絵菜

都内在住。39歳。夫と息子の3人暮らし。 綺麗事なしに感じたままを書いています。 一日…

絵菜

都内在住。39歳。夫と息子の3人暮らし。 綺麗事なしに感じたままを書いています。 一日の終わりに、お酒片手にまったりと読んでもらえれば。

最近の記事

理性の渦

他者から自分がどう評価されて、どう思われているのかを何よりも気にして生きている。 社会人になってから、自分が評価されることに優越感を覚えたのと同時に、裏で見下げられる人がいることを知った。そのカーストが、自分のモチベーションにつながっていたのは間違いなくて、人を見下げて、自分を上げることが何よりも気持ちが良いことを知ってしまった。 仕事も人間性も、周囲から求められる理想の理性や価値観が一番正しいと思い、それに応えるために時間と労力を使って自分の体裁を保ってきた。 おかげ

    • 婚活異端児。

      私は33歳で結婚している。私は自他認める肉食女子。肉食なのに釣った魚に餌をやらないことはさておき、完全に男脳で恋愛するタイプの人間だ。 これまでの恋愛歴を同僚に話すと、目から鱗みたいな顔をして、そういうのもアリなんですねーと興味深く話を聞いてくれた。 なかなか斬新みたいなので、需要はないが婚活世代の価値観をぶった斬って、皆様が良い縁に恵まれたらと思うので書いてみようと思う。 出会いの場は大人数で。対面が基本 最近はアプリが先行しているが、とにかく時間がかかる。相手を見つけ

      • 胸を張って戦闘力ゼロでいよう。

        子供が産まれ、仕事を時短勤務にした。 産前は全ての業務を完璧にやりこなせていたけど、今は時間の制限があるため例えて言うなら10通りある業務にのうち、5通りしか担当出来ない。 加えて、1年間の育児休業中はどっぷり子供の世界観でしか頭を動かしていなかったものだから、久しぶりに大人社会用のモードを変えても、全く頭が働かない。復職当初は人と上手く話せず、言葉が上手く出ないこともあった。一日中子供と過ごし、いかに大人と会話をしていなかったのかを痛感する。 戦闘力が落ちた私に、想像通

        • 妊婦とエロス。

          一年前、私は妊婦だった。 妊婦になると、知り合いからも知らない人からもあれこれ助けてもらえることが多く、人々の優しさに有り難みを感じることが殆ど。 一方で突如話題に上がるようになったのが、性の話。(具体的には営みの話だけど) 女性からは大半、いつ生まれるの〜性別はどっちなの〜何ヶ月なの〜といった当たり障りのない質問をされるが、中には「私は排卵日狙って頑張ってた」とか「まーもう今は妊娠するための行動がないからね」など、おっぴろげて話してくる人がいた。しかも、これまでたいして

        理性の渦

          男と女。付加価値。

          深夜に、経血の付いた下着を漂白剤に漬け込んでいるときにふと思った。 女性って、男性に比べて付加されてること多いよなって。 子供を産める機能っていう、最重要スペックを持ってることが全ての要因なんだけど。 この機能があることで、女性は生理があるし、性交と妊娠の現実感も持つし、結婚も気にするし。独身でいいの?て自問自答もしてしまう。 男性が持つ最重要スペックって、お金と仕事、この二択しかない気がする。  妊娠も結婚も、男性にはリミットはあるようでない。このリミットは身体的な賞味

          男と女。付加価値。

          シンパシーは来世に。

          当時、結婚して五年目。 詳細は伏せるが、私は夫に嫌悪感しかなく夫婦生活に関して不幸だった。 夫が嫌いだったが、夫を選んだ自分も憎かったし、状況を改善出来ない自分に落胆する日々だった。 仕事と不幸な家庭との往復。これが私の人生だった。 ほんの少しの出来心で、某サイトに立ち寄るようになり、ほんのひと時でも今の生活を忘れさせてくれて自分を認めてくれる人を探すようになった。 大半は体目的の男ばかりで、なにも消化出来ない日々だったが、ある日彼が訪れた。 彼と私はチャット上ですぐに打ち解

          シンパシーは来世に。