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復調の兆し(5月上旬、WEリーグ編)

ゴールデンウィークから翌週にかけて、WEリーグは多くの試合がありました。AC長野パルセイロレディースも、前週のWE ACTION DAYからの半月で4試合を消化しました。

vsサンフレッチェ広島レジーナ(H、△3-3)

GW初日の土曜日にUスタで行われたのが広島戦。
瀧澤千聖選手が移籍後初めて長野に戻ってくる試合。観戦したかったんですがあいにくの仕事で、終わってから急いで駆け付けたもののスタジアムに入った頃には後半ロスタイム泣。
試合自体は派手な打ち合いでドロー。長野はシーズン通しでも最上級ではないかという凄いゴールを3度決めながら、広島の全得点に関与した中嶋選手、その中嶋選手に2アシストした瀧澤千聖選手を捕まえきれず。
失点シーンでは緩い守備が目立ち、2点目はオフサイドでないとすればラインがずれていた可能性が高いか…。

試合終了後

試合後のパルセイロレディース。
特にGKの伊藤有里彩選手にとっては悔しい3失点だったと思う。

古巣との対戦となった瀧澤千聖選手は、試合後に長野側ゴール裏とメインスタンドに挨拶。少し涙も見えたかな。私もこんなタイミングでスタジアムに入ると、瀧澤千聖選手に会いに来ただけみたいで(このnoteで瀧澤選手の記事も書いてるし)笑。
2019年に2部降格し、台風被害あり大量退団ありでダダ暗い雰囲気の私たちサポーター(チームは皮肉なことに降格決まってからの方が明るかった)に、一番最初に勇気付ける言葉を掛けてくれた瀧澤千聖選手。どこへ行っても応援し続けるし、いつか再び長野の10番に戻る日を、うっすらと夢見てます。

vsマイナビ仙台レディース(A、●0-1)

広島戦から4日後の5月3日、連休のど真ん中。ユアスタで行われた仙台戦に行ってきました。
高速(上信越道→関越道→北関東道→東北道)はかなり渋滞していたけど、キックオフが19時と遅いこともあり、余裕を持って到着。この日はベガルタの試合とのダブルヘッダーらしく、人の流れが多い中で2試合観戦した人もいたみたいで。なんかWEリーグではあまり聞かないゴールキック毎のブーイングも、Jリーグからの観戦組がいたのを考えれば納得。

スタグル

スタジアムの外で売っていた「塩釜ギョウザセンター」さんで、珍しそうな中身に惹かれ「マグタコ餃子」800円を購入。具材が生のマグロとタコ。店頭の写真ではタレか塩らしき器があるけど、購入したものには入ってませんでした。そのままでも美味しかったです。

グッズ

対戦相手の仙台の選手で最も注目していた、廣澤真穂選手のタオマフを購入。
前述の瀧澤千聖選手らと同世代で、早稲田大学では1年生の頃からレギュラー。当時関東女子リーグ1部で2試合、あと某所でも会える機会があったりで写真を撮らせてもらったことがあったり。その後コロナで観戦する機会はありませんでしたが、2022年のWEリーグカップ中に特別指定での仙台入りが発表され、数日後の長野での試合に途中出場!何か注目し甲斐があるなと思い、タオマフ確保しました。
このグッズ売り場。レジ的なものが1ヵ所に係の方が2人。私の前の前の人がPayPay?使おうとしてトラブり、数分待たされることに。係の方では分からず、他の方が確認し、違う画面を読んでいたっぽいことが判明。払う側もしっかりしてくれ・・・。そして次の方はカード払いだかポイント利用、ここでは無効なカードだって。長いよ・・・。結局、タオマフ1つ購入するのに列の3人目でレジ到達まで10分弱。わしの会計は現金。15秒で終了笑。浦和さんの開幕戦埼スタでは観客が多いのもありレジも複数で、人数多い割にはスムーズに捌いてたのに比べ、うーん。改善してほしいです。

スタジアム内

スタンドの中央、アウェー側ベンチの後ろ辺りでの観戦。
パルセイロトップが岩手での試合を4-1で勝ち、そこから駆け付けてくれたサポさんもいました。

前半

試合を通じて、パルセイロレディースはチャンスは多くシュートも打ったものの精度があまりに低く、初先発のCF上田選手もまだ噛み合っていない印象(前半のみで交代)。

ハーフタイム

ハーフタイムにはスペシャルライヴ。

後半

後半から稲村選手と川船選手が途中出場。
シーズン途中からずっと思っていたけど、川船選手がサイドに動いてボールを受け、他の選手の上りを待つシーンがあまりに多い。それをやるならむしろ上田選手の方が良いし、川船選手の最大の武器であるスピードやドリブルが必要ないプレーになっている。チーム戦術でそれを求められているのだろうけど、それは川船選手ではなくても・・・。自分で勝負に行くシーンが少ない(この試合では1回?)のが残念でした。

で、注目していた廣澤選手が後半もだいぶ経ってから途中出場して、いきなりゴール。左サイドから侵入され、松窪選手のシュートが右に流れ、これを折り返されて中央で廣澤選手。
最初の左サイドに奥川選手が対応に行って、3バックが1人釣り出された形。でも中盤は全く間に合ってない。廣澤選手のシュート時には寄ったハイライト映像でもパルセイロレディースの選手が6人(GK除く)いるが、シュートに対応しているのは岡本選手だけ。後半で運動量が落ちていたとはいえ、この対応は拙かった・・・。

