新NISA投資戦略③

いつもご覧いただきありがとうございます。
来年から新NISAが始まるということで、どのような形で投資をしていけばいいかを勝手に考える記事となっております。

今回は、成長投資枠を用いた新NISA戦略を考えていこうと思います。

投資家はそれぞれ、資金的な制約があると思います。
月に30万円投資出来る人がいれば、月に1万円くらいしか投資出来ない人もいるのが現実です。

その制約の中で考えられることは、積立投資枠の年間120万円程度を投資資金に回すことが出来ない方、又は投資に回さない方はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)等の投資信託を優先して購入していく方が、資産形成上有利であり、投資戦略はとしては合理的であると考えます。

次に積立投資枠120万円を上回る投資余力のある投資家(積立投資枠を用いた投資をしたくない方)は、成長投資枠で何を購入するか選択肢が生まれてきます。
①投資信託
②ETF
③個別株

おそらく大多数の方が積立投資枠と同様の投資信託を購入することが多くなると思います。
それ以外の方で、ETFや個別株も購入してみたいなという方に向けて少し考えていけたらと思います。

新NISA制度を用いて投資することを前提として、長期間の金融商品を保有するので、基本的に価格が右肩上がりのチャートになっているETFや個別株を購入することが望ましと思います。

ETFだとすれば、米国市場に上場している、VTやVOO等のETFが、日本市場であれば証券コード1547上場インデックスファンド米国株式(S&P500)等を購入されることを検討する方も多いと思います。

ですが、これらのETFは配当が少し出ることと、経費率が若干安くなることがメリットであり、同じ指数型の投資信託を購入することと特段に大きな変化はないように感じます。

もし、成長投資枠を用いて商品を購入するならば、高配当型のETFだと面白いと感じます。
米国市場だとVYM、HDV、SPYD、VIGといったところでしょうか。
高配当型のETFの最大のメリットは分配金が比較的多く支払われるために、資産収入が発生することが挙げられます。また、増配傾向が強いETFだと将来にわたって増配効果も得られます。
デメリットは時価の上昇が少ない事と、再投資の効果が弱いということです。

資産形成上、投資信託を購入するよりも不利になりますが、分配金があることで、現在のキャッシュフローは増えることになるので、生活は豊かになります。

よく高配当ETFや高配当株は新NISAでは不利と記載されることが多いです。
ですが、金融商品を購入するうえで一番難しいのは出口戦略です。
高配当型の投資ならば、配当が出されることによって、非課税効果を配当で受けることによって享受することが出来ます。
投資信託ならば、売却した時にのみ非課税効果が享受できます。

よくよく考えてみてください。お金は使ってこそ価値のあるものです。
命がいつまでも続くのならば、非課税効果を繰り延べることは有用だと思います。
ですが、死んでしまうと自分自身に非課税運用効果は享受できなくなります。これって本当に価値のあることなのでしょうか?

今を豊かにしたい人にとって高配当型の投資は一考の余地があるのではと思います。

次回は成長投資枠を用いて大きなキャピタルゲインを狙いにいく戦略を考えたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。


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