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懐かしい面々のプレー。いけとま引退記念試合

2022年11月26日、長野Uスタジアムを会場に、
AC長野パルセイロレディースOGvsAC長野パルセイロシュヴェスター
の試合が、11時30分キックオフで開催されました。

試合前

この試合は、同日午後開催のWEリーグの前座として行われた、 池ヶ谷夏美選手(現、レディースGKアシスタントコーチ)と泊志穂選手の引退記念フレンドリーマッチとして開催されました。
ただ、ひとつ前の紹介記事でも書いた通り、なかなかレアで豪華なメンツが集まったこともあり、当日のメインスタンドで見ていても、結構客席に人が入っていました。目算ですが800前後は来てたんじゃないかなあ。前座としては異例の客入りです。

懐かしの横断幕

ホーム側ゴール裏には、今回参加するOG選手の横断幕が。能本さんの初めて見たかもしれない笑

快晴

願ってもない青空。午後に行われたWEリーグの試合の公式記録での気温が19.7℃。この時期としては異常な暖かさで、日向にいると暖かいを通り越して暑いくらいの、絶好のサッカー観戦日和でした。

ベンチ入り

記念試合専用ユニフォームを着た選手がベンチ入り。長くサポやってる人ほど思い出の詰まったメンバーが続々。殿の御付の者はお約束のオヤジこと井原さん。

メインスクリーン

メインスクリーンにも引退記念フレンドリーマッチの画像が。
今回集まってくれたOGは既に競技としてのサッカーを引退した方も多く、内山智代選手のようにパル感で大勢のサポに挨拶をして送り出された人もいれば、公式HPのコメントひとつで去っていった人もいて、それらの人たちにとっても引退試合の意味合いを持っていました。だからこそ、走れなくても審判でもボールパーソンでも監督でも何でもいいから、野口美也さんとか橋浦さつきさんとか、サポーターに人気のあった方も来て欲しかったんですが、さすがに全員は無理か・・・。

選手入場

シュヴェスター入場

この日の対戦相手、下部組織のAC長野パルセイロシュヴェスターが先に入場。憶測ですが、年明けに全国大会を控えていることもあり、前半は普通に試合、後半は池ヶ谷コーチに「北海道とかアメリカとか遠くから来てくれてるんだから、分かってるよな?」と言われたかどうか不明ですが、OG側に花を持たせ(後述しますが試合形式もメチャクチャに笑)お互いケガしないように、という感じでした。

15人それぞれの映像がスクリーンで流された後、こちらも名選手で、かつてレディースの練習にも付き合ってくれていた大橋さんの呼び込みにより一人ずつOG入場。

15人バージョン

OG側の記念撮影。他、家族やVIP入りの写真やシュヴェスターと一緒の写真など3パターン撮影。

試合

前半開始

OGチームのキックオフで試合開始。

15分ハーフだったんですが、最初からスタミナ切れの選手がOG側に笑
それでも、高須&児玉のダブルボランチがしっかりしていたこともあり、前半はそこそこちゃんとした互角の試合に見えました。

で、前半終了間際に泊さんのクロスからコーナーキックに。

1点目

横山選手の蹴ったコーナーに、少し前から交代出場していた小山さん(田中選手と交代したのでキャプテンマークも巻いていた)が凄い勢いで走り込んでのヘディングシュートが突き刺さり、OGチームが先制。敵も味方もビックリ笑
小山さんは山梨学院大学4年生の頃、特別指定選手としてUスタでの1試合とアウェー1試合に出場。翌年入団も6試合の出場で引退。このゴールが長野Uスタジアムでの初ゴールとなりました。

歓喜の中、前半終了。

ハーフタイム

ハーフタイム中には、大橋さんによる選手いじり。

後半開始

後半、なぜか再びOGチームのキックオフ笑。内山朋香選手(ビーチサッカー現役)から内山智代さんへ往年のダブルうっちーのパス回し。競る気があまりないとまさん笑。
この辺から、観客の一部がざわつき始め、大橋さんも実況で「なんか多くないか~」と。途中で数えたら12人笑。結局後半半ばからは15人全員出ていて大橋さんが「ベンチには誰もいな~い」と実況笑。この辺はフレンドリーマッチということで細かいことは気にしない。

