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ハラスメントは言葉遊びじゃない

何度でも繰り返すハラスメント。宝塚の件も、やっと謝罪に至りました。
自衛隊も勇気を持って告発したのに、勝訴したあとも、同様の事件が続く。

そして組織では、次々と研修を実施。でもやっても変わらないんだよね~、の声。

研修では、実際に意識の改革をするのは難しい現状はあります。そして、こういう言葉はNG、これはOK,という具体的な事例をあげていきます。
でも、これをいくらやっても、すべて網羅することはあり得ないのですね。

そもそも私たちが、人から浴びせられる言葉で「え?(怒)」と感じる言葉って、その言葉自体だけではないんです。

その言葉の裏にある「その人の本心」が垣間見れるからなんです。

言葉じゃないのです。
いくら「ハラスメントを起こさないような言葉遣い」を学んだところで、人が感じる違和感は、言葉じゃない。
その後ろにある「感情」「気持ち」から自分を軽んじてるのか、差別感を感じてしまうのですから。

ハラスメントを起こさないために大事なことは「使っちゃいけない言葉」を知るのではなく、「相手を軽んじてみている自分に気づくこと」、これが大事なのです。悪気がなくても、許されるものではありません。

大人にもなって、自分の言葉に責任が持てない人は、一人前とは言えません。自分の発する一言一言に、責任を持つことは当然のこと。
自分より若い人であろうと、役職が下の人であろうと、自分がお客であろうと、「人間 対 人間」に上下関係で軽んじることなく人とかかわることが当たり前の人間としての活動であること、そこに気づくことなく、この問題は解決しないのだろう、と思います。

そうなったら、世界から戦争もなくなるのに・・・・


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