パリでのとある週末。
天気がよいので、どこかへ散歩に行ってみよう。
お、ジャット島ってメトロで行けそうだ。

ジョルジュ スーラ  グランド ジャット島の日曜日の午後

パリにある島とは見聞きしてました。パリに行くようになってガイドマップを見たらパリ北西のセーヌ川にそれはありました。

メトロ３号線から歩いてグランド ジャット島へ

メトロ３号線の終点から歩いていきます。
メトロの駅にはだいたい周辺案内図があって毎度お世話になっています。

地図の上を流れているのがセーヌ川で川の中州がグランド ジャット島。セーヌ川を渡ると左手（南側）にデファンス地区の高層ビルが見えました。

Alexandre NOZAL

ジャット島へ行ってみるとけっこう大きな島でした。　グランドだ！
案内図かと思って見たら、絵画の案内でした。

これは知らない人だけど左下になにやらヒントが。これは島のなかでいくつかこうした案内があるってことでしょうね。スーラだけじゃなく、モネやシスレーって名前もあります。

島の先へ行ってみた

ひとまず島の先端まで行ってみました。

流れをみるとこれは先端だけど、下流だから尻尾にあたるのでしょう。

Georges SEURAT グランドジャット島の日曜日の午後

次にありそうなパネルはスーラ！　

これはすぐに行き着きました。
そうしたら、　いきなりグランドジャット島の日曜日の午後が登場！

スーラのこの絵はすごく推敲重ねた、スケッチをたくさんしたって読んだことがあるので、たぶんここだけが絵の舞台じゃないんだろうけど、画面構成を思うと、島の左側に水面があってとかここが主なモチーフなのでしょう。

アルバート グレーゼ

アルバート グレーゼ　　うーん、知らない。　次行ってみよう。

Georges SEURAT その２

島の西側の川沿いを歩いていきます。
川沿いの のんびりした いいところ。　
次が見えてきましたその次もスーラ。

Claude MONET

その次はモネ。
川沿いの風景 って感じはスーラの絵に通じる感じがします。

 川沿いをさらに行くと次が見えてきました。
公園？休憩スペースみたいになっているところ。
これはアルフレッド シスレーでした。

Alfred SYSLEY

シスレーらしい風景画 これはジャット島から向こう岸を描いたのかな？

ジョルジュ スーラ 通り

島の中ほどまで来ると住宅街で都市化されています。
ジョルジュ スーラ通りかぁ いい通り名だなあ。

島がけっこう大きいので東岸のスーラの残り２つを探すことにしました。実はパネルが簡単にみつからないのでオリエンテーリングをしてる気分。

Georges SEURAT その３

住宅街の公園奥の街灯の下にパネル発見。
これもスーラ。画面構成からこのあたりがモチーフなのでしょう。

Georges SEURAT その４

大きな橋をくぐってもうひとつのスーラ探し。
このあたりは市街地化しています。

ここから島に入ったら色々な絵のモチーフの島とは感じにくかったかも。
このあたりは川もがっつり護岸されていて、周囲も市街なので、絵の雰囲気を感じにくいですがまあ、スーラが絵を描いたのは１００年以上前なので想像を豊かにします。

島にある絵のパネルを探しながら、川沿いや公園を眺めながらの休日のよい散歩になりました。