試合はこのまま1-0でホームの仙台が勝利。
遠征の長野サポには大変ストレスの残る試合となりました。

vsちふれASエルフェン埼玉(H、○2-1)

試合前

GW最終日は、雨の中でのエルフェン戦。
何故か10時33分キックオフの新潟vs広島は1-0で新潟が勝ち、前節の首位INAC撃破に続き連勝、新潟の勝ち点は11に。この時点で勝ち点10の長野は暫定ですが最下位転落。15時キックオフのこの試合に負けると、ガチの最下位になる崖っぷちでした。
実はこの日は別の試合観戦に行く予定だったんですが、家庭の事情で県外への遠出が出来なくなり、急遽こちらに。Uスタは屋根あるんで、入ってしまえば雨降りでも普通に観戦する分には楽な場所。
ただ、この日は天皇杯長野県予選決勝(信州ダービー)がアルウィンで行われ、男女両方応援している人たちはほとんど松本に。

スタグル

前述の天皇杯県予選のバスツアーで、橙宴さんも松本に笑。久し振りにバクスタまで行き、おおいさんの焼きそばと、スイーツオンスイーツさんで売ってたヤンニョムチキンでランチにしました。

グッズ

新発売のグッズ「コースター」は、500円だけどがっつり紙。コースターそのものとして使うと2回ほどでヘタりそう。もう丸いサイン色紙と割り切って練習見学でも持って行くしかないか。しかも、最初に4枚引いたら3枚が菊池選手。全然混ざってない。昔、國澤選手海外挑戦の壮行試合で國澤選手4連続で引いたこともあるので、正直またかとしか思いませんでしたが笑

幸い?菊池選手を希望する方が多く、あっという間に手元からいなくなりました。1枚残しておけば良かった・・・。

練習中から試合開始にかけても大粒の雨。

前半

試合開始早々の4分、吉田選手にあっさり決められ失点。
3バックの守備がガタガタ。これに関しては、右WBに入れられた本職ではない小澤選手が気の毒に感じました。押し込まれて、4バックとも5バックともつかない歪な形になってる時間帯もあったし。

長野も反撃のチャンスはありましたが(PKェ・・・)得点には結び付かず。前の試合よりは上田選手と周囲の連携も向上していて、ここは期待が持てそうだったんですが。

39分の交代で、この日リザーブに回っていた奥津選手と小澤選手が交代。戦術の割を食った形の小澤選手、出来ればCFか、せめて4バックのサイドハーフが良いと思う・・・。仙台戦、そしてエルフェン戦と右WBは合っていないように感じました。

後半

52分にエルフェンの岸選手が警告を受けていたけど、この日のエルフェンの守備は雨の影響もあってか全体的に荒っぽく、崩せない相手ではないとは思っていました。ただ、1-0で進んでいる内は相手も集中を保ってる。何せ同点に追い付かないと厳しいなと思っていたら、63分に奥津選手のゴラッソ。
エリア内で瀧澤選手が倒され、相手のクリアに上田選手が足を出し(記録を見ると上田選手のアシスト)こぼれ球を奥津選手が左足でシュート。これがゴールバーに当たって入り、GKはノーチャンス。

長野は同点になった2分後に、川船選手と鈴木日奈子選手を投入。
その川船選手が左サイドでドリブルを仕掛け、クロスが右まで流れたところに奥津選手が今度は得意の右足ダイレクト!昨年のCKトリックプレーからのダイレクトボレーといい、このエリアでシュートさせればリーグ屈指じゃないかというくらいの右足精度。交代選手同士のアシスト→ゴールで一気に長野が逆転に成功。

川船選手は、その後も自分で仕掛ける場面が今までに比べ目に見えて増えていました。この方が相手は怖いし、ましてエルフェンはリーグカップの時に川船選手のスピードに散々やられていたんですから、そうそう対応できるものではありません。ちょっと遠目からシュート打ち過ぎな感じもしましたが笑。FWなんで選択肢はドリブル、シュート、(ラスト)パスくらいで良いと思ってます。


試合終了後

悪条件が重なって、観客数は多分今期最少の538人でした。
天気が悪いとはいえ、なでしこ1部や2部にも抜かれる人数。クラブはこれをどう受け止めているんでしょうか。アウェーゲームに行くと何かしら行われている試合前やハーフタイムのイベントも無く、静かに淡々と時が進む長野Uスタジアム。
数試合続けていた、リザーブ外の選手がマッチデープログラム配布に参加していたのも、この日は無し。雨の音が良く聴こえる静けさでした。
別の日記で書くつもりの、翌週行われたなでしこ1部オルカ鴨川FCvsスペランツァ大阪の試合が観客529人だったのでほぼ同規模ですが、午前中に隣の野球場で行われていた小学生サッカー大会の参加者や家族が無料芝生席で多く観戦していて、子どもたちの応援の声が良く聞こえていました。ゴールが決まった際には芝生の上でゴールパフォーマンスしてる子もいて面白かったです笑。人数はほぼ同じでも、なで1の試合の方が活気に溢れていました。長野、そしてWEリーグはプロリーグ。もっと出来ることがあるはず。

vs大宮アルディージャVENTUS(A、○2-0)

4連戦最後の土曜日アウェー大宮戦は、残念ながら仕事で行かれず。
上田選手が2試合連続のアシスト、長江選手の初ゴール、無失点での連勝とポジティブな要素が多い試合でした。


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