唯物論

朧豆腐は形あるものと言えるかについての考察

ひさとしメンバーのアンサーが面白くて、もう一つ悪ノリを重ねてみる。

人は、歩くために、ステップを踏むために、二本足である。三本足だと、安定しすぎて、動けない。動くためにこそ二本足であり、二本足だからこそ、立つという行為が、揺らぐを含む行為となる。

揺らぐからこそ、立てる。立つために、揺らぐ。

善があるから悪がある、なんて話にしたら、まんま老子の教えになってしまうが、まあ、そういった類の話をし

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唯物論について

https://twitter.com/lenin_bot/status/1074235961658114048?s=21

レーニンのこの記述は、哲学用語を使うと、「唯物論による物質の認識論的概念」です。
我々は「弁証法的唯物論」の立場に立つと言っていますが、その「唯物論とは何か」について書いたことがなかったですし、ほとんど誰も適切な解説を与えてくれていないので、この場を借りてそれを試みたいと思

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ポストヒューマン/ロージ・ブライドッティ

"わたしたちは実際にポストヒューマンになっている。あるいはわたしたちはポストヒューマンでしかない。"

しばらく前から明確に、いまの時代にあったことをしたいし、いまの時代が必要とすることをするべきだと思うようになっている。そんななか、このロージ・ブライドッティの『ポストヒューマン 新しい人文学に向けて』は、いまの時代に何を考え、何をなすべきかを問うための1つの方向性を提示してくれる1冊だった。

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はじまりとおわり

随分と経ちましたが、2019年が始まりました。
2019年は私にとって変化の年でもあります。
2月の中旬で今の職のおわりがあり、新しい職のはじまりがあるからです。
私は南半球はオーストラリアのシドニーに行って参ります。
7年ぶり、2度めの海外生活の始まりです。何年を向こうで過ごすかは決めていませんが、「はじまりとおわり」です。

前述のように、人生には何でも「はじまりとおわり」があるわけです。

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科学的唯物論

なぜ今の世の中には科学的唯物論が蔓延しているのでしょう。なぜ見えないものはないと切り捨てるのでしょう。
 そもそものきっかけは、1760年代から1830年代にかけてイギリスで起こった産業革命です。このときに機械技術が驚異的に発展し、機械万能主義になり、見えるものしか見なくなったのです。つまり科学的唯物論です。
 その産業革命が欧米を席巻し、重商主義が益々強固になり、植民地支配がさらに進みます。その

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四方対象/グレアム・ハーマン

2018年もいろんな本を読んだ。

ちょうど1年前の年末年始にかけて読んだのはゲーテの『ファウスト』(書評)だった。19世紀初頭に書かれた、この作品はあらためて近代という、人間と世界のあいだに亀裂が認識された世界が明確に描かれていた。
「ありとあらゆる道徳観念が、耐えがたいまでの重荷を負わされ」、「たえず、神の権威と、直接、関係づけられ、「罪という罪は、極微小の罪にいたるまで、宇宙世界と関係づけ

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現実の中の幻想、幻想の中の現実

幻想的なもの、きれいなもの、儚いもの、懐かしいもの。そういうものに、ずっと憧れてきた。神話や伝説、民話や魔法譚。スコットランド・ハイランド地方の風景。夢で見た、どこよりも美しい場所。3歳くらいの時に見たアニメ『ふしぎの海のナディア』。

 そういうものに触れたり、考えたりすると、気持ちがどうしようもなく浮足立つ。

 ぼくの憧れは度を越しているとは思うけれど、それでも、幻想的なものに、リアルじゃな

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マテリアル・セオリーズ/北野圭介編

物事の捉え方のアップデートが進行中である。そのことは誰もがうすうす気づいていながら、それほどちゃんと言語化できていないことだろう。
かくいう僕もそうだ。普段から文化史的なものに興味をもっているから、現代の変化もわかっているつもりになっていたが、この『マテリアル・セオリーズ』を今週ささっと読んでみて、そのわかっているつもりの浅さを確認できた。
「わかっているつもり」とちゃんと考えてみることのあいだに

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アニメート

本選びの勘が当たった時というのは思いのほか嬉しいものだ。

フリードリヒ・キットラーの『ドラキュラの遺言』を読み終わったあと、それに関連するものを読みたいなと思ってたところ、本屋で『マテリアル・セオリーズ』という本がたまたま目をひいた。映画・映像理論の研究者・北野圭介さんが中心となった対談集で、目次を眺めてなんとなく興味をひかれたので購入。

すこし読み進めて、こんな記述を発見したときは「当たり!

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Trump政権が誕生して間もなく、国際政治学者なる者が嘘を喧伝して泡銭を稼ぐ。

東京大学の国際政治学者の三浦瑠璃が、Trump政権誕生後、法人税が問題だと再三再四述べていたが、問題はTariffで、TPPで、American Lobbyistが政権を取って、民主党非主流派が共和党非主流派に政権交代。Obama政権のTPP案に反対だと共和党からClaimが上がった。憲法改正出来ないのは、The United States of Americaのせいではなく、国内の自称英米派が抵

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