央銀行が何をしようと物価は上がります。何故なら価格は需給で形成されるから

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