アサシン毒スキルの命中率について
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0xA9629745298B11d077958e2950260Afbd3296A6F■ はじめに
現在のアサシンは、主に「毒」と「睡眠」のデバフを用いて強敵の行動を阻害しつつ「毒」の割合ダメージで大量のHPを削るという役割を持っています。
ここで「器用を上げることでデバフの命中率は上昇するのか？」という疑問が生じます。実際にX（旧Twitter）でも検証や考察するポストが何件か見られましたが、統一見解には至ってないようなので微力ながら私も検証の一助となるようにデータを集めて考察をしてみました。
本記事はあくまで私の見解です。実際に利用される場合は、ご自身の判断で最適な選択をするようお願いいたします。また、私も検証素人なので注意していますが、間違ったデータの集め方などをしてしまっている可能性を否定できません。もし、気になる点があれば、どんどん指摘をお願いいたします！
■ まとめ
アサシンの毒スキル「猛毒の吹き矢」「猛毒手」の毒の効果についてのまとめです。結果だけ知りたい方はこちらをどうぞ。
「毒」の命中率は器用には依存せず、器用をあげても命中率は上がらない。または、器用の命中率への影響度は誤差に埋もれる程度に小さい。
「猛毒の吹き矢」と「猛毒手」の「毒」の命中率に差はない。または、現在の試行回数では誤差に埋もれる程度に小さい。
「猛毒の吹き矢」はスキル説明に「一定確率」と記載があり、「猛毒手」にはそのような記載はない。一見違うように思うが実際は差はない。
「猛毒の吹き矢」の「魔法攻撃」と「毒」は独立しており、「魔法攻撃」がヒットしなくても「毒」は入る。
「毒」の命中率は、対象の毒耐性にのみ依存していると考えられる。
「毒」にはクリティカルがない。
「毒」が命中した場合に毒耐性が上昇するということはなく、連続して「毒」スキルを使っても「毒」の命中率は下がらない。
「毒」とは関係ないが、「魔法攻撃」の命中率が95%でキャップしているように見える。95%が命中率の限界なのかもしれない。（95%に達していればそれ以上器用をあげても意味はなく、95%に達していなければさらに器用を上げる余地がある？）
■ 課題
試行回数が少な目なため統計における過誤の懸念がやや大きい。試行回数を増やして精度を高めたい。
「精神」は「各種耐性」を上げる効果があるため、「精神」を下げることで「毒」スキルの命中率が上がるか？（兜割り系スキルのデバフスキルへの影響度）
「睡眠」や「麻痺」は「毒」と同様に考えられるか？（特に催眠連波）
実際のユーティリティであるドラゴンタワーのモンスターで同様の結果が得られるか？
■ ワイバーンL25（毒耐性：低）
・実測データと誤差
・器用によって「魔法攻撃」の命中率に差があるか？
→ 帰無仮説が棄却され、命中率に差がある（器用を上げることで命中率が時上昇した）と言える。
・器用によって「毒」の命中率に差があるか？
→ 帰無仮説は棄却されず、現状の試行回数では命中率に差があるとは言えない。
・同じ器用で「猛毒の吹き矢」と「猛毒手」の「毒」の命中率に差があるか？
→ 帰無仮説は棄却されず、現状の試行回数では命中率に差があるとは言えない。
■ メテオゴーストL21（毒耐性：高）
・実測データと誤差
・器用によって「魔法攻撃」の命中率に差があるか？
→ 帰無仮説が棄却され、命中率に差がある（器用を上げることで命中率が時上昇した）と言える。
・器用によって「毒」の命中率に差があるか？
→ 帰無仮説は棄却されず、現状の試行回数では命中率に差があるとは言えない。
・同じ器用で「猛毒の吹き矢」と「猛毒手」の「毒」の命中率に差があるか？
→ 帰無仮説は棄却されず、現状の試行回数では命中率に差があるとは言えない。
■ その他／メモなど
検証中「毒」のログについて「クリティカル」の表記は見られなかった。
検証中「毒」のログは「命中した場合」と「抵抗された場合」の２種類のみ。
「猛毒の吹き矢」で「毒」が入った直後に「猛毒手」を使用しても命中率は変わらない。
検証は「猛毒の吹き矢」と「猛毒手」を連続して使用して行った。
条件を均一にするために自身の器用が低下するデバフがかかった場合のサンプルは除外した。
条件を均一にするためにモンスターに何らかのバフ／デバフがかかった場合のサンプルは除外した。
■ 補足１（確率の偏りによる体感の罠）
確率は少ないサンプルだと偏りが生じます。少ないサンプルを体感として捉えると実際の値と乖離してしまう危険性があるのでご注意ください。