多分、最年長の能本さんもサイド際でスピードを見せてのクロスなど見せ場。フットサル県代表やクラブチームでまだ走ってるだけあって現役さながらでした。

対応した神津選手も笑っちゃってますが、自分で出したボールをコーナーと言い張るとまさん。

仕方なく主審も、副審の飯島選手(シュヴェスター)もコーナーに。大人ってこわい。

2点目

もうだいぶアバウトになってきたこの試合。逆サイドからのショートコーナーを横山選手がクロス。ファーでとまさんが折り返し・・・が、大きな放物線を描いたボールは誰も触れずそのままゴールへ笑

ここで、なぜか泊選手から少し離れたところに他の選手が集まり・・・?

かめはめ波のゴールパフォーマンスでした笑。ここだけ倒れた方の選手を撮ってたので、とまさんのポーズは他の観戦者の方のSNSなどを見てください。しかしこんなところでミラクルを起こす、さすがの泊志穂。

最後はアシストの横山選手と歓喜の抱擁。
横山選手は2017年シーズン中にドイツへレンタル移籍、泊さんは2017シーズン終了後にオーストリアに移籍。以降交わることのなかった長野名物の2トップが、2022年のピッチに甦りました。

3点目

更に、DFからボールを奪った横山選手がGKとの1対1を落ち着いて決め、OG側が3-0とリード。こんなに笑顔の殿見るのも久し振り。

更に、右サイドを突破した能本さんからの絶妙のクロスを横山選手がダイビングヘッドも枠を捉えられず。大の字で悔しがる。

4点目

続いては、若干ネイ○ールチャレンジ気味にPK獲得笑。自らの2点目かと思いきや・・・。

打ち合わせがあったのか、キッカーは池ヶ谷GKコーチに。いつも指導しているGK吉原選手を捕まえて何やら指令。大人って怖(ry

指令抜きでも決められたんじゃないかってくらいガチ気味に右隅にPKを決めた池ヶ谷コーチ、Uスタ初ゴール笑。

またもやゴールパフォーマンスっぽい流れだけど、今回は藤村さんが捕まって?

藤村さんは人間ボーリングの球でした笑。投げた池ヶ谷コーチは早々に自陣へ。後ろ姿も照れくさそう。

現在はサッカースクールコーチをされている姿をInstagramで見られる内山智代さん。笑顔が指導者な感じ。

エリア外のボールを飛び出してとまさんの決定機を阻止するGK吉原選手。点差は付けられたものの(相手どんどん増えるし・・・)局地的にはシュヴェスターも良いプレーをいくつも見せてくれました。

5点目

最後はドリブルから横山選手が決め、2得点2アシスト1PK獲得と全得点に関与したところで試合終了。OG組が大人の権限もフル活用し5-0と大勝しました。

試合終了後

ここで試合終了。シュヴェスターの選手ともハイタッチや会話。横山選手と、シュヴェスターの10番北沢選手。何を声掛けられていたんでしょう笑。北沢選手は中学3年生の頃の2019年、下部組織登録でレディースでのリーグ戦デビューも果たしています。

観客に向け、15人を代表して池ヶ谷コーチと泊さんの挨拶。そのまま、2人には花束贈呈。泊さんは「(海外からの復帰後)Uスタでのゴールと、甥っ子とスタジアムに入場するのが夢だった」と挨拶で語っていて、花束贈呈後には甥っ子さんを含めたご家族での記念撮影もしていました。

最後は、ゴール裏でのラインダンス(歌えないのが残念!)に記念撮影などなどお祭りムードで終了。
在籍8シーズンの池ヶ谷コーチを筆頭に、パルセイロレディースとなった初年度の2010年シーズンを除く全てのシーズンを網羅した今回の15人。現役さながらのプレー見せてくれた選手、足がもつれてボールに届かない選手など様々でしたが笑、ここでプレーする楽しさ、喜びを思い出したように皆笑顔だったことが、見ていた私たちにとっても凄く嬉しい30分でした。遠路はるばるかけつけてくれた(前々日や前日に長野入りしてくれた方も)皆さん、ありがとうございました。

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