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経済産業省からDXレポート2.1出てたよ

8月31日にじゃーんと経済産業省ウェブサイトから『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』が発信されました。

こちらDXレポート2の追補版という位置づけなのでもし2を読んでいない方はそちらを見たほうが良いかもしれません。ただ、昨年末に出たDXレポート2は50ページ以上とボリュームも多いので、こちら最速でまとめ記事を発信していますのでご興味があればそちらも((読んでみた)経産省『DXレポート2(中間取りまとめ)』)ぜひ。今回のDXレポート2.1もこんな記事書くことによって実際に読む人が増えると良いなー、と思っています。

レポートの構成

今回の発表資料は

DXレポート2.1(DXレポート2追補版)(概要)⇦ 20ページ
DXレポート2.1(DXレポート2追補版)(本文)⇦ 23ページ

かなりフレンドリーなページ数。概要と本文があまりページ数変わらない(図なのか文章なのかの違いはありますが)。概要が上にあって本文が下にありますが、概要の図だけ見ても分かりにくいです。本文から読むことが断然おススメ。

なんで2.1?

去年2が出てその次がではなく2.1。そこについての説明はなかったようにも思えますが、読んだら納得。DXレポート2で問題定義、2.1で答えを出しているわけでもないです。イメージ的には2.1で問題からの脱却や「どんな世界を作るか」の方向性の紹介。

図1

(やはり文章を読まないと図だけではわかりにくい)

将来的にも答えを出すつもりがあるのかはわかりませんが。DXレポート2を読んでても2.1を読んででも、自分なりに方向性を考えて答えを出して進むのは個人や組織が自分達でできるようにならないといけないのかもしれない。

2.1で示す方向性。業界の壁を超えて。

ではその方向性とはなんなの、というところですがこれも今話すことに意味がある。色々な業界も断絶されてなくネットワークでつながった世界である。

図2

コロナ前にはこのような業界の再編などを語っても夢物語だったのが色々なデジタル化が進んだ(進み始めている)現在だと一気に可能性が感じられる。良い意味のガフの扉(エヴァンゲリオンネタですみません)が開きかけてるのが見えるとでもいうべきだろうか。

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響に寄り、遠隔・非対面・非接触があらゆる社会活動において求められている。例えばテレワークをはじめとしたデジタル技術を駆使した社会活動が広く浸透した結果、多くの人がデジタル技術の持つ新たな価値に気づき始め、人々の価値観が大きく変化している。

とレポートにも書かれているが全く賛成で自分は常に「テレワークはDXのステップゼロ」と言っている。このレポートでも企業の「低リスクのビジネス」だけに集中しているところが問題だといっているが、テレワークというDXのステップゼロを通って、「前例がない」「リスクが取れない」低リスクゾーンにのみいた企業達がちゃんと自分達でコントロールしてリスクを取れることは日本の前進のためにとっても大事な事である。

2.1の方向性の先へ向かって。プラットフォームや機械がヒトをサポートする世界。

デジタル産業の構造と企業類型の表現として

市場との対話の中で迅速に変化する必要性や、1社で対応できない多様な価値を結びつける必要性から、固定的ではないネットワーク型の構造となる。

とある。これは「まさに」で自分達が関わる金融のグローバルマーケッツ(市場部門など)の世界では

・24時間止まらない金融市場
・膨大な情報量
・すべての情報は分からない中でリスクを取らないとビジネスができない

という事で情報量が多過ぎで機械がヒトの業務のサポートをしないとビジネスが可能でなく、色々な組織の壁を壊してシステムが変わるので動きのスピードについていくために組織を繋ぐネットワーク・プラットフォームが必須になっている。なのでその様な世界を色々な業界に広げるためには

・組織や業界の壁を越えてつなげるネットワーク・コミュニティ・プラットフォームなどが必要
・膨大な情報を機械がプロセスしてヒトの決断をサポートできる仕組みが必要
・業界の中にいる企業や個人がリスクを取る仕事の仕方を学ばないといけない

自分達がSymphonyのプラットフォームを展開して金融で作っている世界と似ているのでここは是非もっと頑張りたいし、そんな繋がった業界の姿などを考えながら仕事をすることの重要さを再確認させられるレポートだった。是非みんなでちょっと開いたガフの扉を一気に明けに行きましょう!

なるべく短く書いたのでちょっとわかりにくい気もする。当然ちゃんとレポートは実際に読んで欲しい。その方向性を理解した上で(賛成、反対もあると思う)自分達が作れる将来や自分達が貢献できる仕事を考えることはとても大事。

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