以下は今回の検証中に実際に見られた偏りの例です。この例では本来の命中率が11%前後に場合でも、20サンプルだけ抜き取ると局所的には命中率は30%〜35%に達したように見えます。
ですので、見たい数値にもよりますが、最低でも100サンプルはデータを取って体感に頼らない方法で確率を捉えることをお勧めします。
■ 補足２（試行回数の積み上げによる確率の収束）
以下は、メテオゴーストL21の実測データです。「猛毒の吹き矢」はデータ取得直後にヒットが続き、一方で「猛毒手」はヒットがなかったため、この部分の命中率だけを抜き出すと差が大きいように感じます。
以下は各スキルの命中率に誤差（信頼区間95%）を重ねたものです。最初はサンプル数が少ないので誤差が大きく、命中率の平均は25%ですが、誤差は43%ほどあるので、真の命中率は「0%＜命中率＜68%」の中にある可能性が高いということになります。
ここで「可能性」と表現したのは、そもそも誤差を信頼区間95%で算出したからです。これは100回施行すると95回は真の命中率は誤差範囲の中に入りますが、残りの5回はこの平均値から外れるということを意味ます。
200回の試行を終えた段階では命中率の平均は11%、誤差は4%ほどになり、同じ試行をした場合、真の命中率は100回中95回は「7%＜命中率＜15%」の間に入るだろう。という結果が得られたことになります。
以下は同様に「猛毒手」の命中率の平均に誤差を重ねたものです。
以下は試行回数の積み上げによる統計量の推移です。統計量zを用いると二つの確率が同じと仮定した時に、確率の差がどのくらいの頻度で起こるかを定量的に示すことができます。統計量は数値が0から離れるほど珍しい事象であることを意味します。
|z|=1.96は100回中5回くらいの頻度であることを示し、そんなに珍しいことが起きたなら二つの確率は同じじゃないってことにしよう（有意差がある）と決めます。
今回の例では、どの区間でも統計量|z|は1.96未満なので「うーん。差があるとは言えないかな。」という結論になります。試行回数を増やすことで誤差の幅が狭まり、より高い精度で差の有無を判別できるようになります。
■ 補足３（ドラゴンタワー５層で確認する難しさ）
最終的には実際にドラゴンタワー５層でデータを集めるのが最も確実なのですが、想像するだけでも正確なデータを集めるのは相当難しいのではないかと考えています。
理由は相手モンスターが使ってくるバフスキルです。データを集める際には条件を揃えるのが前提条件ですが、相手モンスターのバフ効果は正確には不明と思います。例えば、防御力UPに付随して実は毒耐性が上がる効果がある。とか、攻撃力が上がる代償に精神が下がる（間接的に毒耐性が下がる）などの影響がないことを確認できないと集めたデータが正しい。とは言えないように考えます。さもなくば効果が不確かなバフが一切かかっていない状態でデータを集めなければなりません。
それ以外にも、自身に器用低下のデバフがないこと、相手に毒耐性や精神を下げるデバフをかけていないこと、デバフをかけるなら常に同じデバフがかかった状態かを逐一確認しながらデータを取得する必要があります。
相手モンスターは戦闘中は無慈悲にバフ・デバフを使ってきます。有効なデータを取得できるタイミングは相当限られた期間になることが想像できます。
それでもどうしても知りたい！という有志が私の他に３人集まったら挑戦してみようと思います。（CSサーバーに入れる人）我こそは！という方は是非お声がけください！w
■ おわりに
いかがでしたでしょうか？このデータが皆さんの冒険の一助となれば幸いです。また、ご意見ご感想、疑義や懸念はなんでも受け付けます！必要であれば追加検証も行いますし、本件に限らず気になっていることなどあれば検証したり記事を書いたりします！X（旧Twitter）までご連絡ください。
■ 寄付のお願い
重ねてのお願いとなり恐縮ですが、本検証にはかなりの時間を要しておりデータ取得だけでも１２時間ほどの時間を使いました。貴重な休日の時間内に金策を断念して検証に取り組んでいます。今後も検証を続けていくために皆さんに寄付をお願いできると幸いです。（日本人はこういった類のお願いを無視することが多いというのは把握していますので、できる範囲でお願いしします。笑）
もし、援助していただける！という方は以下のウォレットアドレスまで強化素材などをお送りいただけると幸いです。
0xA9629745298B11d077958e2950260Afbd3296A6F＊この記事を読んでステータスの振り方を変えたあなた！そう！そこのあなたです！1[USDT]ですよ！笑
以上、お付き合いをありがとうございました！
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