見出し画像

1081_マレーシア②

旅に出ると、目に入るもの全てが新鮮に映る。だから、自然と言語化せずにいられない。

でかい建物や、日本では見たことのない色彩のセンスの壁画を見て、「とりあえずヤベェな」と思うわけだが、それをきちんと文字に起こそうと試みることにより、脳内の新しい回路に電気が通じる。

ある意味、旅行記とか旅のエッセイは書きやすい部類だと思う。その日あった旅の出来事をそれなりに意義深くまとめれば、書くネタには困らない。毎日、日本で家と職場の往復で日記以外に大したことが書けるわけなんてない。

違う国に滞在すると、少なからず、いや、多大な違和感を感じることになる。7年前にタイを訪れたときの違和感はすごかった。

はじめて東南アジアを訪れたのはタイだったし、正直ここにはあまり長くいられる気がしないなと思い、日本に早く帰りたいと思った。

だが、マレーシアにはそれがない。歳を取ったので、旅のプランをしっかりと考えてあまり無理をせず、保守的なものにしたというのもあるのかもしれない。

だが、それを鑑みても、マレーシアの国民性はタイよりも真面目で誠実だった。イスラム教徒の国で戒律を重んじる必要があることから、お酒も飲まないし、調和的であるように見える。

そして、中華系、インド系、マレー系が混じっているので、お互いの多様性を尊重した形態で社会が成り立っているように見える。(タイ人はタイ人でしかなった気がするし、仏教系はそれそれでなんでもありなんだし)

だから、日本からの移住もマレーシアは多いらしいことは納得できる。僕を含め、日本人とマレーシアは相性がいいのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?