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アイスクリーム依存症ってご存じ?

まだ梅雨のはずなのに、気温は30℃超えが当たり前になってきています。こんな日は やはり冷たいものばかり食べたくなってしまいますね。
ところで、アイスクリーム依存症ってご存じですか?

これは砂糖依存症でもあるのですが、甘いものを食べていないといられない、という依存状態のことです。

中でもアイスクリーム依存症は イライラしたり、落ち込んだりしたら、必ずアイスが食べたくなる。食べないといられないという状態です。

依存症と聞くと 薬物やアルコールなど 社会的にマイナスなイメージのものを想像しますが、アイスも???と思われるかもしれません。

でも、実はこれ とても危険なのですよ。

ストレスが溜まって甘いものを食べたくなるなんて 当たり前、と思いますよね。私も そう思います。

でも「依存症」というのは ただの好き、よく食べる、とは違うのです。

#これがないと生きていけない
#欲しくて欲しくてほかのことが考えられない

ここまできてしまうと、依存症 という いわゆる病なのです。

もし、自分の「好き」が「依存」に近いくらいの強迫観念を感じるようだったら、ちょっと意識して 少しその「好き」なものから離れてみることをお勧めしますよ。

アイスクリームだって 食べ過ぎれば 当然糖分の取りすぎ、乳脂肪の取りすぎで 肥満、高血圧、糖尿などの体の病気になってしまいますから。

かくいう私も 食べることが大好き。
だから、できるだけ手作りを心掛けています。夏はアイスクリームも食べますが、なるべく自分でかき氷を作るようにしています。シロップは手作りした砂糖控えめの梅ジャムにしたり、かき氷用の氷自体に、好きなフルーツを切って豆乳とはちみつをまぜた氷を使ってシロップは使わない、とか。

口にするものはできるだけ自分の目で理解しているものにしています。
・・・と まあ 多少なりとも健康に気を付けながら 暑さ対策をしているわけです。


さて「依存症」に戻りましょう。
依存症を止めるためには、その行為を止めてみる、しか方法はありません。

ですから、自分で「ちょっとやばいかな」と思ったら、少し止めてみるのがいいと思います。
毎日アイスを食べていたものを1週間食べないでみるとか。
その代わり別の物に依存の対象が移るのは意味がありません。

勿論、食べる時間を減らすために ジムに通ってみよう、というのは 体にもいいことなので 問題はないでしょう。
アイスの代わりにチョコにした・・・では、何の意味もありません。

そして、もし難しいようだったら、依存症の病院に行ってみることをお勧めしますよ。

私が心配していることは 依存症自体というより 依存症になってしまった「理由」がそこにはある、ということ。

薬物やアルコールの依存もそうです。
反社会的な行動だ、と非難する前に、そうせざるを得なかった日々の生活の問題があったのでは? 

薬やアルコールで 一時的な快感を感じるしか、辛さや苦しさから解放されなかったその人の気持ちを考えると、もっと早く何か方法がなかったのかな。。。と。

「依存症」は ただの結果でしかない、と思うのです。

それをせざるを得なくなってしまった問題、そして長い時間の苦しみが きっとあったのだと思うのです。

誰かに話すことはできなかったのか・・・
  味方になって一緒に悩んでくれる人はいなかったのか・・・
    それ以外に解消する方法はなかったのか・・・

結果にばかり焦点を宛てた報道を見ていると、2回目、3回目と薬物依存の人たちが 逃れられなくなってしまう理由がわかる気がします。

社会的に悪いことをした人は 「悪い人間」 というレッテルを貼られてしまったら、その人は 普通の生活に戻してもらえない。

だから また悪い人たちしか 周りにいなくなる・・・ そうして繰り返す。

依存症から抜け出すためには 社会の見る目も変える必要があるのではないかと。

これって うつ病を発症する人を見る目と同じなのですよね。
昔、会社でうつ病になってしまった社員を見る目が、まるで「怖い人を見る目」だったのです。 彼はただ病気になってしまっただけなのに、なぜそんな目をされなくちゃいけないのか?
そこから社員教育をはじめてから、社員全体の「見る目」が変わっていきました。

「あの人 うつ病らしいよ」  と遠巻きで見る目から・・・

「なんか最近元気ないよね。うつ病らしいんだよね。何かやることないか、課長に相談してみるよ」   という会話に変化。

要するに、人は わからないものについては 「怖い」=「離れる」

でも、ちゃんと理由がわかると 「助ける」に変わっていく。

薬やアルコール依存で 狂暴化してしまったら 離れることをお勧めしますが、危害を加えられるわけでないのなら、レッテルで再起を邪魔するのではなく、温かさと厳しさで元の生活を支援するほうが、同じことを繰り返さない人を作っていくことができると思います。

そういう合理的で生産的な社会に成長していけたらいいのですけれどね。


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