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リーグ再開と厳しい現実

2023年3月5日、長野Uスタジアムを会場に、
AC長野パルセイロレディースvs大宮アルディージャVENTUS
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。

試合前

スタグル

先行入場開始が昼前だったので、外周の橙宴さんで先ずは唐揚げ。
J3パルセイロはアウェー宮崎で開幕戦の為、チキン南蛮風になるタルタルソースを追加して遠隔応援。Twitterのフォロワーさんも結構宮崎まで行ってる人いたなあ。

入場後

この試合のマッチデープログラム配布にはゲート2つに選手2名ずつ。メイン側は稲村選手と安倍選手だったかな?時間で交代もしていました。撮影すると運営が色々うるさいと思い遠慮したら結構撮ってる人いたみたい・・・。
更にこの日は突発的?な色々もあったみたいで。
先発・リザーブ組は、全員ではないですがお散歩。
多少の覚悟はしていましたが、風が巻く日陰のメインスタンドはかなりの寒さ。バックスタンドは午後の日差しが当たり暖かそう。結局我慢できず、ハーフタイムにカイロを車まで取りに戻りました。

練習

練習前に、選手サイン入りボールをスタンドに投げ入れるプレゼント。事前に告知はありましたけど、取る気はありませんでした。個人の意見ですけど、豆まきの時とかにも思うんですが、良い大人が人を押しのけて群がるの嫌なんすよねえ。前に座ってる親父がブンブン手を振り回してて(いつも違う席なのに、この日に限って真ん前に座られた)、ボールを取るどころか写真を撮ることすら一苦労でした。こういうのは初めて来た人か子どもが思い出でゲットするのが一番。

練習風景にも何枚か入れていますが、この日の先発の中には、新加入の榊原琴乃選手の名前も。試合翌日からのU19代表候補トレーニングキャンプにも召集されている選手。プレーを見るのは初めてです。

試合前イベント

練習と試合の間には女子日本フライ級1位の佐山万里菜選手が登場。
2013年まではサッカー選手としてパルセイロレディースでプレーしていました佐山選手。ボクサー転向後も何度もUスタに訪れています。
今回は、3月30日に行われる王座戦告知の為に長野Uスタジアムに登場。
女子サッカー選手の引退後のキャリアの中でも、全く別のスポーツで成功を手にするのはあまり例がなく、三度目のタイトルマッチ挑戦と決意表明に、会場からも大きな拍手が送られていました。

入場・記念撮影

試合前のスタメン記念撮影は、榊原選手を真ん中に。

試合

前半

前半はお互いにバタバタしたというか、攻撃の迫力のなさが目についた感じ。
パルセイロレディースは、実況でも触れられていた通り、攻撃時になると右SBの奥津選手がかなり前に出る形。で、右で人数掛けるのは良いんだけど、肝心の中央に人がいない。瀧澤選手も下がってきて、伊藤めぐみ選手や太田選手もいるので崩すまではいくけど、そこまでに時間が掛かり過ぎて抉ってもあんまり効果的ではなかった。相手も人数かけて守備陣形整えてるので、ひとりふたり剥がしたところでそこまで。しかも大宮も時間が経つにつれ慣れてきたことと、パルセイロレディースの攻撃が80%くらい右に偏っていたので閉塞感が強かった。あとは、最終ラインからのパスミスが多過ぎ。受け手が全く準備できてないタイミングで長いパスは正直無駄。
大宮の方も、それほど分厚い攻撃という印象はなく、スコアレスで前半終了。

後半

後半。右サイド一辺倒に近かった前半からは改善され、左からの突破や中盤でのサイドチェンジも見られるように。1枚目の榊原選手がエリア内でシュートしたシーンは惜しくも枠外。これは外してしまったが、特に後半の榊原選手は、ボールを持った時の仕掛けが非常に良くて、タテに抜いたり中に切れ込んだり、採点あればチームで最上位の点を付けたいくらい良かった。

交代で入ったのは、川船選手と小澤選手。
川船選手がワントップ気味?で小澤選手は左サイドに入ったタイミングで榊原選手が中央に。
足の速い2選手を入れたなら、前半やっていた最終ラインからのタテポンをエリアの角あたり狙ってればリスクも少ないしシュートも打てそうだと思ったけど、この日のパルセイロレディースはFWがサイドに出張ってでもライン際の突破に拘っていた・・・のか大宮にそうさせられていたのか。後半押し込んではいたものの、何かチグハグな印象。あとは左の守備。新加入の選手が前にいたのもあってか、岡本選手が攻守ともに若干元気がなく、奥川選手と試合中に話し合う場面も。後半は双方にポストやバーを叩く惜しいシュートもあったけど、試合はそのままスコアレスドローで終了。

試合後

大宮の選手がアウェー側ゴール裏に挨拶の後、望月選手がホーム側ゴール裏に走ってきて挨拶。望月選手は2017年に加入後2年間長野でプレー。正GKを務めた時期も長かった選手。

アウェー大宮側の応援席には、村社選手のユニとハンガーが。

他にも大宮には五嶋京香選手と山崎円美選手と村社汐理選手が元長野ですが、五嶋選手と山崎選手はケガの影響か長野遠征は帯同せず、村社選手は試合の数日前になって現役引退が発表されました。十文字VENTUSから残った数少ない選手で、WEリーグ1年目は結構試合に出ていた記憶もあります。何なら最後に長野来て欲しかったなあ・・・。

この日から、マスク条件とは言え声出し可能に。ゴール裏からの声援も、メインやバクスタからのワンプレー毎の歓声も戻ってきました。
あとは・・・勝って気持ちよく帰りたい笑

言いたくないけど集客の話

※こっから下は文句が多いので、見たくない方はここで終了してください。
 INAC社長の安本さんのtweetをお借りしております。

882

入場前の待機列でも、入場後に会った人たちも口々に話していた「人が少ない」。この日の入場者数882人。リーグ中断前のホーム最終、ノジマ戦が1,012人だったから、130人減ったことになります。
前述のようにアウェーとはいえJ3開幕と日程丸被りしたこともありますが、それにしても酷い。

もうひとつお借りします。
かつて、トップリーグであったなでしこリーグ1部で、昇格から2年連続来場者数トップを誇ったクラブがありました。AC長野パルセイロレディース。
最多入場者数は、2016年5月8日のINAC戦、6,733人。あれからもうじき7年。シーズンも佳境に入る時期に全盛期の10分の1にまで観客数が落ち込むのは悲しい。しかし数字の推移を考えれば有り得る話。
コロナのせい?女子サッカー人気全体の凋落?それもあるけど、一番はクラブ。集客に対する不満が来ている人から溢れるってなかなかないですよ。他クラブでは行っている(というかパルセイロ男子チームでもやっている)コロナ関連の禁止事項緩和も異常なくらい遅い。練習見学が3年間で1回だけ。もう別の世界線におるよ笑。
リーグ再開を知らない。新加入選手の名前も顔も知らない。スタッフ変わってるのも知らない。応援してる人ですらこれ。新加入選手の記事を書けと昔言われたこともありますけど、私は所詮ただの物好き。本丸から情報が出て来ない限りは書くこともありません。
クラブに何言っても響かないから言うの止めたっていう先輩も何人もいるけど。私は出禁になるスレスレまで書きますよ笑。


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