見出し画像

朝ドラとネジバナ

朝ドラのネジバナ

日本の植物学の父、牧野富太郎博士がモデルの
NHKの朝ドラ,”らんまん”に
大好きなネジバナが登場しました。

高知から舞台がはじまるオリジナルドラマです。
主人公がこの花とめぐり合うのは
里山のすこし薄暗い森のなか、木漏れ日のさす場所でした。
近くには古びたお社もあります。

ピンクのネジバナを見つめる主人公・nhk+より    白色もあるそうです

ネジバナを見つけた万太郎(藩校に入学の歳)は
嬉しそうに「今年も、咲いちゅう(咲いている)!」と
腹ばいになって小さな花のかわいらしさと
ねじれ具合のちがい、、、右巻、左巻を
不思議がって観察し、むちゅうで話しかけていました。

登場はほんの数場面でしたが
「わ~ネジバナ、ネジバナ~!」、、、
わたしも「かんどうしたのよ」と
フィクションと分かっていても
主人公と一緒によろこんでしまいました。
子役の演技にひきこまれましたよ!

わがやのネジバナ

わがやのネジバナは

地植えのネジバナ・冬葉の上に、勢いのある夏葉・お花は中央から伸びてくる茎につきます 

大きく平べったい、ちょっとふ入りもある短い冬葉から
花をつける夏葉の細長い左右の若葉が
たくさん勢いよく顔をだしています。

夏ごろに真ん中にす~と茎がのびて背丈は15,6センチ位になり、
らせん状の花をつけます。

野生ランで雑草といわれたりしますが
ラン科ネジバナ属の多年草です。
          
鉢植は霜に注意がいるようですが
地植えでは葉も枯れず雪にもまけません。

はじめて目にしたのは
夏の大沼公園(函館近郊)の道端でした。
     
子供ではなかったので
万太郎のように腹ばいにならずに(笑)立ち止まり、
じーっと見入ってしまいました。
一輪が5ミリほどの花びらが蘭そのもで
大発見の気分とねじねじの花付きにもおどろきました。

いちど園芸店で見つけ移植しましたが
育ちませんでした。

自然界では丈夫な花でも移植に弱いそうです。

それで根の近くの土を落とさず多めにつけたまま
二株いっしょに植えてみると
毎年咲いてくれるようになりました。

去年はなんとこぼれ種からなのか、
あちこちに背筋をのばした可愛らしい姿がみられました。

下から数輪咲いたときが
いちばん好きです。

花言葉と和歌

ネジバナの花言葉は”思慕”、、、

万葉集や百人一首の「おもいうた」にある
「根都古草」や「もちずり」が
「ネジバナ」をあらわすそうです。

ですが歌の世界では解釈もいろいろで
「ねつこぐさ」は「翁草」とか
「もちずり」にも別の解釈があるようです。

国文学の専門家ではないので
詳しくはわからず、ごめんなさい。

 参考までに以下 和歌二首 です。
芝付の御宇良崎(みうらさき)なる根都古草(ねつこぐさ)
逢い見ずあらば吾(あれ)恋めやも    作者不詳 
                 万葉集・巻十四・三五〇八       陸奥(みちのく)の信夫(しのぶ)もちずり誰ゆえに
乱れそめにし 我ならなくに   河原左大臣(かわらのさだいじん)
              百人一首・十四番歌 古今集・恋四・七二四


青春時代に「ネジバナ」と
「ねつこぐさ」や「もちずり」等がよまれている歌にであっていたら、
花言葉の甘い感傷と相まってドキドキしていたかもしれませんね、、、


バアバのこの頃、
花言葉の”思慕”、、、”思いしたう”のは?
殿方ではなく、、、花々となりました。(笑)


見出し画像は
ryoukoyunoki様に変更いたしました。
ありがとうございます。

今回はこの画面をコピーできました!

この「朝ドラとネジバナ」をたくさんの皆様に読んでいただき
ありがとうございました。
思いがけない「CONGRATULATIONS」のおしらせが届き
うれしいです。
これからも マイペースでnoteをづづけますので
どうぞ 宜しく!



この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?