見出し画像

【詩】出張届

叱られて
傷ついて
眼の前のことが手に付かなくて

すみません
ちょっと一週間ばかり
頭んなかを走って巡ります

神経の隅々から出張届のような
液体が分泌されまして
満たされて
充たされて

気分をごまかそうと
独り言に花が咲く
消しゴムが折れて
ひび割れるくらいに

消した言葉が
頭の中に還ってくる
そして満たされる

その時の空は
青さを引き立たせるような
真っ白い雲が疎らに
流れているようです

僕の中の空は
いつ雨雲を迎えるんだろう
いっそのこと
嵐と雨風で何もかも
流してくれりゃいいんだが

そんなときに限って
鍵盤ハーモニカが軽やかに奏でる
溜息が少しずつ漏れて
そして
ふっと
吹き出す

そんなシナリオ

ふふふ
ふふふ

あと6日
何して過ごそうかな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?