五花五

花です。 30代会社員。 安部公房、川上弘美、パウロ・コエーリョが好きです。 大体のこ…

五花五

花です。 30代会社員。 安部公房、川上弘美、パウロ・コエーリョが好きです。 大体のことを覚えていないので、文字に残そうと思って始めました📖

最近の記事

「R62号の発明・鉛の卵」安部公房

好きな小説は?と聞かれたら真っ先にこれを挙げる。 本当に面白かった。 短編小説で全12編収録されているのだけど、全部!ほんとに全部!面白かった!!! こんな気持ちで小説を読むのは記憶にある限り初めてだったので、夫にお勧めしつつ話してみた。 そしたら「どんな風に面白かったの?」と聞かれて困ったわけです。 いや、面白かったの!読んでみて! 「で?」 って…うーーーーん。。。と。 この面白さを説明できないの…悔しい…と思ったわけです。 ここまで書いて3日経過。

    • 触れる言葉

      Twitterをインストールしては消す 消してはインストールする ここ最近はこれを繰り返している。 インストールするタイミングは大体地震が起きた直後。 アンインストールするタイミングは、疲れたとき。 疲れたときっていうのは、相手を言い負かそうとするみたいな、はい論破〜みたいなやりとりや言葉を見続けたときな気がする。 それでもインストールした後はしばらく見ちゃうんだよね。毒を溜めるみたいに。 インスタのコメントも近いな。 疲れるなら見なきゃいいのに、わかっているけど

      • 「i ai」マヒトゥ・ザ・ピーポー

        美しかった。 ヒー兄役の森山未來がただただ美しかった。 境界線はいらない。 そうだなぁ。 そうやって生きていきたいなぁ。と。 やさしく熱い気持ちになる映画だった。 というか、映画ではなく人生を見ているようだった。 そして上映後には目の前に自分の人生があることを強く意識していた。 音楽もよかったなぁ。 i ai ORIGINAL SOUNDTRACKを聴きながら帰っている。

        • 今朝のこと

          平日は5:56の電車に乗って会社に向かう。 家が都心から少し離れているし時間も早めだしでいつもは席2つ間隔で座れるくらい空いているんだけど、4月に入ってからは混む日が増えた。 今日は席が1つか2つくらいしか空いていないくらい埋まっていた。 そんな中、隣には女子高生2人組。 座るなり1人の子が「ねえ聞いてよ〜〜」と話始める。 朝の電車はシーンとしているから、話がめちゃめちゃよく聞こえる。 恐らく2人は高校1年生で、入りたての部活にいる先輩の話をしていたっぽい。 内容

        「R62号の発明・鉛の卵」安部公房

          「カンガルー・ノート」安部公房

          読み終えるのに2ヶ月くらいかかった。 脛からかいわれ大根が生えてくる病気にかかった男の話。 ほんとに全然頭に入ってこなくて、これはなんの話だ…わからない…面白くないかも…… ってずっと頭の端っこで思いながらも、意地で読み切った感じ。 あまりに意味がわからなかったから「カンガルー・ノート 考察」で色々見ていたら、なんとなく理解が深まった…かな… 主人公が生きているのか死んでいるのか、どこにいるのかがよくわからなくて、でも読みながら想像しているシーンは完全に死後の国って感じ

          「カンガルー・ノート」安部公房

          「転々」三木聡

          自首するまでのお散歩。 三浦友和がめちゃめちゃ雰囲気あってよかった… 家族を知らない文哉が家族団欒を知り、カレーを食べながら泣くシーンでわたしも涙 ふせえり、岩松了、松重豊のかけ合いはずっと見てたいね 暖かくなってきたし、お散歩したくなった

          「転々」三木聡

          「アイスクリームフィーバー」千原徹也

          観たい!と思ったときには公開からしばらく経っていたので、もうどこもやっていないなぁと悔しがっていたらなんと、タイミング良く池袋シネマロサにて限定上映! しかも大好きな枝監督がトークショーに出る! ってことですぐにチケットをとって行ってきました。 とにかくかわいい〜〜〜が詰まってた。 かわいい〜〜〜を観に行ったので大満足でした🍨 上映後のトークショーでは撮影現場の感じだったりチームの在り方だったりを話していた。 時間足りなかったな、もっと話を聞きたかった。 時間を戻して

          「アイスクリームフィーバー」千原徹也

          「横道世之介」沖田修一

          春におすすめの映画として枝監督がストーリーズにあげていたので、観ました。 大学生の頃、きったないけどいい感じの部屋に何するでもなく集まって、なんかっぽい話をしていたなぁ、その輪の中にいるのはすごく好きだったなぁ とか、 方言、いいなぁ とか思いながら観ていたら、最後の展開で泣けてしまった。 あの頃はよかったなぁと思ってふいに戻りたくなることがあるけど、 いい思い出として引き出しの中にしまっておいて、たまに開けて覗くくらいがいいみたい。 世之介とくらもちが合宿先のお

          「横道世之介」沖田修一