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子どもの成長を自慢し合う

  Children First の 夏季1DAY研究会があった。Children Firstは、学習集団づくりを視点とした授業づくりの研究会である。県内の教員を中心に、20名近くで検討した。

 子どもの成長の事実を自慢し合った。子どもが変わってきたこと、子どもが変わりつつあるところを確認したのである。

 誰かの発表に、“同じです”しか言えなかった子どもたちが、“なるほど”“ちょっと違うな”とつぶやくようになったという報告があった。コミュニケーションの質が変わってきたのである。次に期待しているつぶやきは、“だって”だという。

 授業の準備が揃わない子どもたちに、“ことばあつめ”や“メイクテン”といった、子どもがノートを早く開きたくなるような常時活動を入れ、スタートが揃うようになってきたという。“ことばあつめ”も、ひらがな・カタカナを書かせる野菜の種類や家にある電化製品といった上位概念-下位概念から、「夏と言えば」というように、ことばを連想させるように変化させてきている。

 ペア対話が成立しないという状態は、反応のうまい子どもと出合わせたり、質問をしてみたりするなかで、一往復のコミュケーションが成立してきたという報告があった。ただ、関係性の発展が必要な一往復半のコミュニケーションになることが課題になっている。なぜ、そう言っているのかを考えながら聴いたり、相手のことに関心を持ったりすることが必要なのである。

 後だしじゃんけんがうまく成立しない子どもがいる。巧緻性が育っていないのである。不器用さという身体の育ちをどう保障するか。手遊び歌など、さまざまな工夫が報告された。

 Children Firstは、しばらくお休みになる。次回は、9月30日(土)である。2年国語「どうぶつえんのじゅうい」の授業VIDEOの検討等を予定している。ご参加お待ちしています。

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