受信と送信

心神耗弱は言い訳、波長導通が本質

殺人事件(京アニ放火殺人事件)などで、心神耗弱のことが取り上げられて責任能力の有る無しが議論される。これも、原因の前の原因まで考えることなく、直接原因となった所だけで考えているからだ。要するに、自分の中にマイナス事情として取り込み、他人のせい、環境のせいだけで考えることで犯罪は起きてくる。犯罪を犯す側も、それを議論する側も、自分以外の所に責任を持ってくることで、自分自身に責任能力があったかどうかのことになってしまう。
まさしく、不毛な議論であり、仏教的な因果の理法を無視している。
自己責任の部分を軽く見ているのだろうが、これを理解するためには、心の法則とか、霊的世界の法則とかを知る必要が有る。要するに真理を知らなければ、このような犯罪も、このような議論もいつまでも続くだろう。
司法制度の中で議論が繰り返されているが、こんな話を聞くたびに情けなくなる。

真理を知るとは、どういうことなのか。
人はどこから来て、どこへ行こうとしているのか。
そこに目的としているモノは何なのか。
目標、使命は有るのか無いのか。何を成すために生きているのか。
どのような世界の中に私たちは存在しているのか、その世界は具体的にどのような世界であるのか。
この世界観を精査しない限り、ちぐはぐな事が起こり続けるでしょう。

前提となる世界観が違うことで、様々な考え方があり、意見が分かれる。
真理のことを考えず、間違った世界観を背景とすることでとんでもないことが起こる。世界観には、大きく見ると二つの世界が有る。
唯物論で無神論の場合と唯心論、有神論の違いだ。
これは、左派(唯物論・無神論)と右派(唯心論・有神論)とに分けることもできるだろう。もちろん、きちんと分かれるモノでなく濁り水の如く混在しているけれど、静かにおいておくと、やがて濁り部分は下に沈むようなものだ。

もっと具体的に言えば、死後の世界の有無という考え方の違いがある。
死ねば全てが終わり、自分自身も消えて無くなる世界と、死んでも魂は残り、良きことも悪しきこともその責任はその魂が負わざるを得ない世界とがある。
真実は、世界宗教になっている宗教では、表現は違っていても必ず天国地獄は在るとされているように、認識は違えども間違いなく真実として在る世界だろう。
仏教は、細部にわたり説明が成され、因果応報というように、転生輪廻を含めて循環して、誤魔化すことは不可能だという。


この京アニの事件でも、心神耗弱状態を言い訳にして無罪を主張しても、この因果応報の法則から逃れることはできない。
どんなに酩酊していようが、精神が錯乱状態であったとしても、その責任が問われる世界が必ずある。

そもそも、人の心の問題を唯物論的に見てしまうと、そのような行為に至った原因を表面的な原因を見るだけで終わってしまいかねないのだ。
仮に霊的に見ることが出来なかったとしても、量子力学で常識として言われていうに、全ては粒と波の状態があり、波の状態として情報があり、エネルギーが在り、心の波動が在り、波長が在るということを考えるべきだろう。

ラジオやテレビや携帯電話の電波が環境を覆い、受信機の波長を合わせれば受信できるように、人の心にも、受信機と送信機としての装置が備わっているようだ。
心の波長をどの波長を合わせる事が出来るかで違ってくる。テレビやラジオだけでなく、様々な放送局が現実には在るということであり、良い放送局も悪い放送局もある。
天国からの放送局も有れば、地獄からの放送局もある。
色んな放送局の電波というか、霊波と言えばよいのか、何もないと思われている世界、空なる世界、この現実の世界には、想像を絶するような膨大な情報で満たされている。

私たちを取り巻く世界には、目には見えないが「空」としてしか表現できない膨大な情報とエネルギーが在り、波として存在している。
その波のどこに波長を合わせているかで、その波の影響を受ける。
インターネットで考えれば簡単だ。ネットサーフィンでどんなサイトにもアクセスできる。そこには良いサイトも悪しきサイトもある。どこに踏み込むかはそれぞれの自由に任され、悪しきサイトにばかり訪れていると習慣になり、簡単にアクセス出来てその世界の影響を受けるようになる。

心とは、簡単に言えば同じようなモノだろう。
フラクタルと言えばよいのだろうが、とても似ている。

要するに、原因と思われるその前に原因が在るということだ。
原因の積み重ねで、戦争も事故も犯罪も起きる。
心の法則を知り、因果の流れを知り、霊的世界の本質を知っておれば分かることなのに、唯物論が世界を覆うために深く物事を考えることが出来なくなっている。目先の結果と、直近の原因ばかりを見て判断する癖がついてしまっている。
これは言い換えると、左脳的な視点でだけ見て、右脳的な視点が欠落しているからだ。

この右脳的な認識と左脳的な認識のアンバランスで、悪しき波長の放送局の電波(霊波・波動)ばかりを受信するようになる。
今、世界中で起きている悪しき現象は、全て、このような仕組みの中で起きている事だろう。

悪しき放送局(地獄界)の放送ばかりを拾うために、悪霊、悪魔たちにそそのかされて、現実に悪事に加担することになる。
唯物論、無神論が蔓延するために、神々の願いと反対のモノに周波数を合わせる人が増えている。

もっとはっきり言うならば、左派(唯物論、無神論)であるか、それとも右派(唯心論、有神論)の違いで世界は二分されている。
もっとはっきり言えば、悪魔たちと、神々との対立が激しくなっているということ。

神々は、良き波動を世界に充満させようと努力しているが、簡単に言うならば、左派(唯物論、無神論)の人々は、その程度にもよるけれど悪しき波動に同調しているということだ。右派(唯心論、有神論)の人たちは、もちろん、その認識のレベルにもよるけれど、神仏の発信される波に同調しやすくなってくる。
このせめぎ合いが、聖書で語られている最終戦争に関わってくる。
ハルマゲドンということだが、これは、最終戦争というけれど、その戦争で核兵器が使われ世界が滅びてしまう事が予言されているが、
その原因となる前の原因として、それぞれの個人の中ですでに起きている。左派(唯物論、無神論)と右派(唯心論、有神論)の人々の中間で揺れている人々の争奪戦でもあるのだろう。

しかし、この争奪戦は、左派の方が有利であり、右派の方は部が悪い。
なぜかというと、目先に餌をぶらさげられると左派の人々の方が簡単に懐柔されてしまうからだ。

典型的なモノがアメリカで起きている。
トランプは、信仰心があり、右派だ。
ただ、共和党の大部分は、右派と言われているけれど、偽物であり、左派(唯物論、無神論)の人が多いように見える。
RINOと言われている人々だ。

バイデンは、完全に左派(唯物論、無神論)だ。
自分たちを優勢に持ってくるために、大統領就任後メキシコとの国境封鎖を止め移民政策を推し進めた。しかし、現実に多くの問題が起きてきたために国境の壁をトランプがやったように建設しなくてはならなくなった。
左派に同調するような人を国内に入れ込み、選挙にも参加できるようにして、トランプを阻止しようとしている。

このトランプとバイデンの闘いは、前の選挙から起きていた。
日本国内でもこの二つの勢力への評価が違う。
当然、その背景、その原因には、唯物論、無神論を背景に持ってるか、
唯心論、有神論を背景にしているか、その程度で違ってくる。

神なる存在を信じれるかどうか。
客観的に物事を考えることが出来るかどうか。
簡単に死後の世界など無いだろうという人が増えているが、この認識の違いは、のちに大きな責任として各人に降りかかるだけでなく、世界の命運を決める大きなハンドルになることを肝に銘じるべきことだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?