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寮生活について(136期 荻内)

こんにちは。2年漕手の荻内杏奈です。
ボート部が他の体育会部活と一番異なる点は、寮生活だと思います。私も入部を決める際はそこが一番の不安でしたし、去年の新歓でも一番のネックだと感じました。ですが、寮生活はそんなに悪いものではないです。今日はそのことについて書きたいと思います。

私は中3から高1まで父親とドイツで二人暮らし、高2から高3までは日本で一人暮らしでした。ドイツの時も父は出張が多かったのでひとりのことが多かったです。そのため、他の人に比べたら家族と暮らしていた時間が短かったと思います。「なんだ、もとから一人暮らし慣れてるんじゃん」と思われるかも知れませんが、全くの反対で、大学入学前に再び家族と暮らし始めてからは、もう二度とあんなに寂しくて辛い思いはしたくないと思うようになっていました。

そんな私ですが、入部してからホームシックになったことはありません。オフの日はすぐ家に帰れるからです。私の実家は戸田と大学の中間地点にあるので、入寮してすぐの頃はほぼ毎日朝練と午後練があるのにも関わらず授業の空きコマを駆使して週五回も帰宅していました(笑)。今考えると往復の時間が勿体無いと思ってしまいますが、こんなことをするのも可能だという話です。正直、週一くらいで帰った方が親が優しくしてくれるのでそっちの方がいいとは思いますが(笑)。

また、常に近くに話し相手がいてくれるというのも最高です。みんなでおしゃべりしながらご飯を一緒に食べたり歯磨きを一緒にしながら他愛もない話で爆笑したりするのは楽しいですし、遊ぶときの服やメイクを周りの人に確認してもらうことができるのはとても助かります。寂しいと思うことはありません。かといって、プライバシーがないわけではありません。練習外の時間はみんな自分のベッドでゴロゴロしたり勉強したりして自分の時間に使っています。特に女子寮は静かなので私は自分の部屋で一人でゆっくりするのが好きです。

「寮生活」と聞くと戸惑ってしまう人が多いとは思いますが、個人的には一人暮らしでもなく実家暮らしでもないちょうどいい環境なのではないかと思います。一緒に切磋琢磨し努力する仲間がずっとそばにいてくれるだけで、私は力になります。そんな仲間と最後まで一緒に励まし合って頑張りたいですね。


読んでいただきありがとうございました。

136期
荻内杏奈

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