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【マーケのおすすめツール】Googleの超基本ツール3選

こんにちは!

スタートアップでマーケティングディレクターをしている三宅です。


本記事はマーケティングツールマガジンの第1弾です。

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数あるマーケティングツールの中でも最も有名であり、最も使うシーンが多いGoogle系のツール。

驚異的なのは高機能ながら全て無料


そんな驚異ツールですが、詳細な解説はすでに書籍などあちこち存在しているのでので

・そもそもどういうツールなのか
・マーケティングでどう使うのか
・どう導入〜運用すればいいか

など初心者〜中級者向けに解説していきます。

全体像を理解したい人におすすめです!




Google Analytics

一言でいうと:Webサイトやアプリのアクセス解析サービス

これを使えるとあらゆるマーケティング活動が効率的になる、深津さんの”効果が継続・ストックされるスキル”の「経験値1.5倍」レベルの重要スキルです


サイトやアプリを訪れたユーザーが

・どこから来たか
・いつ来たか
・どんなページを見たか
・検索/購入など、どんなアクションをしたか

などサイト上での動きが丸わかりになるスーパーツールで、サイトを運営している通販などC向けサービスから企業ホームページまで、ありとあらゆるサイトで導入されているツールです。


無料なのも最高。



Google Tagmanager

一言でいうと:タグの一元管理ツール

タグと呼ばれるコードを管理できるツールで、サイト上のHTMLコードの修正やボタンクリックなどイベント計測など様々なことが実現できます。


1番の利用メリットは「マーケとしての機動力がめちゃくちゃ上がること」で、ある程度のことはエンジニアの手を煩わせることなく実装できるのでアクションスピードが変わります。


会社規模によってはタグが乱立したりして管理工数も高くなりがちですが、

・バージョン管理
・公開前にプレビューできる

など素敵機能も備わっているので、スタートアップにはなくてはならないツールの1つと言えそうです。


これも無料



Google Optimize

一言でいうと:ABテストツール

ブラウザ上でレイアウトやテキストなどを、直感的な操作で編集することができ、編集した要素のA/Bテストを行えます。


※そもそもA/Bテストとは。

A/Bテストとは、バナーや広告文、Webサイトなどを最適化するために実施するテストの一つです。 特定の要素を変更したAパターン、Bパターンを作成し、ランダムにユーザーに表示し、それぞれの成果を比較することで、より高い成果を得られるパターンを見つけることができます。

引用元


例えばサイトに以下のような画像が出てきた場合、A案とB案、どっちの方がクリックしたくなりますか?


答えは実際に公開してみないと分かりませんが、テストを実施する際に簡単に使えるツールがOptimizeです。


やっぱり無料



導入するには…

紹介したツールは全て無料で利用することができ、導入も非常に簡単でサイトにコードを埋め込むだけです。(以下はサンプル)

<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-xxxxxxxx-x"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'UA-xxxxxxxx-x');
</script>


これは何としてでも乗り越えなければならない壁なんですが、上記の3ツールを全て導入するとなると、3つのコードを適切な場所に設置しなければなりません。


ですが先ほど紹介した通り、Tagmanagerはタグ(コード)を管理するツールなので、Tagmanagerさえ導入できればあとの2つは簡単に導入できます。


ただTagmanagerだけはサイトに埋め込む必要があります。Wordpressなどはプラグインもあるので簡単ですが、自前やレンタルサーバーを利用している場合は、エンジニアに依頼するなどしましょう。



利用シーン

ここまでで何となくどんなツールかは分かっていると嬉しいですが、更なる理解のため、以下にケーススタディ的な利用例を書いてみました。

注:色々省略しているので細かいところには目を瞑ってください🙇‍♂️
また細かな使い方などは省略して、全体イメージ理解を優先してます



例:Yahooのトップページを改善をする

あなたはYahooトップ画面の責任者です。
(責任デカそうで想像すると身震いしますが…)


最近Yahooの回遊性が下がっている(≒サイトにはくるが検索もせず、記事を読んだりもせずに離脱する人が多い)という状況です。


これを解決し、回遊性をあげるには何をすれば良いでしょう?

(本当はいろんな解決策がありますが一例を解説します!)



解決策①:現状の数値を確認する

利用ツール → Google Analytics

数値を確認=Google Analyticsの出番。

Analyticsではサイトにきたユーザー数や、読まれている記事、離脱したページなど本当に色々な数値が確認できます。


課題はYahooに訪れたが何もせず離脱している、なのですが離脱したユーザーの心理までは分からないので逆に

・見られている記事や押されているボタン

を確認して取れる数値から確認しましょう。


またスマホのYahoo画面は、上から大きく以下のようになっています。

・検索窓
・広告バナー
・各サービスボタン
・記事


数値を見ていると、記事>検索窓>バナーの順で多くクリックされているが、各サービスボタンはあまり押されていませんでした。


ここで仮説として
「各サービスボタンを消して、最もクリックされている記事の表示面積を増やせば離脱率は下がるかも?」
と考えてみることにします。

(リアルでは絶対にできないことですが、妄想なのでここではアリにします)



解決策②:A/Bテストを実施する

利用ツール → Google Optimize

A/Bテストを簡単に実施できる? そうOptimizeならね。


先ほどの通り、仮説は

「各サービスボタンを消して、最もクリックされている記事の表示面積を増やせば離脱率は下がるかも?」

なので、A案は現状のまま。B案は各サービスボタンを消したもの、にしたいと思います。

Optimizeは画像変更だけでなく、HTML要素の変更もカンタンにできるので

上記のように各サービスメニューの要素を消したB案をすぐに用意することができました。

B案だと記事数も4.5→6つと増えたので、多くのニュースが目に入るようになります。

これで回遊性UP(離脱率を下げる)に繋がる可能性が高くなりました!



という感じでGoogleのマーケツールってどんなもの?から実際の利用シーンを紹介しました。


次回はMA/CRMツールについて記事を書きますので、いいねや感想やシェアなどフィードバックを頂けると嬉しいです!


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