手紙要点

催眠療法であの頃のシーンが出てきた。
これこれこんなシーンだ。
忘れたとは言わせない。

自分だけが被害者だと思ってるなら大間違い。
未だにトラウマケアをやってる。


でもオレは誰を責めるつもりもない。
真実を知りたいだけ。

あの時なんでああなったのか、
何がきっかけでうちはおかしくなったのか、
それが知りたい。

悪者にしたままでいたくない。
言い分を聞きたい。
色んな観点から見て公正に判断したい。

親にも落ち度があったのか、
社会や環境が悪かったのか、
聞いた上で「いやそれはワガママやん」と思う可能性だってもちろんある。
でも聞かないと分からない。

確かに過去は変えようがないけど、
「一生許さん」と内心コッソリ固執するのと「そうだったのか」と分かって前に進む(進む方向を決める)のとは違う。

進む方向の判断材料が足りない。
真実が知りたい。


振り返るのすら嫌だというのももちろん一つの選択だろう。
その選択をするならそれも尊重する。
そしてそういう選択を尊重する場合、進む方向は"決別"になるだろう。
オレはオレの視点から見た限り姉が悪者だとしか思えないが、本人がそれに反論する気もないらしいのでやっぱり悪者だったよねと納得し、それをいいことに一生親をコキ使う不健全な関係性を親自身も望んでるそのフィールドにオレは戻らない。
オレはオレの回復の道を進む。

どうか、人生を前に進める選択を出来ますよう。

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